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仮想通貨botの開発記録#58(2024/2/23)「人工知能研究①:人工知能が金融を支配する日(書籍)から得たスイングBot開発のヒント」

2024年2月23日

前回の記事に引き続き、今回も仮想通貨botの開発状況をまとめていきます。

今回は、「人工知能が金融を支配する日」を読んで、Bot開発に使えそうなトピックをまとめました。

Yodaka

仮想通貨のスイングBotを開発するために、人工知能を活用したいと考えている私にとって、非常に有益な一冊でした。

参考になった点

  • AIをトレードBotに取り入れる際に何を勉強したら良いのか
  • 勉強する項目の優先順位
  • 金融という領域における人工知能の歴史
  • 金融業界の人が人工知能の可能性や役割をどのように捉えているのかという視点

【スイングBotの開発に取り入れたい機能】

  • 相場変動を高い精度で予測する機能
  • 複数のアプローチによる相場予想のウェイト付けや信頼性を評価する機能
  • ポートフォリオ全体を最適化する機能
  • リスク管理や取引執行する機能

【今後勉強すること】

【雑感】

"ウォール街のアルゴリズム戦争","ウォール街のランダムウォーカー","フラッシュ・ボーイズ","アルゴリズム取引の正体","最も賢い億万長者"など、過去に読んだ本の内容などともリンクして、学びの総括になりました。 割とサクサク読めたので、自身の知識ベースが整ってきたな、とも感じました。

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筆者の書き振りがフラットなものの見方を意識しているように感じて、読みやすかったです。筆者自身がトレーダー業務や金融機関に勤めた経験などから得た広い視野での実感をベースに書かれた本であるため、金融の領域を偏った見方で解釈することを避けたい私にとってはありがたい本でした。

本書の発行は2016年なので、最新の知見や研究については自分自身で勉強していくのが良いかなという印象です。しかし、人工知能の発展・開発の歴史やそのベースとなる考え方・理論を知ることができたため、取り敢えずAIを使ってBot開発しよう、という雑なアプローチを避けることができます。

また、米国は日本よりも「個人の資産運用規模が圧倒的に大きい」という点とその背景にある国の制度の違い等を説明している部分も興味深かったです。(アメリカ社会では個人の資産運用は自分自身の判断でリスク資産に積極的に投資するという文化があり、日本ではその文化は主流ではないことがその一因)

市場規模が大きいことで、自然とその市場における産業や技術は発展しやすくなるため「日本国内で求められる金融の役割」にフォーカスした技術は、これから伸びていきやすいのかもしれません。(この点は現在のデータと照らし合わせて要検証)

"最新の人工知能の理解には、ベイズ推定など広範囲な統計や関連する数学の知識や、コンピュータ・アルゴリズムについての洞察力などが必要になるので、慣れない頭では相当厳しいものがある"という記述からは、学習難易度の高さから生じる「Bot開発における参入障壁がある可能性を感じたので、私はここを突破するべく学習と開発を続けます。

Yodaka

私はこの点に楽しさを感じるので、これが開発・研究においてのエッジになります。

ヘッジ・ファンドという言葉には厳密な定義は存在しないと前置きした上で「少数の金持ちの個人や機関投資家からの大口の投資資金を私的に集めて自由に運用するファンドがヘッジファンドと分類される」との記述がされていたことも、界隈への理解を深めるのに役立ちました。

これ以外にもなんとなくでぼんやりと定義している言葉があるので、気になる言葉やきちんと説明できない概念が出てきた時は「一旦自分自身で再定義する」ということを忘れずに行うようにします。

まとめ

今回のまとめを書く中で、「ここ数日の間、コーディングよりも知識ベースの勉強にシフトしていたが、それはBot開発の本質とズレている」「学びが逃げの手段になっている」ということを認識することができました。

今の私に取って、最も必要なことは「とにかくコードを書くこと」です。

書籍や論文などから知識を得ることが「Bot開発からの逃避になっていないか」ということは、常日頃か意識していきたいポイントです。

文章を読んだり、それをまとめたり、それらを元に考えることへの抵抗が少ないので、それとは相対的に「コードを書く」ことへの抵抗値を高く見積もってしまっているのだと思います。

宿題

毎日2時間程度、コード書くだけの時間を確保する

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