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仮想通貨ウォレット「MetaMask(メタマスク)」とは?

2022年3月22日

MetaMask(メタマスク)とは、暗号通貨を管理するためのソフトウェア。ものすごく簡単に言うと「暗号通貨専用のお財布(ウォレット)」のことです。暗号通貨を管理するソフトウェアは数多くありますが、その中でも圧倒的に使いやすいのが魅力です。

けれども、その仕組みや使い方をしっかり理解しておかないと、思わぬところで大きな損失を出してしまう可能性があります。

今回は、MetaMaskの基礎知識アカウント作成のやり方使い方の注意点を初心者にも分かりやすく解説します。

この記事を読むと分かること

  • MetaMask(メタマスク)の仕組み・特徴
  • MetaMask(メタマスク)の登録方法
  • MetaMask(メタマスク)の使い方
  • MetaMask(メタマスク)のメリット・デメリット
  • MetaMask(メタマスク)を安全に使う方法

MetaMask(メタマスク)とは何か

暗号通貨を管理するソフトウェア

「メタマスクが暗号通貨のお財布(入れ物)である」という認識は、実はちょっと違います。ビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨は、ブロックチェーン上のデジタルデータ。その取引の履歴はデータ上に全て記録されています。ブロックチェーンの性質上、そこから切り離して暗号通貨を保存することは非常に難しいことなのです。

では、メタマスクは何をしているのでしょうか?

答えは「暗号通貨にアクセスするために必要な情報の作成と保存」です。メタマスクにアカウントを作ると「パブリック・キー」と「プライベート・キー」が作成されます。この2種類の「キー」をコンピュータに保存し、暗号通貨の取引を行うときに使えるようにするというシステムになっています。

そこにお金が入っているわけでない

つまり、メタマスクの内部に暗号通貨が保存されているというのは誤解です。

この仕組みを知っておくと、ハッキングや詐欺のリスクを大きく下げることができます。

参考:What is MetaMask?(メタマスクとは何か?)←英語が得意な方は、この記事を読んでみて下さい。動画も併せて視聴することで深い理解が得られます!

とはいえ、少額の運用だけなら、大枠の認識は「暗号通貨専用のお財布」でOKです。

特徴

イーサリアム系のウォレットである

メタマスクは、イーサリアムというブロックチェーン(ネットワーク)に対応したソフトウェアです。そのため、イーサリアム系の暗号通貨だけを取り扱うことができます。一口に暗号通貨と言っても、実は様々なブロックチェーン上で動いているのです。

例えば、ビットコインはイーサリアムとは別のチェーン上で動いているので、メタマスクでは扱うことはできません。しかし、その問題を解決するための手段が実装されています。

補足

イーサリアムはその登場時、これまでのブロックチェーンの弱点だった「通信できるデータ量の制限」を打ち破ったチェーンでもあります。2022年現在では、暗号資産で不動の人気を誇るポジションを確立しています。

対応するネットワークの拡張ができる

メタマスクが画期的なのは、別のブロックチェーンにも対応した機能を拡張できるという点です。メタマスクで取り扱うネットワークを新たに登録することで、別のチェーン上で動く暗号通貨が使用可能になります。現在対応しているネットワークには「バイナンススマートチェーン」や「ファントム」「ポリゴン」「アバランチ」などがあります。(ビットコインは、現在のところサポート対象外です)

対応するネットワークを拡張することで様々な暗号通貨を扱うことができるので、暗号通貨を管理する上でとても便利なのです。(ネットワークの追加登録方法については後述)

多くの人が使っている

メタマスクは2022年1月には、月間アクティブユーザーは3000万人を超えています。過去4ヶ月で42%の増加率を誇ります。使う人が多ければ多いほど、そのサービスがブラッシュアップされていくであろうことを考えると、今後もますますメタマスクの機能向上が期待されますね。

また、メタマスクを提供しているConsenSys(コンセンシス)という企業は、2022年3月には4億5000万ドルの資金調達も達成しています。企業評価額は70億ドル。資金を集める力が大きいということは、企業がそれだけ信頼されていることを示しています。

 

なぜ人気なのか?

既に大きなシェアを獲得しているメタマスクですが、それを支える土台がしっかりしているため、今後もますますサービスを充実させていくことでしょう。人気なものがどんどん人気になっていくという流れの中にあると言えます。

メタマスクが人気の理由

  • イーサリアム系のウォレットだから
  • 対応ネットワークの拡張ができるから
  • メタマスクを支える企業の信頼性が高いから
  • 多くの人が使うことで、今後もブラッシュアップされていくことが予想されるから

MetaMask(メタマスク)の登録方法

登録の流れを解説します。準備するものは、PCGoogle Chromeのウェブブラウザ。誰でも無料でできます。作業時間は5分程度。(App Storeからはスマホ版のアプリがインストール可能です)

登録のステップ

  • Google Chromeののウェブストアにアクセス
  • メタマスクをインストールする
  • アカウント開設の手続きをする

Google Chromeのウェブストアにアクセスして「拡張機能」→「MetaMask」のアイコンをクリック。

↓すぐに見つからない場合はこちらから

MetaMask - Chromeウェブストア

「Chromeに追加」をクリック。

画面右上のパズルのピースのようなアイコンをクリック。「拡張機能」→「MetaMask」のアイコンをクリック。(自動的に立ち上がる場合もあります)

「開始」を選択。

セットアップ画面が立ち上がるので「ウォレットを作成」を選択。

「同意する」を選択。

パスワードを作成←絶対に忘れないように必ずメモしましょう!

動画を見て注意事項を確認。日本語字幕にも対応しているので安心!

秘密のバックアップフレーズ(12個の英単語)の確認」。

超重要

「秘密のバックアップフレーズ」は、必ずメモしておきましょう。一字一句間違えないように注意。順番も間違えないこと!また、今後誰かにこれを聞かれても、入力を求められても絶対に教えたり入力したりしてはいけません。これが流出すると、メタマスク内の暗号資産が奪われてしまいます。唯一、入力する機会があるとすれば「ウォレットを自力で復元するときだけ」です。(後述)

12個の英単語を順番通りに選択→確認。

お疲れ様でした!登録完了です!

MetaMask(メタマスク)の使い方

最低限これだけは抑えておきたい機能は6つあります。どれも簡単にできることなので、順番に見ていきましょう。

入金

メタマスクの「ウォレットアドレス」をコピー。

宛先に貼り付け。今回はCoinCheckの口座からETH(イーサ)を送金します。

「送金額」を入力。「手数料」も確認。

要注意

最初は最低限額で入金テストをしましょう!手数料負けしていますが、後で大きな損失を出すリスクを回避するためだと思えば安いものです。

2段階認証を求められるので、コードを入力→「確定」を選択。(口座開設した段階で登録が済んでいるはず)

メタマスクで確認。さっきまでは0.003ETHでしたが、、、

0.004THになりました!無事、入金完了です。これで安心して大きな額を入金できますね。

出金

送りたい暗号通貨(トークン)を選択。今回は、ETH(イーサ)という暗号通貨を出金してみましょう。

ETH(イーサ)を選択。

送金先のアドレスを入力。コピペ推奨。1文字でも間違えるとお金が消えます。

送金する金額を入力すると、手数料が表示されます。内容に間違いがなければ「確認」を選択。 2段階認証を済ませて送金完了です。

要注意

ここでも、まずは最低限度の総金額でテスト送金しましょう。また、ガス代(手数料)が高いときには、むやみに送金しないようにすることも大切です。

アカウントの復元方法

PCが故障してしまったり、Chromeからメタマスクを削除してしまった場合でも大丈夫!シークレットリカバリー(バックアップ)フレーズを入力することで、メタマスクを復元することができます。

メタマスクを再度インストールする。MetaMask - Chromeウェブストア

「ウォレットをインポート」を選択。

「シークレットリカバリー(バックアップ)フレーズ」と「新しいパスワード」を入力して「インポート」をクリック。

復元完了です。

補足

一度ウォレットを作ったら、わざと削除して復元するプロセスを確認しておくことをお勧めします。バックアップフレーズが正しく記録されていたかどうかを確認することができます。また、この作業を通して、他人のウォレットを奪うためには「12個のバックアップフレーズ」を盗めば良く、パスワードは必要ないということもはっきりと理解できるからです。バックアップフレーズを流出させると、悪意のある誰かにパスワードを書き換えられて、そのウォレットは2度と安全な運用ができなくなってしまいます。

ネットワークの追加方法

初期設定では、イーサリアムネットワークにしか対応していません。別のチェーン上で動く暗号通貨を管理するためにネットワークを追加設定する必要があります。

【初心者でも安心!】PancakeSwap(パンケーキスワップ)でDeFiを始める方法にて実例とともに紹介しているので、併せて確認してみてください。

画面右上の「イーサリアムネット」→「ネットワークを追加」を選択。

5つの項目を入力し「保存」をクリック。

ネットワークに「BSC Mainnet」(ネットワーク名にて入力したもの)が追加されていることを確認して、切り替えてみましょう。

新しいネットワークが追加されて、別のチェーン上で動く暗号通貨が管理できるようになりました。

設定画面で、確認・変更することができます。

アカウントの追加方法

画面右上のアイコンをクリックして、「アカウントを作成」を選択。

「アカウント名」を入力して「作成」をクリック。

新しいアカウントが追加されました。

接続を解除する方法

「画面右上のアイコン(縦に三つ並んだ丸)」をクリックして「接続済みのサイト」を選択。

「接続解除」をクリック。

接続が解除されました。

MetaMask(メタマスク)のメリット・デメリット

使いやすいメタマスクですが、メリットだけではありません。デメリットも理解することでより安全に利用することができます。

メリット

操作が簡単

無駄のない洗練されたインターフェースのおかげで、初心者でも直感的に使うことができます。機能面において使いやすさと分かりやすさは何よりも大切。簡単な操作で入金と出金ができるのはとてもありがたいことですね。スマホ版のアプリも出ているので、暗号通貨の確認や取引が手軽にできる点も嬉しい!

拡張性が高い

対応するネットワークを追加できるので、様々なサービスを接続する財布を一括で管理できます。メタマスクに追加できるネットワークは「アバランチ」や「ファントム」など。これらは、現在もクリプト界隈の未来を引っ張っていく可能性を示し続けているプロジェクトを展開しているものばかりです。

複数のアカウントが作れる

お手軽に複数のアカウントが作れるのもありがたいですね。ハッキングや詐欺のリスクが高いクリプトの世界では、リスク分散が一つの対抗手段。使う目的ごとにアカウントを使い分けることができるので、それがそのままリスク管理につながります。(これを発展させた方法は、後述する「安全な使用方法」にて)

ハードウェアウォレットに対応している

ソフトウェアウォレットであるという最大の弱点を補うために、ハードウェアウォレットに対応しています。LedgerやTrezorなどのデバイスと組み合わせて使うことで、安全性が一段と高まります。これらは、一度設定・登録をしてしまえば「ハードウェアウォレットの接続」をして「デバイスのロックを解除」するだけで、メタマスクをより安全なお財布として使うことができるようになるのです。(後述)

デメリット

管理がハイリスク

ソフトウェアウォレットという性質上、メタマスクに資産を入れっぱなしにするのはお勧めできません。何かの拍子にウィルスに感染したら、そこから資産が抜き取られるリスクがあるからです。メタマスクは、あくまで資産の中継地点という認識で扱うようにしましょう。入れておく資産は少額にしておくことをお勧めします。

PCでの管理が前提

スマホのアプリも出ていますが、メインで操作するならPC環境をお勧めします。使い込んでみると分かることですが、取引の履歴やそこに関わる情報などを詳細に確認する必要が出てくるときがあります。それを確認したいときに、スマホでは操作ができない場合があります。大事な資産を動かすことが前提なので、基本的にはPCで操作するという前提でいた方が良いでしょう。

操作ミスは自己責任

送金先のアドレスを一文字でも間違えると資産が跡形もなく消えます。そして、それは誰も補償してくれません。DeFi(分散型金融)の世界はまだまだ発展途上で、ミスしたときに補償するシステムが整っていないのです。大きな額を送金するときには「まず少額を送ってうまくいくかどうかを確かめる」ことと「指差し確認」の2つが鉄則です。

手数料が変動する

暗号資産の価値は大きく変動するのが当たり前。取引手数料が示されますが、それはマーケットやネットワーク全体の取引量に応じてその時々で変動することがあります。また、暗号通貨自体の価値も日々変動しています。頻繁に取引をする方は、手数料の方が大きくなってしまわないように気をつける必要があります。

MetaMask(メタマスク)の安全な使用方法

初心者でも「絶対に押さえておくべき!」というポイントをまとめていきます。結論としては、自分で積極的に情報を取りに行くことが1番のリスク管理になります。しかし、クリプト界隈は情報更新のスピードが非常に早い世界。毎日情報を追いかけていく時間を確保するのは大変なので、本質的な部分を押さえてリスク管理をしましょう。順番に解説していきます。

要点

  • 暗号化の重ねがけ→ハードウェアウォレットの併用
  • リスク分散→プロフィールを使い分ける
  • 接続の解除→使う時だけ繋ぐ

ハードウェアウォレットと併用しよう

大きな額を運用したり、高額なNFTなどをウォレットに入れっぱなしにしておくのは危険です。Ledgerなどのデバイスをあわせて使うことで、より一層安全性を高めることができます。DeFiなどで本格的に運用したり、投資目的で暗号通貨を触っていくつもりなら、ハードウェアウォレットは必ず使うようにしましょう。公式ホームページから新品を購入しましょう。中古品はウィルスが仕込まれている可能性があります。

【公式】Ledger日本正規代理店 はードウェアウォレットジャパン

複数のプロフィールを作ろう

Google Chromeは、複数のプロフィールを作ることができます。おすすめは、使うネットワークごとにプロフィールを分けて運用する方法。これによってチェーンの切り替えミスによる操作ミスが起こりにくくなって、セルフGOX対策になります。

例えば、「プロフィール1はイーサリアムネットワーク用」、「プロフィール2はBSC(バイナンススマートチェーン)用」などのように運用するのです。

一つのメタマスク内に複数のアカウントを作るのではないという点に注意!ウォレット自体を分散させるので、ハッキングされて全部の資産が盗難に遭うというリスクも回避できます。

こまめに接続を切ろう

使っていないネットワークはこまめに接続を切りましょう。ブラウザを閉じても、ネットワーク自体は繋がっています。自分の知らないうちに資産が盗まれているという自体を防ぐことにつながります。やらないよりもマシという程度ですが、こういった細かい積み重ねが大切です。

単純に接続を切るだけでは、不十分で、REVOKEという作業が必要になります。

【詳しい解説はこちらから】

DeFi全般のリスク対策については、別記事で詳しくお伝えします。

まとめ

暗号通貨を使った経済圏は、今後も爆発的に伸びていくことが期待されています。暗号通貨の使用に慣れておくことで、より便利な生活を実現するきっかけを掴むことができるでしょう。また、本質的な部分を理解すると、新しい技術を恐れることなく安全に使うことができるようになります。メタマスクのウォレットを作成するだけでも、新しい技術の一端に触れることができますね。

本記事のおさらい

  • メタマスクは暗号通貨を管理するソフトウェア
  • イーサリアム系の暗号通貨に対応している
  • 暗号通貨の入金・出金などができる
  • メタマスクの中に暗号通貨が保管されているわけではない
  • 登録は5分程度でできる(無料)
  • シークレットリカバリーフレーズを絶対に漏らしてはいけない
  • 安全に運用するにはハードウェアウォレットを併用すると良い

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