— 開発とアウトプット、その最適交差点を探るメモ—
1. なぜ “発信する” のか
- 自己昇華の装置
コードに収まり切らない戦略の暗黙知を言語化することで、内側に溜まったノイズを整理し “botter” としての思考を一段抽象化できる。 - アカウンタビリティ
公開ログはサボりを抑制し、日々の小さな前進を可視化するチェックポイントになる。 - 緩やかなブランド形成
結果よりも“過程”を晒すことで「やるべきことを愚直にやっている人」という印象が自然に積み上がる。狙って作るより副産物として生まれるブランドのほうが長持ちするはず。
2. 得られるもの vs 失うもの
プラス | マイナス |
---|---|
・思考の深掘りと整理 ・外部フィードバックによる盲点潰し ・公開コミットによる集中力維持 | ・アルファ漏洩(閾値・資金規模) ・早朝 “黄金時間” が執筆で削られる ・誤解を招く表現 → 法規制リスク |
総合すると「開発ログの共有」はプラスが上回るが、戦略そのものの公開はデメリットが致命的に大きい――これが現時点の結論。
3. 情報公開ポリシー – Red / Yellow / Green
- RED(絶対非公開)
閾値・資金量・約定ログ・リアルタイム PnL - YELLOW(要時差・マスク)
インフラ図・コスト明細・具体コード抜粋 - GREEN(即公開可)
Linux/Kubernetes TIPS、エラー対処、心理面の気付き
公開前に 3 色テンプレでセルフチェック → 60 日遅延公開ルールを徹底。
4. 発信フォーマット再設計
項目 | 旧 | 新 |
---|---|---|
時間帯 | 早朝に記事執筆 | 早朝は純開発 / 昼休みメモ / 夜整形 |
頻度 | ブログ毎日 3 本 | 週 1 で長文まとめ デイリーは X に 3 行メモ |
内容 | コード詳細多め | RED を除いた「失敗・学び」と設計思想 |
5. 自分ルール(チェックリスト簡易版)
- 今日の投稿は “整理できていない混沌” の可視化か?
- RED 情報を混入していないか?
- 読者へ問い返す一文を入れたか?
- 発信が開発のピーク時間を削っていないか?
6. これから
- 集中フェーズ最優先:開発が主、本稿のような“思考まとめ”は副産物。
- 四半期レビュー:発信ROIとリスクを 3 か月ごとに棚卸しし、公開・非公開の境界をアップデート。
- プロセスがブランド:結果を語るのは後日で十分。開発に本気で向き合う過程そのものが、最終的に “botter” としての名刺になると信じている。
情報発信は「量」より「質×タイミング」。そのバランスを誤らず、今日もまずはコードに向かう。
転職にも教育にも興味がないからなぁ。 pic.twitter.com/YDiSBN4Lqy
— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) April 23, 2025