Bot 開発ログ

🛠️週次報告(2025/8/15~8/22)

今週は、新botの開発進捗は足踏み気味でした。

実fillをとってアルファ検証するまでが遅かったり、そもそもその準備に過度に時間を割いてしまっていることが原因です。

最低限の基盤を使い回しながら最小限の実fillをとって開発を進めるスタイルを確立させていくのが来週の目標です。

📅 8/15〜8/22の行動サマリ

8/15(金)前後

  • 活動整理: 8/9〜15の活動をまとめ、進捗レビューを実施。
  • 改善提案: 不可解な数値(0–270msなど)の修正・再評価を行い、次週の開発計画を立案。
  • 自己レビュー: 「稼ぐ最短経路を詰める」という観点で、自分の筋の悪い部分を洗い出し、翌週の改善テーマを設定。

8/16〜8/18

  • 複数Botの並行開発
    • MMbot: 制御エンドポイントやKPIメトリクスの整備。監視と自動停止の仕組みを導入。
    • ショート系bot: Fill率・EV集計・通知運用ルールなど、運用負荷を下げる工夫を議論。
    • CEX/DEX Arbbot: 命名統一、ログ出力の整理、per-SOL変換の実装確認。
    • Hyperliquid清算スナイプbot: p95やkeep%改善、insufficient_kinds対応などの課題に集中。
  • レビューと自己分析
    • 技術的実装だけでなく、「戦略選定が稼ぎに直結しているか?」という観点で再評価。
    • 「筋の悪かったポイント」を毎日振り返り、翌日の開発に反映させる姿勢を確立。
🛠️開発記録#282(2025/8/16)本日の作業ログ

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🛠️開発記録#283(2025/8/18)本日の開発ログ

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8/19(火)

  • 開発ログ#284: MMBotを中心に基盤70%完成(接続・認証・Config.mode追加・Runner.enable_live)。
  • 清算スナイプbot: selftest実行→レジストリ初期化の問題調査。
  • CEX/DEX Arbbot: 命名・規約整備、スキャナ出力安定化。
  • 短期評価: 「稼ぐ最短経路」での筋の悪さを自己分析。技術栈だけでなく戦略そのものを再点検。
🛠️開発記録#284(2025/8/19)本日の開発ログ

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8/20(水)

  • 開発ログ#285: 全体達成度30〜40%。最小LiveでEV>0を証明するまで残り3〜6週間と見積もり。
  • 振り返り: 「まだ利益は出ていないが基盤は整ってきた」と評価しつつ、複数bot開発を継続。
  • 自己認識: 「専業4ヶ月半」「AIの力を借りてここまで来た」と自覚。
🛠️開発記録#285(2025/8/20)本日の開発ログ

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8/21(木)

  • 集中開発デー
    • MMbot: REG統一、multiprocess Gauge修正、poller起動証跡追加。
    • Arbbot: 実弾canary直前の最終チェック。logging粒度調整、efficiency改善タスク。
    • ショート系bot: sell_flow=None, samples=0問題の修正。
    • オンチェーンスナイプbot: 危険ポイント(代替メトリクス判定、Prometheus rules未読込、ポート統一)を一気に修正。
  • 外部サーバー稼働の検討
    • レンタルサーバーでの低遅延・堅牢回線確保タスクを整理。
    • 「Cursorで解析しつつ、稼働は外部サーバー」で進めたい方針を確認。
🛠️開発記録#286(2025/8/21)本日の開発ログ

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8/22(金)

  • 開発ログ#287: 公開ログまとめ開始から1週間。
  • 開発進捗
    • MMBot: Exporter統一、Prometheus連携、主要KPI分離(attempt/ACK/reject/fill)。
    • Arbbot: logging改善、動的調整の落ち着き方を再確認。
    • ショートbot: Slack通知の明確化(撤退/様子見)、日次ネットEVの“ひとこと報告”導入。
  • 自己分析
    • 「監視基盤の整備が目的化している」リスクを指摘される。
    • 「まずは実FillとEV>0という現実を作れ」と再認識。
    • 開発の方向性を「収益化の実証」へ収束させる意識が明確化。
🛠️開発記録#287(2025/8/22)本日の開発ログ

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🔎 全体レビュー(8/15〜22)

  • 良かった点
    • 毎日「筋の悪さ」を自己点検し、翌日の改善につなげる開発フローが確立した。
    • Botごとに「基盤→KPI可視化→EV実証」という共通の枠組みで進めており、収束プロセスを管理できている。
    • インフラ・監視・通知の整備が進み、実運用に耐えうる下地が整いつつある。
  • 課題
    • インフラ偏重で「利益を出すアルファ」に直結していない場面が散見。
    • 開発対象が多岐にわたり、リソース分散による「最初の実P/L>0実証」が遅れている。
  • 達成度
    • 基盤構築: 70%達成
    • 最小LiveでEV>0実証: 未達成(目標3〜6週間以内)
    • 収益化: 0%(アルファ未発見段階)

👉 結論として、この週は「基盤整備と自己レビューの精度向上」に大きく進展がありました。
ただし、プロbotterとしての本懐=P/L>0の最初の証明はまだ先。
次週は「収束 → 実証」に強制的に舵を切ることが最優先です。

8/23〜29の重点タスク

🎯 全体目標

  • 最小Liveで「net EV≥0」を観測すること
  • 収益化の第一歩を実証し、開発が“基盤整備”から“収益追求”にシフトする。

🔑 優先順位タスク

1. 実Fill → EV確定フローの強制完成

  • 目的: 「実際に動いて、利益計算まで出る」現実を確立する。
  • 具体タスク
    • MMBot: FillイベントからPnL計算までのパスをテスト&修正。
    • Arbbot: CanaryでFillが来たら即EV出力できるようloggingを粒度調整。
    • ショートbot: sell_flow=Nonesamples=0など、Fill未発生系のバグを確実に潰す。

2. 日次EVダイジェストをSlack通知で完成

  • 目的: 「1日1回、Botが自分で稼働評価を報告する」体制を作る。
  • 具体タスク
    • 日次集計: EV ±bps / Fill率 / 稼働ステータスをまとめる。
    • 通知ルール: EV<0は「撤退」、EV>0は「Safe」と表現。
    • 「運用者が数字を見なくてもBotが語る」仕組みを完成させる。

3. テスト環境から本番環境への昇格判定フロー

  • 目的: 「いつ昇格すべきか」のルールを明示し、曖昧な運用を避ける。
  • 具体タスク
    • Canary(最小ロット)での評価指標を定義(例: net EV≥0かつFill率≥60%を2日連続)。
    • 昇格基準を満たさなかった場合は即「縮退」(停止 or パラメータ修正)。
    • Slackに「昇格 / 縮退」報告を出す。

4. 収益直結のアルファ探索タスク(最小限)

  • 目的: 「基盤だけ整備→稼げない」状態を避け、P/L改善を狙う。
  • 具体タスク
    • MMBot: スプレッド検出の閾値をAdaptive化(固定閾値ではなく流動的に最適化)。
    • Arbbot: エッジ機会を10本手動Fillして「真のbps分布」を確認。
    • 清算スナイプbot: insufficient_kinds改善のため、検出ロジックを強化。

5. 外部稼働環境の検証

  • 目的: 「Cursorで解析・開発」「外部サーバーで稼働」の分業体制を試す。
  • 具体タスク
    • 候補サーバー選定(低遅延回線あり)。
    • Docker化した最小構成Botを1つだけ外部サーバーで回して安定性テスト。
    • ログ&Slack通知が正常に届くことを確認。

🚨 落とし穴チェック(今週避けたい罠)

  • 監視基盤偏重: PrometheusやExporterに時間をかけすぎて、Fill/EVが進まない。
  • 無限パラメータ調整: KPIが安定する前に設定値をコロコロ変えて検証不能になる。
  • 複数Botの欲張り稼働: P/L実証前にリソースが分散し、最初の「稼ぎ」観測が遅れる。

✅ 今週の成功条件

  • 1回でも「net EV≥0」の日次報告をSlackで受け取る
  • これが達成されれば、「基盤」から「収益化」へ正式にフェーズ移行できる。

👉 方針としては、MMbotかArbbotを軸に1つだけ“最初の稼ぎ実証”に集中するのがベスト。
複数botを並行して仕上げたい気持ちがあるが、この1週間は「初勝利」にフォーカスした方が投資対効果が大きい。

また、作り込むbotと研究枠として取り組むbotが混在しているため、捨てるタイミングと基準を決めて開発リソースを割り振ることも必須。(この期間やってダメだったら一旦開発ストップして次のbotを作る、などはすでに実装済み)

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