【今週メインでやっていたこと/開発】
・Swing系bot(実弾でグルグル、指標の動的重み付けを実装したい)
・ガンマスキャ系bot(実弾とペーパーをフラフラ、堅牢な自前IVサーフェスを適切に絡めてワークさせたい)
・リード/ラグ系bot(研究枠、他アルトへのスケールも見据えて開発中)— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) September 12, 2025
1. Swing系 Bot(実弾フェーズ)
- 課題意識
- エントリ精度の強化を最優先に設定。
- Bitflyer Lightning を利用しているため、手数料・スプレッド・保有コストを含めた実質コスト考慮が必須。
- 進展
- 5つの指標を用い、軽いバックテストで有効性を確認。
- 重み付けを動的に調整する方針を固め、将来的には 動的ウェイト調整bot に発展させる構想。
- 次のステップ
- ウォークフォワードでの重み更新(例:60日学習→7日運用)。
- “コスト込みEV”をバックテスト評価指標に追加。
- Slack通知に「Gross EV」と「Net EV」の両方を出力。(logging対応もできるので後回しでも可)
通知がおかしいので直さないといけないが、bot自体は動いているので本質的には問題なし。この手の修正は後回しでOK。安定して稼げるようにするのが優先。なんならこういうのは一番最後でも良い。 pic.twitter.com/7Bo4ZAYJDU
— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) September 8, 2025
2. ガンマスキャ系 Bot(実弾&ペーパーフェーズ)
- 位置付け
- FR系/デルニュー系の領域で勝つための知見集めとして開発。
- 稼働は外部サーバー上 → 「稼ぐ必然性」が高い。
- 進展
- コード修正ポイントを確認:
totalDelta → total_delta
に命名統一。theta_accum
の未初期化/未バインド問題を修正。
- PnL分解(ΔPnL / ΓΘ / Fees)をSlack通知に落とし込む設計。
- コード修正ポイントを確認:
- 次のステップ
- ヘッジ帯を固定(名目0.2〜0.4%)し、逸脱時のみ最小量ヘッジを実施。
- Canary昇格基準を設定:
- 3セッション連続 Net ≥ 0
- 手数料 ≤ 0.6×|ΓΘ|
自前でIV逆算&水準判断→過去分布を取って「IVが高すぎる/低すぎる」くらいの判定ロジックをbotに仕込んで“寄付マシン”から脱却。これがスタートライン。自前でIVサーフェス構築できたら「IVの歪みを利用したアービトラージ」とかもできるようになるはず。うーん、やる気出てきた。
— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) September 11, 2025
3. リード/ラグ系 Bot
- 位置付け
- 研究用枠。ただし BTC/ETH の相関検出をコアロジックとすることで、将来的に他アルトコインへスケール可能。
- 進展
- BTCとETHの相関・追従を検出するスクリプトを常時稼働開始。
- 検出手法:rolling cross-correlation(±1〜3秒)、lead_prob、lag_sigma。
- 次のステップ
- 検出を“イベント化”しSlack通知に流す(例:
LeadLag: ETH→BTC +420ms (σ=2.1)
)。 - 相関ロジックを関数化して他通貨へ移植しやすい形に整備。
- 検出を“イベント化”しSlack通知に流す(例:
追従とか相関を監視するやつ。ラグを見て取引する系のbotの骨格。まずは基本形から。
ターミナルのログ出力を整える必要はほぼないんだけれども。 pic.twitter.com/Og2YkHqkQJ— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) September 12, 2025
4. 開発スタイルの進化
- 良い習慣
- AIのアドバイスを真に受けない、必ず自分で検証。
- 不明点はCursorで一次情報まで徹底確認。
- 公式Docsをローカル保存してCursor参照(リード/ラグ系は完了)。
- 紙に書き出してから質問・調査することで検証漏れを減らす。
- X投稿はポエム寄りにして思考の抽象度を下げない。
- 方針整理
- 紙=一次の思考フィルター
- Cursor/Docs=二次の確認装置
- Slack/ログ=三次の証跡
→ という三層での開発サイクルを確立。
✅ 今週の総括
- 新規MMbotは一旦凍結。手数料体系ベースの損失突破が困難と判断。
- Swingとガンマスキャに集中。特にSwingは「エントリ強化」、ガンマスキャは「知見収集+外部サーバー稼働」と役割を明確化。
- リード/ラグは研究から拡張余地を持つ基盤として位置付け、BTC/ETHでの相関検出から始動。
- bitbankbotは開発保留。積立用で利用する方針にシフト。
- 開発スタイルは 「紙に書いて深掘り→一次情報で検証→ログ/Slackで証跡化」 というループ。