今回は「仮想通貨のアービトラージ」について、初心者にも分かるようにシンプルに解説していきます。
アービトラージとは「価格の歪みを利用してお金を増やす方法」です。
また、アービトラージでどのようにお金を増やすのかという仕組みや手順も紹介します。
先に結論をお伝えすると、アービトラージだけで莫大な利益を出すのは難易度が高いです。しかし、純粋なアービトラージでお金を増やしている人がいるのも事実。【参考】仮想通貨のアビトラで稼ぐってどうやるの?(総まとめ)
アービトラージの本質を理解しておくと、他のスキルと組み合わせてお金稼ぎをするヒントになります。
ぜひ、最後まで読んでいってください。
本記事を読むと分かること
- アービトーラージとは何か?
- 仮想通貨でアービトラージをする方法
- 始めるまでにかかる時間・費用・環境
- アービトラージのメリット・デメリット
- リスクとその対策
アービトラージとは?
アービトラージとは、ものすごく簡単にいうと「安く仕入れて高く売る」という原理の応用です。
ある商品をA町で100円で買ってきて、B町で120円で売ると20円の儲けが出ますよね。
この流れを仮想通貨の取引所A・B(あるいは3つ以上)の間で行うのが「仮想通貨のアービトラージ」です。
少し難しく言うのであれば「価格の歪みを利用して、その差分で利益を得る」となりますね。
あなたがやることはシンプル。
アービトラージの本質
- 価格の歪みを見つける
- 一番安い場所で買って、一番高く売れる場所で売る
つまり、アービトラージの前提として「価格の歪みが生じている」ことが最重要なのです。(価格の歪みが生まれる理由は、後述)
補足
アービトラージ(Arbitrage=裁定取引)は、証券取引などの領域において発展してきた手法です。「利鞘を取る・抜く」「サヤ取り」「スプレッド取引」などといいます。省略して「アビトラ」と言ったりもしますね。
アービトラージは4種類
仮想通貨の領域では、大きく分けて4種類のアービトラージが可能です。順番に見ていきましょう。
今回は、信用取引やレバレッジ取引などは考えず、純粋に仮想通貨の価格だけで計算をします。
ケース1:安く買って高く売る
例えば、取引所Aでは1ビットコイン(以降BTC)=500万円で売っていて、取引所Bでは1BTC=520万円で買い取られている状況があるとします。
この場合、取引所Aで買った500万円分のBTCを取引所Bにて520万円で売ることによって、20万円分の利益を得ることができます。
シンプルですね。
購入・送金・売却にかかる手数料を差し位引いた分があなたの利益になります。
(取引所によっては、これらの費用が一部かからないものもあります)
実際の例を見てみましょう。ビットコインの各取引所のチャートです。
この場合は、Houbi Japanで5,317,242円で購入し、GMOコインで5,323,299円で売却すれば、6,057円の利益です。
【参考】https://coinchoice.net/btc_rate/
リンク先を覗くと、リアルタイムで相場が変動していることが分かります。是非、見てみましょう!
メリット
この方法は、非常にシンプルな点が強みです。
作業工程が単純で、損益計算もわかりやすいですね。
準備も単純で、初めに仮想通貨を購入するための資金と、複数の取引口座を開設(基本無料)しておくだけです。
また、作業する工程が少ないので、その分手数料が発生する回数を減らすことにもつながります。
デメリット
この方法だと、仮想通貨の購入・送金・売却をしている間に価格の歪みが無くなったり少なくなったりする可能性があります。相場は常に変動するものだからです。
また、シンプルで取り組みやすいため、競合も多いと考えておきましょう。
取り掛かりのハードルが低いものは、それだけ参加者も多くなるのは自然なことです。
ケース2:両建てして送金する
この手法は、2ヶ所の取引所で両方同時に「買い=(買いのポジションを建てる)」と「売り=(売りのポジションを建てる)」を行うため「両建て」と呼ばれます。
これは、2つの取引所で一定量の資金が用意してあることが前提です。ここでは、どちらの取引所にも1BTCが預けられている状態で考えていきます。
取引の流れ
- 取引所Aにて1BTC=500万円、取引所Bにて1BTC=520万円という状況が発生。
- 価格の安い取引所Aにて1BTCを購入。この瞬間、日本円は−500万円かつ1BTC獲得。
- 同時に取引所Bにて1BTCを売却。この時、日本円は+520万円かつ−1BTC。
- 1BTCを取引所Bに送金。
- どちらの取引所にも1BTCずつ預けられていて、手元には20万円が残る(送金・購入・売却の手数料を差し引いた金額が利益となる)。
この方法だと、価格の固定ができるため、時間経過で価格の歪みが解消されるリスクをなくすことができます。
デメリット
この手法を取るためには、潤沢な資金が用意できることが条件です。価格の歪みが生じたら、安い方の取引所で即座に売りができる状態でなければならないため、どちらの取引所にも多額の資金が預け入れられていなければなりません。
また、現実的には2つ以上の取引所を見比べながら最安値と最高値をリサーチすることになるため、複数の取引所に潤沢に資金が預け入れられている状態が理想です。1BTC=約500万円のレートだと仮定して4つの取引所にそれぞれ1BTC預けているとすると、預入金で2000万円は必要です。
仮に、2つの取引所でアービトラージを行うことを決めていたとしても、購入費用として500万円以上は必要です。
つまり、最低でも合計1500万円以上の用意が必要。
さらに、1BCTの価格差が20万円も開くなんてことはまず起こり得ません。現実的な価格差は、せいぜい数千円程度です。1000〜2000万円の資金を準備しておいて、1回の取引で稼げるのは数千円程度とは、なんともしょっぱいですね、、、。
ケース3:両建てして価格の歪みが戻るのを待つ
両建ての応用編。「モノの価格は、いずれ均一な状態に戻る」という性質を見越した手法。
価格の歪みを見つけて、2つの取引所で「買い」と「売り」を行うまでは、ケース2と同じ。
その後は、価格が均等になったら買い戻し&売却をして利益を出すという方法です。
取引所A (1BCT=500万円) | 取引所B (1BTC=520万円) |
1BTCを購入 価格が均一になるのを待つ | 1BCTを売却 価格が均一になるのを待つ |
↓ | ↓ |
1BTC=510万円に収束する | 1BTC=510万円に収束する |
↓ | ↓ |
1BTCを売却=ビットコインを高く売れた | 1BTCを購入=ビットコインを安く買えた |
↓ | ↓ |
10万円分の日本円獲得 | 10万円分のビットコイン獲得 |
ケース1やケース2と異なる点は、日本円で20万円を獲得したわけではないこと。
「10万円分の日本円」と「10万円分のビットコインの合計」を利益として計算しています。
メリット
一つの取引所の中で手続きが完了するので、送金の手数料や手間がかからない点が嬉しいところ。
この方法であれば、理論上は価格に歪みが生じる度に利益を生み出すチャンスがあるということになります。
つまり、仮想通貨の価値が0にならない限りはどんな価格に収束しようと、利益を得られるということです。
仮想通貨の価値が大きく下がったところで揃った場合。(まるで現実的ではありませんが、1BTC=100万円で下げ止まったとします)
取引所A (1BCT=500万円) | 取引所B (1BTC=520万円) |
1BTCを購入 価格が均一になるのを待つ | 1BCTを売却 価格が均一になるのを待つ |
↓ | ↓ |
1BTC=100万円に収束する | 1BTC=100万円に収束する |
↓ | ↓ |
1BTCを売却=ビットコインを高く売れた | 5.2BTCを購入=ビットコインを安く買えた |
↓ | ↓ |
400万円の損 | 520万円分のBTCを獲得 |
上の図の場合は、520万円−400万円=20万円の利益となります。しかし、実際には5分の1以下まで価値の下がった仮想通貨をホールドしておきたいかと聞かれると、、、。あくまで理屈の上での話でした。
仮想通貨の価値が大きく上がった場合は、、、、説明不要ですね。素直に喜びましょう。アビトラでちまちま稼いでいる場合ではありません。
デメリット
価格の歪みが戻るのを待たなければならないので、それをじっと待つ忍耐力が必要です。利益を確定させるタイミングが定まりにくいという点がデメリットです。
価格が収束するタイミングを読み切るのはほぼ不可能なので、両建てをした瞬間から、相場の価格表示をチェックすることになります。
チェックと手続きの時間を作れない人には不向きな方法と言えるでしょう。
ケース4:3つ以上の通貨の価格の歪みを利用する
これは、やや高度な方法です。
3種類の仮想通貨の間に価格の歪みがある時に使える手法です。
同一の取引所内にて、仮想通貨同士のレートに注目すると歪みが見つけられる時があるのです。
取引所Aにて1BTC=500万円・1ETH=50万円の状況では、通常であれば1BTC=10ETHとなるはずです。
ところが、ごく稀に1BTC=11ETHなどという状況が発生することがあります。
こうした状況を発見したら
手順
- 1BTCを500万円で購入。
- 1BTCを11ETHと交換。
- 11ETHを売却→手元には550万円が残る。
という手続きを行うことで、通貨の量を増やすことできます。
補足
アービトラージとは、本来2つの通貨の歪みから利益を得る手法のことを指します。ケース4は、厳密にはアービトラージとは呼ばないようです。
しかし「価格の歪みを利用する」という意味で紹介させてもらいました。
メリット
一つの取引所内で手続きが完了するため、送金手数料がかかりません。
理論上、価格の歪みが収束する限りは、同じ手法を繰り返し使えます。
複数の取引所を見比べる必要がないので、一つの取引所に張り付いていたい方には向いています。
デメリット
一つの取引所に徹底的に張り付いていなければなりません。
手続きをしている間に価格の歪みが収束する可能性があります。
また、3つの仮想通貨の価格の歪みを見つけること自体が結構大変です。
何度も使えると書きましたが、現実的には取引回数が増えるほど価格の歪みは少なくなっていくので、無限に利益を得られるわけではありません。この手順を繰り返すたびに、得られる利益は減っていきます。
なぜ、価格の歪みが生まれるのか
価格の歪みが生まれる主な理由は、取引所ごとに扱っている仮想通貨の種類と量が異なるからです。
取引所には、常に一定量の仮想通貨が預け入れられているので、それ自体が一つの経済圏として機能しています。つまり、取引所の内部で需要と供給のバランスが変化し続けているのです。
例えば、人気なものや量が少ないものは値段が上がり、人気がないものや数が多いものは値段が下がる傾向にありますよね。これは、仮想通貨においても当てはまります。取引所の内にて仮想通貨の売買が行われているということは、需要と供給のバランスが変化して値動きが起こるということ。特に、仮想通貨は新興市場なので、値動きが非常に激しい傾向にあります。
売買が行われる場(市場・マーケットプレイス)では、こういった価格の変動が常に起こっているのだということを覚えておきましょう。お金を増やすヒントになる普遍的な知恵です。
ところが、アービトラージの舞台は現実世界ではなく、データ上のやり取りなので、もっと応用範囲が広がります。のちに書きますが、「信用取引」や「レバレッジ取引」などと組み合わせて行うのが一般的です。
仮想通貨のアービトラージを始める手順
準備にかかる作業時間は長くても30分程度。取引所の口座開設自体は、基本無料でできます。
必要なもの:スマホ、PC、身分を証明するもの(マイナンバーカードや免許証)
準備
大抵の場合は、口座開設をしたらすぐさま仮想通貨が購入できるわけではありません。
①複数の取引所に口座開設の登録をした後、②その取引口座に紐づいた銀行口座に入金する必要があります。
コインチェック、ビットフライヤー、DMMビットコイン、GMOコイン、などの国内向けの取引所から、バイナンス、バイビットなどの海外の取引所までさまざまな口座開設の手段があります。
CoinChoice(コインチョイス)などのサイトでは、仮想通貨を扱う取引所の一覧がチャート共に出ているので参考にしてみて下さい。
特にバイナンスの公式ページのアカデミー欄は、日本語対応かつ仮想通貨系の教育コンテンツも充実していて実際に仮想通貨の取引をしない方でも、勉強のために非常に役立つので眺めてみることをおすすめします。下手な情報ソースよりも、よっぽどアテになります。
価格の歪みを探す
Coinchoice(コインチョイス)などのサイトを使って、各取引所でのレートを観察しましょう。
コインチョイスのトップページから「価格相場・チャート」を選択すると、、、
主要銘柄の取引価格一覧が確認できます。「ビットコインの価格/相場/チャート」を選択してみましょう。
「取引額の一覧」と「優位なアービトラージ」と「差額」が分かります!便利!
仮想通貨を購入する
ここでは、CoinCheck(コインチェック)という取引所に入金して仮想通貨を購入する手順を示しておきます。
実際に購入するときの参考にしてください。
取引所の口座に日本円を入金する
まずは、コインチェックの口座に入金しましょう。銀行振込がおすすめです(振込手数料は掛かる)。コンビニ入金やクイック入金は手数料が770円かかります。
また「クイック入金」を選ぶと、口座からお金を移せるようになるまで1週間のロック期間が設けられます。(マネーロンダリングを防ぐための措置)
すぐに取引を始めたい方は、銀行口座からの振込がおすすめです。
ETHを購入する場合
送金したい暗号資産を購入します。今回はETH(イーサ)を購入。
PCからログインして「ホーム」→「販売所(購入)」→「ETH」→「購入」を選択。
超重要!
「現物取引・板取引」ができるときは、そちらの方法で購入することで、手数料を安く抑えることができます。スマホアプリからの購入だと割高です。暗号通貨の購入方法には「販売所形式」と「取引所形式」の2種類があります。コインチェックはスマホアプリからだと、手数料が割高な「販売所形式」でしか売買ができないのです。(2022年4月現在)
アービトラージのメリット・デメリット
メリット
値動きに関係なく利益を上げられる
ケース2で説明したように「両建て」を使うことで、価格の歪みさえ発見できれば、利益を上げることができます。
また、仮想通貨の価値が上がろうが下がろうが、その仮想通貨に価値がついている限りは利益を出せるという構造になっているのも特徴です。
相場の変動で心がざわつくことも少ないです。
値動きがあること自体が、お金を稼ぐチャンスであるということは、アービトラージ特有のメリットと言えます。
準備の手間が少ない
準備するのは、複数の取引口座を開設するだけ。基本無料でできるので、誰でもすぐに始めることができます。
リサーチに必要な道具も必要なく、自分自身で相場を観察するだけ。
ネット環境さえ整っていれば、お手軽に参入できる市場です。
複雑な手続きが少ない
仮想通貨の売買と送金。やっていることはとてもシンプルです。
複雑な手続きがないので、自分のやっていることで迷うことも少なく、損益計算も簡単です。
個別銘柄への深い知識が必要ない
通常子、個別銘柄への投資や購入に際しては、入念な下調べが必須です。
長い目で見て、その仮想通貨に将来性があったり、伸び代があったりするかどうかを知っておく必要があるからです。
ところが、アービトラージはそのような入念な下調べがなくても、価格の歪みさえあれば利益を上げることができます。
各銘柄の相関関係や仮想通貨界隈の全体像がざっくりと掴める
アービトラージに取り組むと、必然的に多くの仮想通貨の情報に触れることになります。
そのため「どんな通貨がどれくらいの値段なのか」「どんな値動きに晒されているのか」などという「相場感(観)」が身につきます。
チャートを1ヶ月も眺めていると、仮想通貨の値動きに激しさに慣れてきます。
個人的には、これが最も大きなメリットですね。
デメリット
大きな利益は上げにくい
純粋なアービトラージだと、1回の取引で大きな利益を上げることは難しいです。
価格の歪みは、例で示したほど大きく発生するわけではありません。実際、ビットコインの価格の歪みは、あっても1万円程度。
しかも、数千円程度の利益から手数料まで引かれるので、手残りの額はさらに減ります。
即金性がない
価格の歪みがいつ発生するのかは、誰にも分かりません。
また、価格の歪みがいつ収束するのかも、誰にも分かりません。
そのため、利益を手にするまでに時間がかかってしまう場合があります。
潤沢な資金が必要
例でも示したように、仮想通貨を買うための準備金が少しかなければ、そもそも稼ぐことすらままなりません。
本気で利益を上げるつもりなら、かなりの額が必要です。
数十万円単位での準備金では、手数料負けする可能性が高いでしょう。
利益を得る確率を高めるための「両建て」を行う際には、さらにその何倍もの額が必要になります。
値動きを観察し続ける必要がある
そもそも、価格の歪みを発見することができなければ、取引を行うことすらできません。
歪みが生じていないか、その歪みが利益を出すのに充分な大きさなのかを絶えず観察する必要があります。
アービトラージ一本に絞ると市場に張り付いていることになるので、リサーチの時間が取れない人には不向きです。
投資として得られる経験値が少ない
個人的には、これが一番大きなデメリットです。
アービトラージは、市場の歪みに頼った稼ぎ方のモデルです。
つまり、稼ぐチャンスを偶然に頼っているということになります。
そのため、成功にも失敗にも再現性がありません。
成功しても、失敗しても次につながる分析ができないのです。
補足
この点については、意見の分かれるところだと思います。もう少し正確に言うと「純粋なアービトラージ自体はそれほど頭を使わない稼ぎ方なので、私にとってはあまり魅力的ではない」というスタンスです。
アービトラージは、他の取引方法と組み合わせてこそ”その真価”を発揮できます。
また、仮想通貨界隈では、圧倒的な資金と悪意を持って小さな取引所を狙って大量の通貨の買い占めを行うことで、意図的に特定銘柄の価格操作を行うことも理論上不可能ではないと言うことも知っておくと良いでしょう。
価格の歪みを生み出した例はこちらから。(少し難しいかもしれませんが、知っておいて損しません)
リスクとその対策
狙う銘柄を絞る
初心者のうちは、反射的に取引をしてはいけません。
狙う銘柄を数種類に絞り込むことで、チェックする手間と時間を減らしましょう。
大切なのは、稼ぐことであって、市場の値動き調査そのものではありません。
「このラインまで価格差が開いたら取引をしよう」という基準も作っておきましょう。
その場の気分での反応的な取引は、失敗も生みやすいです。
各取引所の「手数料の実態」を把握しておく
アービトラージで稼げる額は大きくありません。
そのため、手数料が稼ぎを上回る事態(手数料負け)だけは、絶対に避けなければなりません。
価格の歪みを発見した時に、その取引所でかかる手数料の詳細をいちいち調べていたのでは、機会損失につながります。
コインチョイスなどで一覧が把握できるとはいえ、そこに出ている数値は円換算されたもの。
全ての取引所が円換算で手数料をとっているわけではありません。
手数料の形態は、BTCだったり、ETHだったりと様々です。ここをきちんと押さえておかないと、思わぬところで損をすることにつながってしまうので注意です。
仮想通貨運用にまつわるリスクはこちらの記事も参考にしてみてください。
→【必ず役に立つ!】DeFiのリスクを下げる方法【古びない考え方を身につける】
他の取引方法と組み合わせる
純粋なアービトラージの手法では、巨額の資金が必要となります。
元手が少なくても、アービトラージを始めるためには他の取引方法を組み合わせる必要があります。
一般的には「信用取引」や「レバレッジ取引」といった方法と併せて使うことで、元手が少なくてもアービトラージを始めることができます。
少ない額の元本でも、大きな額を運用することができるようになります。
ただし、その分手数料が増えたり、返済や精算などの手間が増えたりと意識すべきことも増えていきます。
取引所によっては「レバレッジ取引」ができないものもあります。国内の取引所でレバレッジ取引ができるのは、DMMビットコインやGMOコインなどです。
まとめ
アービトラージは強者の戦術。潤沢な資金を持っている人が利益を生み出すことができるのです。これは、アービトラージに限ったことではありません。
「お金を使ってお金を稼ぐ」ということは、本来とても大変なのです。
経験としてチャレンジしてみるのはアリです。
しかし、元本が少ないのであれば別の稼ぎ方を探した方が効率よく稼げます。
もし挑戦するなら、別の種類の取引方法と組み合わせるなどの一工夫が必要です。
本記事のまとめ
- アービトラージとは、価格の歪みを利用して稼ぐ方法
- 基本原則は「安く買って、高く売る」
- 複数の取引所に口座を持つ必要がある
- 稼ぐには潤沢な資金が必要
- アービトラージを始めること自体は簡単
- 純粋なアービトラージだけで稼ぐのは難しい
- 「信用取引」や「レバレッジ取引」などと組み合わせると利益を得やすくなる
アービトラージ以外でも仮想通貨で利益を上げる方法もあるので、以下の記事も参考にどうぞ!
【初心者でも安心!】PancakeSwap(パンケーキスワップ)でDeFiを始める方法
【徹底解説!】Instadapp Lite(インスタダップ ライト)で始めるDeFiステーキング【ローリスク&ミドルリターン】