2025年6月の “Crypto-Botter 活動ハイライト”
1. MMBot & FR-MMBot 系列
| 日付帯 | トピック | 主なアクション・成果 |
|---|---|---|
| 6/14–17 | 運用安定化フェーズ | * Docker auto-restart＋watchdog 2層監視を完成 * .env.testnet / .env.production のパス整理* スプレッド σ=0 フォールバック実装で “死なない” 仕様へ |
| 6/21–23 | スプレッド閾値 & ロギング強化 | * spread_tbl_abs_20250617.json 連動の時間別閾値レビュー* MMBot.log→pnl_df 統合スクリプト&因果分析パイプ構築 |
| 6/24–26 | FR-MMBot 実弾前レビュー | * exit 強化（DD ガード／連続失敗停止） * Funding Rate 連動パラメータ自動補正の試作 |
2. Hyperliquid Sniper Bot
| 日付帯 | フェーズ | 中身 |
|---|---|---|
| 6/11–15 | Collector v1 | * WS 安定化 (1000/1006 ハンドル, バックオフ cap 8 s) * 注文/約定データ分離保存（失敗注文も保存） |
| 6/18–22 | 疑似Liquidation & 分析 | * cfg["sniper"]["pseudo_liq"] で REAL/FAKE トリガ統合* Prometheus reconnect counter 追加 * 分析スクリプトを matplotlib-base 依存に軽量化 |
| 6/25–27 | ロードマップ整理 | * Bot → fill → slip 自動計算パイプ完成 * cooldown_sec を cfg に追加予定など細粒タスク洗い出し |
3. CEX ArbBot (CEXarbbot)
| フェーズ | 進捗 |
|---|---|
| Phase 3→4 移行 | CI Green → Execution & Order Mgmt(P4)へ 現状: OrderManager/RiskManager/ExecutionPlan 骨格完成、優先度付け中 |
4. データ基盤 & 検証環境
- Backtest24 パイプ
record_day.sh→bucketizer.py→backtester.pyを 1 日スパンで安定運用- 8 GBメモリ環境でも動くようレコーダ I/O 制御（token-bucket, gzip 圧縮, ローテート）
- PNL vs Log 結合分析
analyze_pnl_vs_log.pyで spread / notional を PnL とマージし因果分析開始 - ログ監視
Slack 通知＆ cron-based continuous monitoring を次段タスクとして設計
5. インフラ／開発環境
- Docker: ログ用 volume mount・watchdog.sh 組込み
- Cron:
watchdog_cron.log生成確認 & ジョブ安定化テスト - GitHub Actions: self-hosted runner 停止／再セットアップ、Rebase and merge 運用を整理
- PC周り: Mac mini のスリープ設定見直し（
pmset）、ブラックアウト対策、次期機材手配
6. 学び & 次のアクション
| 観点 | 気付き | 7月アクション |
|---|---|---|
| 運用耐久 | 監視・自動復旧を先に固めると安心感が段違い | Cron 監視→Slack daily report を本番導入 |
| スプレッドモデル | σ=0 時の閾値フォールバックは必須 | 時間帯別 adaptive 閾値テーブルの自動再学習 |
| データ品質 | L2 depth & tape 記録が fill/滑り推定に不可欠 | Recorder を 10-depth へ拡張しバックテスト精度UP |
| Bot多角化 | MM／FR／Arb／Sniper とパイプライン共通化が鍵 | 共通 “Execution Core” 抽象化、各戦略で再利用 |
📝 総括
6月は “安定運用の土台づくり” がテーマでした。MMBot 系では 死なない設計と監視フレーム を固め、Sniper と ArbBot で 高頻度系データパイプと注文実行骨格 を整備。
7月はこの基盤の上で 実弾テスト拡大と自動チューニング を回し、複数戦略の同時稼働に踏み出すフェーズ。— 次は勝率とスケールの両立へ！