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Yodaka
yodaka(よだか)です。2021年から仮想通貨を触っています。Bot開発もしています。
1. はじめに ── テストネット調整から本番スモールテストへ 今回の開発フェーズでは、テストネット上で整えてきた運用基盤とロジックの安全性を一通り確認し、その上で ミニマムサイズの本番稼働テスト(Mainnet Small Test) に踏み出す準備を進めた。 具体的には、以下のようなステップを意識して構築・検証を進めていった: Makefile ベースでの 環境ごとの起動/停止の切り替え .env.testnet / .env.production による 環境分離と本番APIキーの安全管理 テンプレ ...
1. はじめに:プロジェクトの再編からスタート 仮想通貨Botの運用に向けて、今回はプロジェクト構造の再編から着手した。その理由は単純で、「機能が増えてきた分、構成が煩雑になってきた」からだ。 特に次のような課題が浮かび上がっていた: スクリプト間の依存関係がコードを追わないと分からない 各種ファイル(設定・ログ・DBなど)の保存場所が散らかっている Dockerコンテナとホストマシンの間でファイルパスが不安定 こうした状態では、本番運用への移行やCI/CDの自動化、監視体制の構築が足を引っ張られるのは目 ...
🎯 目的 Botが沈黙・フリーズ・ログ出力停止したときに自動的に検出し、Slack通知を出す 必要に応じて再起動 or 停止を自動で行う それらの定期監視を Cron に組み込む ✅ 実施した取り組みと到達点 1️⃣ watchdog.sh の設計と実装 主な監視機能: logs/MMBot.log の更新が止まっていないか(タイムスタンプ差分を pnl_age として計算) pnl_report.csv の最終更新が古すぎないか Slack へのエラー通知機能(Webhook) 安全制御ラップを実装済み ...
🧭 背景とスタート地点 元々はバラけた構造と断片的なスクリプトの中で テストネットBotの再稼働に取り組む状況だった。 特に「Docker + Compose での一貫運用」と「config生成の自動化」「環境切り替えの安全性」を確保するには、構成の全面的な見直しが必要だった。 🛠️ リポジトリ再構築フェーズで乗り越えた課題 ① コンテナが即終了する問題の原因特定と修正 症状:docker compose up -d でBotが即終了、ログはほとんど出ず。 原因: .env.testnet 内の環境変数と ...
はじめに 私は現在、macOS 上で仮想通貨の自動取引 Bot を開発している。複数の戦略を同時並行で実験・運用することを前提とした基盤構築が進みつつあり、その一環として今回、GitHub Actions の Self-hosted Runner を本格導入することになった。 ただ、導入してすぐに思い通りに動くほど甘くはなかった。Runner が起動しているにも関わらず、ワークフローが突然停止。ログを見ると「Node バイナリが見つからない」という不可解なエラー。さらに docker login を行うス ...
はじめに 「Self-hosted Runner による GitHub Actions の運用は、自由で強力で、そして時に不親切だ。」 これは、私が仮想通貨Botの開発において、Runnerと真っ向から向き合った時間を経て感じたことです。テストを自動化したい。デプロイも監視も整えておきたい。――そんな開発者として当然の願いから導入したSelf-hosted Runnerでしたが、最初は「ジョブが走らない」「ログが残らない」「Runnerが拾わない」といった謎の現象に悩まされ続けました。 結果的に私は、自分 ...
“守りを固め、あえて小さく負けて大きく学ぶ”──専業 botter として走り出して 2 か月目。2025 年 5 月は、MMBot を本番寸前まで鍛え上げつつ、複数 Bot 並行開発のインフラを一気に築き上げた期間でした。CI/CD が赤転するたびにテストを書き足し、ゾンビ化で −50 ドルを溶かしてはウォッチドッグを実装する。失敗は筋トレの負荷、赤アラートはドーパミンの合図。売上はまだゼロ──それでも“壊れにくく、測りやすく、すぐ直る” 基盤が整ったいま、6 月は 「守りを緑に保ったまま、まず 30 ...
今回は「セルフホスト Runner × プロキシ地獄を突破して CI を安定稼働させた話」です。 よし。セルフホスト + 企業ネットの制約下でも CI/CD をフルパスにすることができた。— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) May 28, 2025 前回 #237 (2025/5/26) では「壊さず早く回す」基盤づくりとして v 1.0.0 リリース直前のテスト&ビルドフローを固めた。その後 本番ネット回線相当で動かす E2E が真っ赤になり、丸2日かけて緑化したの ...
TL;DR CI にフル E2E を組み込み、1 分以内で “ユニット → モック E2E” を完走 main/Release タグは常にグリーン。v1.0.0 を無事リリース 次フェーズは「実 API 24h 監視」「可視化ダッシュボード」「アルゴ v0.2」へ 1. 背景と狙い — 「利益よりも、まずは安全停止」 1-1. なぜ“安全停止”が最優先なのか 暗号資産のマーケットメイクは 24 時間 × 365 日。– 過剰レバレッジ– アップデート直後の想定外挙動– 取引所 API 停止こうしたイベント ...
今週は “CI → テスト → 実戦データ回収” のループを高速で回しつつ、並行プロジェクト(FR 系・マルチ CEX アビトラ)の設計にも着手しました。 専業botterとして約1ヶ月半を過ごしてみて明確になったことがいくつかある。【時間をかけないと分からないこと】・統計的エッジの検証・相場の構造変化察知・運用オペレーションの深化これらは、サンプルサイズ、一定期間での変動、障害パターンの網羅(実戦経験ベース)を要するので焦ってはダメ— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) ...