NFTアートとは、デジタルデータ上で唯一無二のものであることが証明された作品たちのこと。2021年に大きな話題を呼び、注目されていますね。
NFTアートを始めることで、デジタルデータに資産価値を持たせる方法を理解することができます。また、個人がアーティストとして活躍するチャンスも生まれます!
今回は、知識ゼロの初心者でも安心してNFTアートを始められるように解説していきます。
この記事を読むと分かること
- NFTアートとは何か
- NFTアートの仕組みと特徴
- NFTアートの作り方と売り方
- NFTアートのメリット・デメリット
- NFTアートの注意点
NFTアートとは
NFTって何?
NFTとは、Non-Fungible Token(ノン-ファンジブル-トークン)の頭文字を取ったもので「替えの効かないしるし」という意味。「デジタルデータ取引の過程・履歴」をブロックチェーン上に記録して、「個人がデジタルデータを持っていること」を証明する技術です。
ブロックチェーン
①改ざんが非常に難しく、②全員で情報を共有し、③システムの作動を参加者全員で支える技術のこと。2008年にコンセプトが発表され、2009年にはビットコインを世に生み出すきっかけとなった。暗号資産を始めとして、現在もさまざまな技術開発に応用されている。
また、そのデータが別の人に渡ったことも記録に残るため、そのデータを誰が所有してきたかということも分かります。
つまり、NFTとはデジタルデータに「唯一無二の歴史」を持たせることができる技術なのです。
アートのNFT化
これまでは、デジタルデータ上の作品はコピーが可能なため「原本」としての価値を持たせることが非常に難しかったのですが、NFTの登場によってその概念がひっくり返りました。デジタルデータをNFT化することで、その作品の取引情報がほぼ永遠に記録されます。
ここで、現実世界でのアート作品について考えてみましょう。現実世界でのアート作品が価値を持つのは、その作品が鑑定士によって本物だと証明されたり、その作品に刻まれた歴史が証明されたりしているから。
NFTは、デジタル上での「鑑定士」であり「歴史」でもあります。NFTという技術によって、デジタルデータに「原本」である証明や「歴史」が与えられることで、アートしての価値が生まれるのです。
NFTアートが世の中に広がり価値が認められているのは、そのデータに付いてくる「原本証明」や「歴史」を手に入れることができるからなのです。
NFTアートの真髄
- デジタルデータに「歴史」を刻むことができる
- その「歴史」は改ざんされることなく、全ての人に証明することができる
- 情報社会が続く限り、その「歴史」は永遠に残すことができる
- アーティスト達が、自分の創り上げたものを永遠に残すことができる
NFTアートの特徴
NFTアートはただの作品ではありせん。そこには、様々な付加価値があるのです。順番に解説していきます。
アーティストの権利が守られる
デジタルデータの原本であることを保証するので、アーティストの著作権を守ることにつながります。違法にコピーしたものは、偽物であることを確かめることができるので直ちに価値の有無を見極めることができます。また、ブロックチェーンはデータの改ざんにも強いため、仮に一部のデータが書き換えられたとしてもすぐに偽物であることが分かってしまいます。偽物やコピー品が出回ってしまっても、NFT化したアート作品の唯一性は決して揺らがないのです。
これによって、アーティストが今まで以上に発信しやすくなったと言えます。
投資商品としての価値が生まれる
デジタル上のデータの唯一性を保証できるため、一点もののデータを作ることができます。モノの価値を生み出す要素の一つが「希少性」。世の中に出回っている量が少ないものをみんなが欲しがると、そこには大きな価値が生まれます。例えば、人気のイラストレーターが書いた絵や、心を震わせる風景を撮った写真など、データの上では量産されてしまうものでもこれが原本であるという証明があれば、そのデータには希少性が生まれます。
「最初に〇〇した瞬間」などを撮影した画像データなどにも、歴史的な価値が生まれるということです。実際、Twitterの創始者:ジャック・ドーシー氏の「最初のツイートNFT」は、3億円以上で落札されています。
この出来事は、あらゆるデータに投資商品としての価値が生まれる可能性を示しているのです。
誰でも参加できる
ブロックチェーン自体は、誰もがお手軽に開発に関われる技術ではありませんが、データをNFT化するだけならば、素人でも簡単にできてしまいます。ネット環境とPCと少しの資金があれば、誰でも数時間でNFTを始めることが可能です。
後ほど紹介するOpen Seaというサイトを使えば、登録したその日からNFTアーティストとして活動を開始することができますよ!
コミュニティを作ることができる
ネット上に自分のギャラリーを持つことで、あなたを中心としたコミュニティを作ることもできます。NFTを所有することが、そのコミュニティの参加権になるのです。これは、ネット上にあなたの仲間を増やすことにも繋がります。NFTのマーケットは、まだまだ発展途上。ここで得た仲間は、似た理念のもとに集まってきている可能性があります。NFTアートを通して、コミュニティが形成される現象はBAYCやAzukiというNFTコレクションの様子を見ているとよく分かります。
日本でも、徐々にNFTコレクションを基盤としたコミュニティが形成されつつあります。NFTを作る気がない人でも、NFTを購入・所有することでコミュニティに参加して、その世界の雰囲気に触れることができます。
利益が分配される
取引の履歴が残るということは、そのアート作品が製作者と永久に紐づけられているということ。この仕組みを利用して一部のNFTマーケットでは、二次流通でも利益が発生するようになっています。つまり、あなたの作品が売れた後、その作品が転売されてもその利益の一部が手に入るということです。これによって、転売利益を狙った投資目的でNFTを購入する投資家がNFTマーケットに参入することにも繋がりました。これは、メリットばかりではありませんが、少なくともお金が動くという事実は、多くの人がNFTに興味を持つきっかけにはなりました。
NFTアートの作り方
どんなものがNFTアートになるのでしょうか?
結論:何でもNFTアート化することが可能!
絵でも文字でも音楽でも、データ化できるものなら何でもNFT化できます。
今回は、絵からアート作品を作っていく上でおすすめの方法を3つ紹介します。
ピクセルアート系のアプリを使う
自分で絵を描くのが苦手な人は、ドット絵アプリを使いましょう。ドット絵と侮ることなかれ。NFTの名を世に知らしめたコレクションの一つにクリプトパンクスというものがあります。ドット絵で作られた人の顔なのですが、これが一枚何千万円もの値段がついているのです。その理由は、クリプトパンクスが「世界最古のNFT」だから。クリプトパンクスはただのドット絵にあらず。デジタルデータに歴史が乗っているということをまざまざと物語っているのです。
また、ナウンズというコレクションにもとんでもない価値が付いています。これは、全てのデータをイーサリアムチェーン上に乗せた史上初の自動生産されるNFTだから。また、ナウンズの所有者だけで形成されるDAO(ダオ)という新しい組織の在り方を自動で作っていくというビジョンもあります。
簡単に作れるドット絵であっても、そこに乗せるものを工夫することでとんでもない価値を生み出すことができるのです。
これは、NFTの本質にも通ずるのですが、そのアート作品は正直どうでもよくて、その向こう側にどんな世界が待っているのかをはっきりと感じさせてくれるものを作ることが大切です。その意味で、自分の哲学や生き方や考え方を発信したい人には、NFTアートは非常に向いています。
王道:イラストを描くソフトを使う
アイビスペイントやファイアアルパカなどの無料ツールから、イラストレーターなどの有料ツールまで、イラストを描くためのアプリケーションは無数に存在します。あなたにとって使いやすいものがあれば、それを使っていけばOK!いきなり有料のものに手を出すのが心配な方は、無料のものをしばらく使ってみて、機能を高めたものが必要であれば有料サービスに移行していくと良いでしょう。多少の不便はありますが、ファイアアルパカでも、かなり良いところまで描くことができます。デジタルで絵を描くのが完全に初心者の方は、必ず無料ツールから入っていきましょう。しっかり使うか分からないものにお金をかけるべきではありません。
変化球:描いたものをスキャンしてデータ化する
文字ですらNFTアートにすることができます。絵は苦手でも綺麗な文字を書くことならできるという人も、それを活かしてアーティストとして活躍するチャンス!私は筆文字が得意なので、紙にサラッと書いたものをCamScannetrなどで取り込んで画像データにしてしまいます。また、このアプリで取り込んだ絵のデータを、下書き用として活用することでデジタルで絵を描くときに活用することもできます。
自分が得意な方法で、画像データを作ることを楽しみましょう。写真を撮るのが好きな人は、それをNFTアートにしても良いですね。創作活動自体を楽しむことで、それが継続のモチベーションにもなります。楽しんで創作している熱量は、ネットの向こう側であっても必ず伝わります。
NFTアートの売り方
作成したアートを売る場所は、Open Seaというサイトがおすすめです。誰でも利用できて、使い勝手が良く、現状最も多くの人が使っているからです。今回は、このOpenSeaでアカウントを作ってから、NFTアートを出品するまでの流れを解説します。
ここからは、暗号通貨用の口座開設をしたり、暗号通貨を購入して転送したりと少し手間がかかりますが、一つずつ順番にやっていけば大丈夫です!安心して取り組んでみてくださいね。
用意するもの:PC、アート作品のデータ、暗号通貨ETH(イーサリアム)の購入費用&取引の手数料(合わせて5千〜1万円ほど)
NFアートを出品するまで
- コインチェックで口座を開設する←無料
- 口座に入金する←手数料がかかります
- 暗号通貨ETH(イーサリアム)を購入する←手数料がかかります
- メタマスクという暗号通貨用の財布のアカウントを作る←無料
- コインチェックからメタマスクに送金する←手数料が発生します。手数料は変動するので、イーサリアムは余裕を持って少し多めに購入しておくと良いです。
- Open Seaにアカウントを作る←無料
- Open Seaのアカウントとメタマスクを接続する
- OpenSeaでアート作品をNFT化する←最初の1回目だけ手数料がかかります
コインチェックで口座開設
国内の取引所なら何でも良いのですが、今回はインターフェースの見やすさと使いやすさからコインチェック(Coincheck)を選びます。よほど大きな資産を動かすのでなければ、コインチェックで問題ありません。今後も暗号資産に多額の投資をするつもりのある方は、別口座の開設を検討してみても良いかもしれません。
免許証やマイナンバーカードなどの身分を証明するものがあれば、すぐに口座開設手続きができます。最速でその日のうちに口座開設が完了することもありますが、長い場合は1週間ほどかかることもあるようです。
口座開設のお知らせがメールで届きます。
口座に入金
口座開設ができたら、早速入金です。余裕を持って1万円ほど入金しておきましょう。暗号資産を活用したプラットホームは、細々とした手数料が発生します。支払いは自動で行われるので手間はかからないのですが、手数料が不足していると取引ができなくなってしまいます。
コインチェックの口座に入金するときは、銀行振込がおすすめです(振込手数料は掛かる)。コンビニ入金やクイック入金は手数料が770円かかります。
また「クイック入金」を選ぶと、口座からお金を移せるようになるまで1週間のロック期間が設けられます。(マネーロンダリングを防ぐための措置)
すぐに取引を始めたい方は、銀行口座からの振込がおすすめです。
メタマスクには、手数料分のETH(イーサ)を常に残しておくのがポイントです。
ETH(イーサリアム)を買う
OpenSeaでのNFT取引には、基本的にイーサリアムという暗号通貨を使います。
イーサリアムを選んで、購入します。
PCからログインして「ホーム」→「販売所(購入)」→「ETH」→「購入」を選択。
超重要!
「現物取引・板取引」ができるときは、そちらの方法で購入することで、手数料を安く抑えることができます。スマホアプリからの購入だと割高です。暗号通貨の購入方法には「販売所形式」と「取引所形式」の2種類があります。コインチェックはスマホアプリからだと、手数料が割高な「販売所形式」でしか売買ができないのです。(2022年4月現在)
メタマスクのアカウントを作る
今回は、Google Chromeの拡張機能としても使い勝手が良いのでメタマスク(Metamask)を選択します。暗号通貨を管理するウォレットは他にも種類があるので、色々調べてみて使いやすいものを選べばOK!
メタマスクはユーザーも多いので、使い方に困った時にそれ解決するための情報に出会える確率が高いのも良い点です。初心者はとりあえずメタマスクを使いましょう。口座開設自体も無料です。
偽サイトに注意してくださいね!Chromeのウェブストアからアクセスするのがおすすめです。リンクを貼っておきます。
Google検索では、偽サイトがヒットする可能性があります。心配な方は「MetaMask 偽物」などでググってみてください。詐欺事例を知ることができます。
↓登録手順や安全な使い方をしっかり知りたい方はこちらから
【知識ゼロから学べる!】MetaMask(メタマスク)って何?【アカウント作成方法・使い方・注意点まとめ】
メタマスクにイーサリアムを送金する
コインチェックの口座からメタマスクにイーサリアムを送金します。ウォレットアドレスを間違えないように注意!一文字でも間違えるとお金が消えます。2度と戻ってきません。指差し確認で確実に漏れのないようにしましょう。
Open Seaにアカウントを作る
Open Seaとは、現時点で最大のNFT売買が行われているサイトです。初心者でも使いやすいです。NFTの生成、管理やオークションができます。
Accountからアカウント作成に進んで行きましょう!英語が分からない時は、Google翻訳に助けてもらうと良いですね。若干おかしな日本語訳になりますが、手続きを進める上では問題ないでしょう。以下のサイトからアクセスしてください。
OpenSeaとメタマスクを接続する
Open Seaにログインして、メタマスクを接続しましょう。これでようやくOpenSeaを楽しむ土台ができました。様々なNFTコレクションを眺めるのもまたヨシ!
Open Seaでアート作品をNFT化する
「Create」を選んで、あなたのコレクションの設定をしていきましょう。
一通りの設定が済んだら完了です!お疲れ様でした!
ここでも取引の承認で手数料が発生するので、ウォレットの残高に注意してくださいね。
NFTアートのメリット・デメリット
NFTは新しい技術です。何でもNFT化すれば良いわけではありません。NFTアートのメリットとデメリットをまとめていきます。
メリット
場所代がかからない
通常、アート作品を売ろうとしたらギャラリーを準備して作品を見てもらう場が必要になってきます。しかし、デジタルデータの販売なら、マーケットプレイスもウェブ上にあるので、場所代は実質タダ!自分の作品の並べ方も工夫して、あなたのショップを運営する楽しみがあります。
二次流通でも稼ぐことができる
ブロックチェーン上には取引の履歴も残ります。あなたの作品を買った人が転売をしたとしても、その転売額のうち一定量があなたのお財布に入ってきます。これは不労所得と言えるかもしれません。誰かを儲けさせるようなアート作品を作ることができれば、それを生み出した初めの人も豊かになる仕組みになっているのです。
誰でも参加できて、売れるチャンスがある
NFTの市場は、やる気と行動力があれば誰でも参加できるマーケットです。そのアート作品にどんな価値を乗せるのかを真剣に考えれば、あなたはアーティストとしてだけではなくマーケターとしても活躍するチャンスが開かれます。おすすめは、マーケティングが得意な人とチームを組んでNFTコレクションを運営していくことですね。あなたの得意な分野を活かして、NFTの市場を楽しみましょう!
宣伝・発信の費用がかからない
Twitterやインスタグラム、ディスコードなどを活用してSNS上でどんどん発信すれば、あなたの作品の知名度を上げることができます。誰にでも等しく宣伝の機会が与えられているので、宣伝が得意な人とチームを組むことで、作品が売れるまでのスピードは飛躍的に高まります。宣伝費や広告費は作業量で補うことができますね。
先行者利益を狙う投資家の目に止まれば、一気に作品の知名度が高まる可能性もあります。実際、クリプトスカルというコレクションは、そのような流れで1万点もの作品が一気に売れていきました。もちろん、クリエイターの方の熱意と行動力あってこその結果ですが、これは「行動していれば新進気鋭のアーティストたちにもチャンスがある」ことの証明です。
デメリット
詐欺やハッキングのリスクがある
新しく立ちあがろうとしている市場には、詐欺を働こうとする人が一定数出てきます。これはどうしようもないことなので、自分が詐欺に合わないように気をつけるしかありません。そのために、詐欺の事例をたくさん知っておくことが重要です。
「NFT 詐欺」などで検索すると、多くの事例が出てくるので、自分も同じ被害に遭わないように細心の注意を払いましょう。どれだけ気をつけても気をつけすぎるということはありません。
また、ハッキングのリスクもあります。これも「NFT ハッキング」などで検索すると多くの事例がヒットします。
分からないことは、その都度ググることを強くお勧めします。
NFTのリスクについては、別記事でまとめます。
宣伝しないと売れない
誰でも宣伝できるということは、やる気のある人は誰もが宣伝しているということ。あえて厳しいことを言いますが、広大なネットの海から偶然あなたのNFTアートが見つけられて売れるなんてことはないと思った方が良いですね。宣伝しなければ、そもそも売れる土台に立つことはできません。
2022年の段階で日本でNFTコレクションの運用をしている方々は、控えめに言って相当ITリテラシーの高い人ばかりです。そこら辺の人が思いつくような戦略は全て実行していると思った方が良いでしょう。
けれども諦める必要はありません。この記事でお伝えしているのはNFTアートの始め方。売ることとはまた別のお話です。
NFTアートを売ることに関しては、別の記事でまとめます。
手数料が高い
イーサリアムというブロックチェーンの特性で、取引量が増えると手数料が高くなるというデメリットがあります。これは、今の所避けては通れない問題点です。今年のうちにはその仕組みが改善されるようです。また、その問題点を解決するためにポリゴンという暗号資産で取引を行うこともできます。
イーサリアムの価格が高くて困るなぁ、、、という方は、まずポリゴンでNFTコレクションを運営してみるのも良いかもしれません。
なりすましが出てくる
あなたのアート作品が売れてから発生する問題です。売れた作品を真似て、それを全く同じようにコピーしたコレクションが立ち上がることがあります。悪質な詐欺の一種ですね。これもURLなどをよく見れば分かることなのですが、一定数の人は騙されてしまいます。
もっと残念なのは、なりすましアカウントの行動があなたのコレクションの価値を下げてしまうことです。詐欺アカウントとはできる限り関わらないこと。SNSでコレクションに関する発信をして、コレクション自体の運用の過程を発信し続けることで、詐欺被害に遭う人を減らすことができます。
偽コレクションが出ました!!
— あおいあめNFT (@aoprooNFT) March 29, 2022
通報ご協力よろしくお願いします!https://t.co/3UwYygl7iA pic.twitter.com/WJaHzTZlZ4
NFTアートの注意点
最後に、NFTアートに取り組む際の注意点をお伝えします。
売れなくても諦めない
NFTアートを売るのは簡単ではありません。最初から作品を売ることだけに注力してしまうと、しんどくなってしまう人も出てくるかもしれません。しかし、長い間諦めず作品を作り続けるということ自体が、あなたの運営するコレクション自体の「歴史」になります。諦めずにコツコツと続けることも作品の価値の一部となる可能性があります。
せっかく新しいテクノロジーに出会えたのですから、それを楽しむことも忘れずにいましょう。
創作活動を楽しむ
あなたがアーティストなら、まずは創作活動自体を楽しむようにした方が良いです。エネルギーをかけるべきは、作り出すこと。あなたの作品を世に送り出す場が一つ増えてラッキーだなくらいの気持ちでいることも大切ですね。デジタル上でどんな表現の可能性があるのかを考えて試していくことも楽しいものです。
私自身は「筆文字もアートになる」と気づいた瞬間は、自分だけの表現方法に出会えた気がして、とてもワクワクしました!
自身の成長に注目する
NFTアートに取り組むこと自体、非常にITリテラシーが高いことの証拠です。毎日ちょっとでもNFTに触れることで、あなたは知識はどんどん深まっていきます。時代の最先端の技術に触れているという自覚を持ちながら、NFTと仲良くしていきましょう。
また、NFTアートを通して出会った仲間は、大切にしましょう。お互いの知識を成長させてくれる素敵なメンバーになること間違いなしです。
本気で売るならビジネス戦略を持つべし
本気でNFTコレクションの運営をしたいのなら、売れているNFTコレクションを徹底的に研究しましょう。どのトップコレクションもただ絵を売っているわけではないことが分かるはずです。そして、それらはほぼ例外なくチームで動いています。
「NFTコレクションはビジネスだ」という人がいますが、これには完全に同意です。
- そのNFTにどんな付加価値をつけるのか
- ローンチまでにどんな広告戦略を立てるのか
- 買った人たちをどう巻き込んでいくのか
- ホルダー達に満足してもらうためにはどうすべきか
- 売れた後の運営・展開はどうするのか
- 次のビジネスにどうやって繋いでいくのか
数え上げたらキリがありませんが、素人の私でもこれくらいのことは思い付きます。本気で運営している人たちは、これを遥かに超えることをチームで本気で掘り下げて圧倒的に行動しまくっているわけです。個人が勝負をかけるなら、勝負する領域をズラす必要があります。私も色々と仕込んでいきたいですね。
まとめ
時代の最先端の技術であるNFT。スマートフォン以来の技術革命を起こすと言われています。この記事を書いているのは2022年3月末。NFTが浸透しているであろう5年後の未来が楽しみです。時代の最先端の技術・NFTに触れるために、まずはNFTアートを始めてみてくださいね!
本記事のおさらい
- NFTとはデジタルデータに唯一無二の価値・歴史を与える技術
- NFTアートは誰でも始められる
- 半日ほどあれば、NFTアーティストの第一歩目を踏み出せる
- 必要なのは、PCと時間と少しの予算(手数料)
- 詐欺やハッキングに注意!分からないことがあればググることも大切!
- すぐに売りたいならチームを組んでコレクションを運営すると良い
- NFTアートを本気で売るなら戦略を立てる必要がある
- 発信し続けていれば売れるチャンスが高まる