- HOME >
- Yodaka
Yodaka
yodaka(よだか) Crypto / DeFiを中心に、個人でアルゴトレード研究とbot開発をしています。 アービトラージ、マーケットメイク、Funding Rate、CEX–DEX間の価格形成、DeFi清算などを対象に、仮説 → データ収集 → 検証 → 実装のサイクルを回しています。 このブログには、完成した戦略だけではなく、仮説が棄却された過程や観測基盤の設計・失敗も含めて開発記録として残しています。
こんにちは、よだかです。 ここ最近、CEXとDEXを横断した市場観測の研究を進めています。 もともとの出発点は、 「清算が起きた後を見るのではなく、清算が伝播しやすい市場の状態そのものを観測できないか」 というテーマでした。 そこからBinance、Bybit、OKXなどのCEXとHyperliquidを同じ時間軸上で観測する基盤を作り、価格・板・取引などを比較するようになりました。 研究を進める中では、CEXとHyperliquidの価格が一定以上離れたあと、再び近づいていくような現象も見えてきました。 ...
こんにちは、よだかです。 前回の記事では、 「チェーンが終了するとき、期限付きの資産移動によって一時的な価格歪みが発生するのではないか」 という仮説について書きました いわゆる「チェーンの閉店セール」です。 前回調べたSecret Networkでは、そもそも前提にしていたArbitrum移行が実施されないことが分かり、仮説そのものを捨てることになりました。 今回は、その続きです。 実際に終了が決まっている DFK Chain を対象に、shutdown前のオンチェーン市場を観測しました。 結果から書くと ...
こんにちは、よだかです。 ここ最近進めているのが、CEXとDEXを横断した清算・デレバレッジ周辺の市場構造研究です。 もともとの発想はかなり単純でした。 レバレッジの高い市場で強制決済が起きたとき、一時的な需給の偏りや価格乖離が発生する。その歪みが別の取引所へ伝播する過程に、アルゴで拾える余地はないか。 いわゆる「清算キャッチ」に近い研究です。 ただ、いきなり「清算を検出して売買する」ところから始めるのはかなり雑です。 まず必要だと考えたのは、 どこで価格が動いたのか どこで板が薄くなったのか 建玉がどう ...
こんにちは、よだかです。 今回は、久しぶりに「ニュースを見ていて思いついた仮説」をそのまま掘ってみました。 結論から書くと、今回見つけた対象については、当初期待していたエッジ候補にはなりませんでした。 ただし、調査の過程で、 「DeFiにおける強制的な資金移動をどう探すか」 という、もう少し一般化できそうな視点が得られました。 今回は、仮説を作ってから捨てるまでの記録です。 「チェーンの閉店セール」を拾えるのではないか きっかけは、DeFi関連のニュースを眺めていたことでした。 最近は、古くなったチェーン ...
前回の記事では、 「清算カスケードがいつ起きるかを予測する」のではなく、「ショックが入ったときに市場がどの程度壊れやすい状態なのかを観測できないか」 というテーマで、「清算脆弱性」の研究を始めたことを書きました。 (ここでいう「伝播」は、清算そのものが市場間を移動するという意味ではなく、価格変化や強制フロー、流動性悪化が別venueへ波及し、そこで新たなポジション解消や清算につながる過程を指しています) その後も観測を続けていたのですが、研究を進めるうちに一つ大きな問題が出てきました。 それは、 「そもそ ...
今週のクリプト領域の情報を調べていたところ、清算カスケード(暗号資産・仮想通貨や先物取引などの市場で、価格の急変により強制ロスカットが連鎖的に発生し、さらに価格を下落・または上昇させる現象)に関する興味深い研究を見つけました。 そこから少し掘り下げて考えているうちに、 「清算が起きた後を観測するのではなく、清算連鎖に対して市場のどこが脆くなっているのかを事前に観測できないだろうか」 という研究テーマが出てきました。 そこで今日は、既存の市場観測機を拡張し、この仮説を検証するためのデータ収集・観測基盤を作り ...
こんにちは、よだかです。 BTCを定期的に購入する積立botを実装しました。 今回作ったのは、価格を予測して注文量を変えたり、下落率に応じて買い増したりするbotではありません。国内の暗号資産取引所を利用し、あらかじめ設定した予算の範囲で、一定額のBTCを定期購入するシンプルなものです。 なお、この記事ではセキュリティと運用上の理由から、具体的な条件は公開しません。 ※本記事は個人の開発・運用記録であり、特定の暗号資産や投資手法を推奨するものではありません。過去の検証結果は将来の運用成績を保証しません。 ...
こんにちは、よだかです。 今日から読んでいるのは「金融政策 理論と実践」です。先日まで読んでいた「金融読本」の内容ともリンクしている部分があり、市場理解の基点として有用な本だと感じています。 今日もbot開発の合間にこの本の読書を進めて、気ままにリサーチしたり考えをまとめたりしたので、記録を残しておきます。 1. 金融政策を「金利操作」ではなく「資金移動の地形変更」として読む 本日読んだ範囲は、金融政策の概観、金融の役割、貨幣と中央銀行、金融政策の目標あたりです。 金融政策というと、どうしても最初に思い浮 ...
こんにちは、よだかです。 「ミクロ経済学の力」を一通り読み終えたので、それを起点に考えたことや、bot設計に接続するアイデアなどについてまとめておきます。 今回はゲーム理論や情報の経済学が中心でしたが、「金融マーケット予測ハンドブック」や「金融読本」など、これまで学んできた内容とも接続する部分が多くありました。 ここまでの学びを体系的に整理しつつ、今後のbot設計で試していきたいことについてもまとめていきます。 1. 「ミクロ経済学の力」を読んで、bot設計の見方が変わった 今回の読書で一番大きかったのは ...
こんにちは、よだかです。 「ミクロ経済学の力」の3〜5章を読みました。 今回扱われていたのは、市場均衡、余剰、市場の失敗、外部性、公共財、独占といった内容です。 正直、bot開発に直接効く内容ではありませんでした。 ただ、これ以降の章ではゲーム理論や情報の経済学が扱われるので、その足がかりとしてはかなり重要な箇所だったと思います。 今回は、本書の内容を整理しつつ、そこから派生して調べたことや、現実の政策・制度の中にミクロ経済学的な考え方がどう反映されているのかについてまとめていきます。 1. ミクロ経済学 ...