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ステーブルコイン解説【DeFiで稼ぐヒント】

2022年5月7日

今回は、仮想通貨の一種である「ステーブルコイン」について解説します。

また、ステーブルコインを活用して資産を増やす方法についても理解できる内容になっています。

ステーブルコインについて理解を深めることは、仮想通貨やDeFiで資産運用する上で絶対に欠かせません。

10分程度で読めるので、ぜひ最後まで読んでいってください。

「DeFiって何?」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【初心者でも安心!】DeFiの始め方解説【詳しく理解する】

この記事を読むと分かること

  • ステーブルコインとは何か?
  • ステーブルコインの種類
  • ステーブルコインの入手方法
  • ステーブルコインの活用方法
  • ステーブルコインのメリット・デメリット
  • リスクとその対策

ステーブルコインとは何か?

ステーブルコインとは、価格の安定した仮想通貨の総称です。

様々な手段で値動きの変動を抑え、法定通貨と同じ価値を持つように設計されています。

価格が安定することで、法定通貨と同じように商品の購入やサービスの決済に使うことができます。

↓ステーブルコイン決済の一例。ステーブルコイン「DAI」を使って決済ができます。

ステーブルコインの担保

ステーブルコインの価値を安定させる仕組みは、大きく分けて4種類。

「法定通貨」「仮想通貨」「金(きん)や不動産」「アルゴリズム」です。

順番に見ていきましょう。

補足

以下の定義は、大枠での理解に基づく分類です。どのステーブルコインがどのタイプなのかは、一つ一つ調べる必要があります。

ステーブルコインは、これらの担保形態を兼ねていることが一般的です。

「どんな担保をどんなバランスで確保しているのか?」をきちんと把握しましょう。

「どんな担保形態なのか」を知ることで、資産運用のリスク回避につながります。

法定通貨担保型

ドルや円などの法定通貨を担保にするタイプ。

法定通貨と直接交換できるというメリットがあると、実質的には法定通貨と同じ価値を持ちやすくなります。

流通しているステーブルコインの多くがこのタイプに当てはまります。

法定通貨担保型を基盤にして、別のステーブルコインが発行されることも多いです。

仮想通貨担保型

仮想通貨を担保にするタイプ。

例えば、ビットコインやイーサリアムを特定のDEXに預け入れることで発行するDAIなどが有名です。

担保となる仮想通貨の価値がある限りは、安定して運用できます。

また、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインを担保にして開発されているものも多いです。

コモディティ担保型

金(きん)や不動産などの資産を担保にするタイプ。

現在は、少数派。

法定通貨担保型と似ていますが、こちらの方が通貨としての本質に近いです。

補足

法定通貨の価値を担保してるものも「同価値の金」だったりするため、今後はこのコモディティ型の担保形態も成長していく可能性があります。

当面のうちは、メタバース上のデジタルの土地を担保にしたステーブルコインが発行されたり、NFT化することで資産としての価値を帯びていく可能性もあります。

そう言った意味では、仮想通貨担保という形態とも共通点がありますね。

アルゴリズム担保型(無担保型)

供給する母体が、供給量を調整することでその価値を一定に保っている。

別の仮想通貨や資産の値動きと連動させて、価値を保つタイプ。

担保形態としては、最も先進的。

「発行や保持にかかる金利の調整をして価値を保つ仕組み」を知っておくことは超重要です。

補足

アルゴリズムでの担保は、実態のないものに価値を与えているため、その価値を信じられない人から見ると非常にリスクの高いものに見えるかもしれません。

しかし、法定通貨に価値を与えているのも国という大きな組織であることを考えると、本質的な部分では法定通貨もアルゴリズム型であると言えます。

「価値あるもの=担保」です。

「人々の価値観」が変わっていくにつれて「アルゴリズム型」が台頭してくる可能性は充分にあり得ます。

主なステーブルコイン

主なステーブルコインを5種類紹介します。

DAI

DAI仮想通貨担保型の代表格です。

Maker DAOが提供する仮想通貨担保型のステーブルコイン。

イーサリアムやビットコインなどを預け入れる代わりに、仮想通貨DAIを発行することができます。

1DAI=1USDとなるように設計されていて、仮想通貨担保型のステーブルコインの中では最もメジャーな存在です。

DAIについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

【徹底解説!】MakerDAO(メイカーダオ)って何?【DeFiで稼ぐ基礎基本を学ぼう】

USDC(USD Coin)

法定通貨担保型の代表格。

1ドル=1USDCとなるように設計されています。

Centreという組織(プロジェクト)が、そのコンセプトを打ち出しました。

発行元は、Circle社とCoinbase。初めてのローンチは、2018年9月。

米ドル交換できるという点で、信頼性の高いステーブルコインと言えます。

Coinbaseがプロジェクトの基盤を支えているので、仮想通貨界隈での安定的な基盤をもっていると言えるでしょう。

TUSD(True USD)

法定通貨担保型のステーブルコイン。

2018年6月に発行開始。

TUSDの特徴は「担保先が分散している」ことです。

複数の信託銀行を担保先にしているため、元本となる米ドルを企業の倒産などによって直ちに失うということが起こりにくい構造になっています。

また、資産の透明性を明らかにするために、定期的に外部機関の監査を受けています。

派手な動きはありませんが、その分堅実に運営をしていて、一定の人気があります。

担保資産を分散的に管理しているため、トップの方針に従った急な動きはできませんが、その分基盤が盤石であると言えますね。

参考

【True USD公式サイト】

【ホワイトペーパー】

@tusdio←Twitter公式アカウント

【Trust Token】←TUSDの発行母体のHP

【True Fi】←TUSD関連のDEX

USDT(USD Tether)

一般的に「Tether (テザー)」と呼ばれています。

主に法定通貨を担保にしたステーブルコインです。

2022年5月現在、現金系の担保率は、約80%。

担保の透明性が一目で分かるようになっています。→テザーの透明性

2022年5月現在、主要なステーブルコインの中では、時価総額もトップに位置しています。

テザーは、スイスのルガーノ市にて事実上の法定通貨の認可を取得しています。→【参考記事】Coinpost『スイスのルガーノ市、ビットコインやテザーを事実上の法定通貨へ』

価値を認められた通貨として、その立場をより一層強めているステーブルコインとして人気が高まっています。

これは、テザーが現実世界の様々なプロジェクトと結びついて展開しようと積極的に動いているからです。

ルガーノ市での事例は、仮想通貨と地域コミュニティを結びつける先進的な取り組みです。

テザーが人気なのは、実生活に結びついたステーブルコインとしての期待度が高まっているからなのです。

資金をまとめて管理しているため、トップダウン形式で意思決定が行えるというメリットがあります。

テザーの発行母体は、様々なプロジェクトに挑戦していく傾向があると言えます。

参考

【Tetherの公式サイト】←「Tether News」を一通り読むと確実にリテラシーが高まります。オススメ!

【Tether よくある質問】

@tether←Twitter公式アカウント

BUSD(Binance USD)

BUSD大手取引所のBainance(バイナンス)が発行しているステーブルコイン。

バイナンスは、仮想通貨の取引量で1位の取引所です。(2022年5月)

【引用】CoinMarketCap

つまり、BSUDは「バイナンスの存在をベースにしたステーブルコイン」と言えます。

発行開始は2019年。

1BUSD=1米ドルになるよう設計されています。

「1BSUDから交換できる」という特徴があり、これがBSUDの強みの一つです。

また、いつでも払い戻しをできるだけの準備金があるので、ニューヨーク州金融サービス局から認可を受けています。

少額から換金ができるので、資産が少ない人でも扱うハードルが低いというメリットがあります。

また、Pancakeswap(パンケーキスワップ)などのDEXでもお手軽に運用できて高利回りを得られるので、仮想通貨運用初心者でも金銭的なインセンティブを感じやすい経済圏を作り出しているのも特徴です。

【参考】【初心者でも安心!】PancakeSwap(パンケーキスワップ)でDeFiを始める方法

BSC(バイナンススマートチェーン)上で動いているため、「処理にかかる手続きが高速で安い」というのも嬉しいポイントです。

BSUDは「所有者が稼ぐまでの導線が綺麗に設計されたステーブルコイン」とも言えますね。

参考

Binance USD(BSUD)の公式サイト←取引だけでなく、仮想通貨を学習するためのコンテンツも充実しています。一度覗いてみることをお勧めします。

@binance←バイナンスのTwitter公式アカウント

ステーブルコインの入手方法

取引所で購入する

法定通貨で仮想通貨を購入するという方法です。

日本の取引所では、現金での購入がほぼ不可能なため、海外の取引所で手続きを行うのが一般的です。

具体的には、以下の流れ。

  • 国内の取引所でビットコインを購入
  • それを海外の取引所の口座に送金
  • その取引所でビットコインを元手にステーブルコインを購入

ステーブルコインの種類によっては、法律上認可されていないものもあるため、法規制のリスクがあるということを覚えておきましょう。

BUSDを購入する流れは、以下の記事を参考にして下さい。

【初心者でも安心!】PancakeSwap(パンケーキスワップ)でDeFiを始める方法

DEXで発行する

DEXを使ってステーブルコインを発行する代表例は、MakerDAOでしょう。

特定の仮想通貨を担保にして、新たにステーブルコインを発行することができます。

大きな資産をビットコインなどのメジャーな仮想通貨で運用している方には、資産の流動性をもたらす画期的な方法です。

MakerDAOを利用したステーブルコイン発行の方法や仕組みについて学びたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【徹底解説!】MakerDAO(メイカーダオ)って何?【DeFiで稼ぐ基礎基本を学ぼう】

DEXで交換する

ユニスワップなどのDEXで、ステーブルコインを交換して手に入れることもできます。

多少の手数料が発生しますが、DEXを介した取引なのですぐにステーブルコインが手に入るというメリットがあります。

大きな規模のDEXを使うことで、安定的にまとまった量のステーブルコインを手に入れることができます。

ステーブルコインの活用方法

リスクヘッジの手段として保持する

自国の法定通貨への信頼度が低い場合は、一定量の資産をステーブルコインに変えておくことは、リスクヘッジのための選択肢になります。

自国の通貨の価値が下がってしまっても、ステーブルコインはその価値を維持し続けることになるので、資産の価値が保たれることになるからです。

別のDEXで運用する

ステーブルコインを預け入れることで、資産の流動性を提供することができます。

つまり、まとまった量のステーブルコインの流動性を生み出す側に回ることで、金利を得る側に回るわけです。

DeFiにおいて、資産の流動性を提供する側に回るという考え方は非常に重要です。

ステーブルコインのメリット・デメリット

メリット

送金しやすい

仮想通貨そのもののメリットと言えます。

ネット環境さえあれば、個人の判断と操作で直ちに送金できます。

これまでの送金手続きと比べて非常に素早い決済を行うことができます。

銀行がいらなくなる

ステーブルコインを使うことで、銀行が必要なくなります。

PCがあれば、誰でも仮想通貨を手に入れることができるからです。

仮想通貨という形で個人が資産を管理できるようになれば、既存の中央集権的な金融機関はその役目を終えることになります。

銀行の本来の役割は、顧客から預かったお金を別の場に送って役立てるということ。

しかし、ステーブルコインによって安定した価値を個人が届けられるようになるため、長い目で見れば個人が銀行になっていく可能性があります。

手数料が安い

利用するDEXにもよりますが、一般的な金融機関よりも安い手数料でお金のやりとりができます。

一回の手続きを数円〜数十円で済ませられるDEXが数多くあります。

細々した手続きを個人が低い手数料で済ませられるので、それだけ費用の節約になりますね。

価格が安定している

ステーブルコインは、価格が安定しています。

これまでの金融市場においては、仮想通貨は「価格変動のリスクが大きい商品」という側面がありました。

しかし、法定通貨のように安定した価値を持たせることのできるステーブルコインはその存在自体が「信頼性の担保」になります。

他のDEXで運用できる

ステーブルコインに限らず、貨幣の価値は「どれだけ使ってもらっているか」で決まります。

つまり、ステーブルコインの発行元の組織としては「自分達が発行しているステーブルコイン」を使って欲しいのです。

そのため、そのステーブルコインを利用して様々なサービスが運用できるように働きかけています。

そのため、経済に流動性をもたらすために「発行母体と紐づいたDEX」が存在します。

そこを狙ってステーキングなどを行うことで、効率的に資産を生み出すことができるチャンスが生まれます。

法定通貨の値動きのリスクヘッジになる

法定通貨であっても、値動きはします。

世界各国の情勢が複雑に絡み合って、相場は日々変動し続けています。

自身の資産の一部を外国の株式などに置き換えて保管しておくのはリスクヘッジの常套手段。

それと同じように、資産をステーブルコインに置き換えることは自国通貨の暴落などに備える手段の一つになります。

デメリット

カウンターパーティリスク

ステーブルコインを提供する会社や企業が何らかの理由で経営が成り立たなくなってしまうリスクが存在します。

これは、中央集権的に経営がなされるシステムに共通するリスクです。

取引母体そのものが倒産してしまえば、契約を行うこと自体が不可能になってしまいます。

カウンターパーティ

金融取引において、「取引の母体」「取引の相手」となる存在のこと。

システムの脆弱性

ステーブルコインを発行したり、保管したりするシステムに欠陥があった場合、資産を失う可能性があります。

ブロックチェーン自体は、改ざんがされにくく不正にも強いシステムです。

しかし、それを扱うシステムを作るのはあくまで人間。

「システム面のリスクに晒される可能性がある」ということは常に頭に入れておきましょう。

担保の暴落

ステーブルコインが担保にしているものの価値が暴落した場合、当然そのステーブルコインも価値を落とします。

担保になっているものの実態や信頼性をきちんと確かめるようにしましょう。

「大勢が使っているものだし安全だろう」と考えるのは、考えていないのと一緒で大変危険です。

補償の不確実性

仮想通貨は一般的な金融商品と違い、いざという時の補償が不十分なケースが多いです。

最近は、仮想通貨系の保険サービスもできてきてはいますが、一般人が気軽に使うのにはハードルが高いです。

ハッキングや悪意ある方法での取引などで、自身の資産が失われても補償はされない自己責任の世界であることを覚えておきましょう。

ステーブルコイン単体では儲からない

ステーブルコイン自体には、投資的な将来性はありません。

ステーブルコイン自体は、価値が安定している設計のためその価値自体が大きく跳ね上がることがないからです。

ですから、ステーブルコインは、二次的に運用することを見越した上で入手しなければなりません。

運用先を見定めてから購入・交換するようにしましょう。

DEXが乱立している

2022年5月、ステーブルコインの運用先のDEXは、どんどん増えてきています。

正直、初心者にはどのDEXを選べば良いのか分からないほど多様なプロジェクトが立ち上がってきています。

しかも、それぞれが魅力的なAPY(年利)を示しているので、数字に釣られてステーブルコインを買いたくなってしまう人もいることでしょう。

高い利回りは一旦疑ってかかりましょう。大抵の場合、時間経過とともに低下します。

そして、「そのDEXがどんなサービスと連携しているのか」「そのサービスを使ってみたいと思うか」「プロジェクトを運営している人のことを信じられるか」をきちんと調べる必要があります。

あるいは、初めから広く浅く投資することを目的としてバランサーのような「INDEX投資的なDEX」で運用するようにしましょう。

法規制の可能性がある

仮想通貨の市場は、金融の歴史から見るとまだまだ発展途上で、様々な問題があります。

そのため、政府の法規制によって思いもよらぬ制限がかかってしまうこともあります。

金融庁の出す情報や世界の金融事情に対して、アンテナを高く貼っておく必要があります。

換金の最低限度額がある

ステーブルコインを法定通貨に変える場合、「払い戻しの最低限度額」があるということを知っておきましょう。

ステーブルコインの種類によっては、最低限度額を下回ると現金に換金できない場合があります。

現金に換金できる最低ラインを調べておきましょう。

リスクとその対策

そのステーブルコインの発行元が「情報を具体的かつ高頻度で発信しているか?」を見ることは非常に重要です。

リスクも含めて、客観的な情報開示をしているかを確かめられるようにしている発行母体であるなら、信頼しても良いでしょう。

要するに「調べようと思ったことが調べられるようになっている状態であればOK」ということです。

基本的には「自分で調べることが1番のリスク管理」になります。

DeFi特有のリスク対策については、以下の記事を参考にしてください。

【必ず役に立つ!】DeFiのリスクを下げる方法【古びない考え方を身につける】

ここでは、ステーブルコインを利用する際のリスクとその対策をまとめていきます。

担保を確認する

そのステーブルコインが何を担保にしているかを確認しましょう。

担保のタイプによって、リスクの種類が変わります。

最低限、以下の項目はチェックしておきたいところ。

  • 法定通貨担保型なら、その国の生産力や国際的な競争力と将来性。
  • 仮想通貨担保型なら、その仮想通貨の信頼性や流通量・取引量。
  • コモディティ型なら、担保としている具体物の種類や安定性。
  • アルゴリズム型なら、発行元のプロジェクトがどんな経済圏を形成しているのか。

何を担保にしているのか、きちんと説明されていないor明らかにできないステーブルコインには、触るべきではありません。

法的な認可があるかどうか調べる

法的な認可が降りているステーブルコインは、安心材料の一つになります。

もちろん、法律自体も変わる可能性はありますが「公的に利用を認められている」という後ろ盾は、仮想通貨を使わない多くの人たちにとっての「使う理由」になります。

また、法に則って動いているものには、制限と補償が同時に付与されます。

「制限がかかる代わりに、守ってもらえる」という見方もできるわけですね。

自分だけでなく「これから初心者にも扱える可能性があるか」ということも意識しておくと良いでしょう。

高い利回りは一旦疑う

ステーブルコインの預け入れを促すDEXは、大抵高い利回りを提示しています。

しかし、それは立ち上げたばかりのDEXによく見られることです。

それぞれのDEXは、自分のところに仮想通貨を預け入れて欲しいので、プロジェクト立ち上げの頃は高い利回りを提示してきます。

DEXの動きをしばらく眺めていれば分かることですが、参加者が増えるほど利回りは下がっていきます。

これは、利益が分配される構造をイメージすれば当然の結果です。

富の総量は決まっています。(お金という尺度の上では)

「一時的に高い利回りも、時間が経てば落ち着いていく」という認識をもちましょう。

補足

先行者優位として、そのシステムにうまく乗っかるのは賢い行動なのかも、個人的にはあまりお勧めできません。なぜなら、逃げ切るタイミングを常に計っておく必要があるからです。私が好きな投資の基本戦略は「長期で見ること」なので、よりよいプロジェクトに次々に乗り換えるのは自分のスタイルに合っていないのです。

DEXの仕組みを調べる

ステーブルコインを運用する先のDEXの仕組みをきちんと調べましょう。

  • そのDEXに預け入れられているお金は、どこから入ってきてどこに流れていくのか?
  • どのチェーンの経済圏を生み出そうとしているのか?
  • そのサービスを自分や人が使ってみたいと思うか?

ただ資金集めを目的として「それっぽい理念」を語っているだけのプロジェクトに関わってはいけません。

逆に、人々の役に立つことと繋がっているプロジェクトであれば一定の信頼を置いて良いでしょう。

既に使われているステーブルコインを使う

お金の性質の一つとして「人気なものは人気になる」というものがあります。

つまり「みんなが持っているから欲しがられる」ということです。

また、一部のお金持ちが大量に買い占めているという状態も「欲しい」という状態を作り出します。

ビットコインなどは、すでにこの状態ですね。

「各ステーブルコインのユースケースを調べて、実績のあるものを使う」ようにすることは、リスク管理の手段となります。

取引量や時価総額を知る

そのステーブルコインがどのくらいの取引量を時価総額を保っているのかを調べましょう。

Coin GeckoCoinMarketCapのランキングから、簡単に調べることができます。

換金の最低限度額を調べる

いざという時に備えて、そのステーブルコインを現金に変える手順を知っておくことはとても大切です。

取引所や口座にロックされてしまって取り出せないということになれば、持っていないのと同じです。

自分の管理する資産を「使える・動ける・働ける状態」にしておくことで、リスクを避ける動きができるように備えておきましょう。

まとめ

ステーブルコインは、仮想通貨を決済手段として確立させるための橋渡しです。

新たな経済圏をもたらす革新的なアイデアであると言えます。

仮想通貨やDeFiで効率良く資産運用するきっかけにして下さい。

本記事のおさらい

  • ステーブルコインとは、価格の安定した仮想通貨。
  • 価格を安定させるために「法定通貨」「仮想通貨」「金や不動産」「アルゴリズム」を担保にしている。
  • ステーブルコインを入手する方法は「購入する」「発行する」「交換する」の3種類。
  • ステーブルコイン自体には、投資商品としての価値は無い。
  • 他のDEXで運用することで、高い利回りを得ることができる。
  • ステーブルコインごとに異なるリスクと対策がある。

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