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Revoke機能付きウォレット:Rabby(ラビィ)完全解説【始め方・使い方ガイド】

2023年1月30日

こんにちは、yodaka(よだか)です。

  • Rabby(ラビィ)って何?
  • 特徴仕組みを知りたい
  • 機能使い方を教えてほしい
  • 使うときの注意点リスクはあるの?

こんな悩みを解決する記事を用意しました。

Rabbyとは、仮想通貨ウォレット/ウォレットの管理ツールのひとつです。

Yodaka

本記事を読んで、クリプト界隈で生き延びる知恵を身につけていってください。

本記事を読むと分かること

  • Rabbyとは何か?
  • Rabby特徴仕組み
  • Rabby機能
  • Rabby始め方・使い方
  • 使うときの注意点リスク

情報ソース

Rabbyとは何か?

https://rabby.io/

Rabbyには、大まかに分けて以下の2種類の役割があります。

仮想通貨のウェブウォレット
②仮想通貨ウォレットを便利かつ安全に使えるようにするツール

Rabby自体にも仮想通貨のウェブウォレット機能があることに加えて、

  • ネットワーク(チェーン)のスムーズな切り替え
  • ユーザーのセキュリティを高める
  • 分散管理している資産の一括確認

などを行うことができます。

どうしてRabbyが開発されたの?

それは、ブロックチェーンネットワークの多様化とともに様々なウォレットが開発されて、各ユーザーの資産管理が煩雑になったためです。
煩雑な管理を簡単に済ませたいというユーザーの需要に応えるために立ち上がったプロジェクトの一つがRabbyです。

Yodaka

従来の仮想通貨ウォレットでは、チェーン毎に接続を切り替えたり、対応していないチェーンでは利用ができなかったりするといった課題がありました。

また、専門的な知識が無い方にとっては、複雑化するDeFiの世界においてユーザーの実行するトランザクションが安全なものであるかどうかを検証しづらいことも、DeFiプロトコルの利用などに不安を生じさせる原因になっています。

例えば、何気なく実行したトランザクションや署名などが、ウェブウォレットへのアクセス権限を与えてしまうといった「見えにくいリスク」があるのです。

つまり、DeFiユーザーには「自覚しにくいリスクがある」のです。

そこで、Rabby

トランザクションやリスクを事前にチェックする機能を搭載したウェブウォレット

を開発しました。

Rabbyは、

ユーザー自身が実行しようとしているトランザクションのリスクを事前にチェックしてくれる

ため、今まで以上に安全にウェブウォレットを利用することに繋がります。

リスク管理の一手段として、Rabby Walletの利用選択肢の一つになりますね。

Yodaka

開発・運営チーム

https://debank.com/

Rabbyの開発・運営を手掛けるのはDeBank

DeBank自体も、仮想通貨のポートフォリオ管理アプリを開発しています。

DeBankの解説はこちらから。

Yodaka

Rabbyのウォレットアプリは、2021年7月リリースされました。

公式ブログでは、リリースに至るまでの開発の経過やシステム稼働の概要などがまとめられています。(2023年1月現在、最近の更新はされていません)

Twitterアカウントでは、定期的にプロジェクトに関わるタイムリーな情報を発信しています。

新しい情報をキャッチアップしたい方は、RabbyのTwitterアカウントをフォローしておくと良いでしょう。

Yodaka

Rabbyの特徴

Rabbyにはどんな特徴があるの?

Rabby特徴は主に5つ

  • マルチチェーン対応
  • リスクスキャン機能
  • 実用的で多彩な機能が揃っている
  • 多数のウォレットをサポート
  • 2種類のブラウザに対応
Yodaka

マルチチェーン対応

https://rabby.io/

Rabby Wallet

全部で44種類のブロックチェーンに対応

しています。

主要なチェーンから振興のチェーンまで幅広く対応しているので、既に利用しているネットワークに対応したウォレットを同期させることができます。

煩雑になりがちなウォレットと資産の管理を取りまとめることができるので、とても便利ですね。

Yodaka

リスクスキャン機能

Rabby Walltは、トランザクションを実行する前に

自動的にエラーチェックとリスクチェック

を行ってくれます。

想定されるエラーやリスクが事前に分かるので、暗号資産を安全に管理することに繋がります。

実用的で多彩な機能が揃っている

Rabbyには主に10種類の機能が備わっています。

  • ウォレットの中身の確認
  • トークンの交換
  • トークンの送信
  • トークンの受け取り
  • 別のネットワークへのガス代の補充
  • 取引履歴の確認
  • 接続しているサイト・アプリの確認
  • 承認しているコントラクトの確認と解除
  • 利用アドレスの追加・変更
  • 操作設定の変更

どの機能も、DeFiを続けてきた方にとっては非常に便利なものばかりです。

各機能の詳細は、後ほど説明します。

Yodaka

多数のウォレットをサポート

https://rabby.io/

Rabbyは、様々な暗号資産のウォレットをサポートしています。

ウェブウォレットだけでなく、ハードウェアウォレットなどもサポートしているため、既存のウォレットがあれば、それをRabbyに同期して利用することもできます。

これから、新しくウォレットを使う場合も、Rabbyがサポートしているものを選ぶと、それらをより安全に使える可能性があります。

2種類のブラウザに対応

https://rabby.io/

Rabby Walletを利用できるブラウザは

Google ChromeBrave

です。

その他のブラウザに対応したアプリは、現在開発中。

一般的なユーザーであれば、Google Chromeでの利用が多いので、大きな障壁にはならないはずです。私は、Google Chrome/Braveのブラウザを目的に応じて使い分けています。どちらも普段使いのブラウザなので、この2種類のブラウザに対応しているのはありがたいですね。

Yodaka

Rabbyの機能と仕組み

Rabbyにはどんな機能があるの?

Rabby主な機能10個紹介します。

  • ウォレットの中身の確認
  • トークンの交換
  • トークンの送信
  • トークンの受け取り
  • ガス代の補充
  • 取引履歴の確認
  • 接続しているサイトの確認
  • 承認しているコントラクトの確認と解除
  • 利用アドレスの追加・変更
  • 操作設定の変更

一つずつ見ていきましょう。

Yodaka

ウォレットの中身の確認

ウォレットの中身「Token」「DeFi」「NFT」3項目に分けて、一目で確認することができます。

トークンの交換(Swap)

Rabby Walletのスワップ機能は、3種類のスワッププロトコルの中から一つを選んで実行することができます。

利用できるスワッププロトコルは、以下の通り。

  • 1inchi
  • 0x
  • ParaSwap

どれも、DeFi界隈ではメジャーなスワッププロトコルです。状況に応じてこれらを使い分けることができるので、大変便利です。

スワッププロトコルの解説は、以下の記事も参考にしてみてください。

Yodaka

トークンの送信(Send)

「Send」機能で

送り先を指定して仮想通貨やNFTを転送する

ことができます。

Setting機能で、転送先のアドレスを登録したものだけに限定して操作する設定にすることもできます(後述)。

Yodaka

トークンの受け取り

「Recieve」機能で、

現在使用しているウォレットでトークンを受け取るためのQRコードを表示する

ことができます。

利用するネットワークを選択するとQRコードが表示されるので、別のデバイスでそのQRコードを読み取ってトークンを送信しましょう。

ガス代の補充

Gas Top Up」機能で

他のチェーンにガス代を補充する

ことができます。

他のチェーンでトランザクションを通したいけれどガス代が足りない時に便利な機能です。

元となるガス代は、ユーザーが所有している仮想通貨を変換して支払われます。

取引履歴の確認(Transactions)

Transactions」機能では

取引履歴の確認

ができます。

過去に実行した取引(トランザクション)が1回ずつまとめられています。

利用したサイトやプロトコルに応じたアイコンもあわせて表示されるので、非常に見やすいです。

接続しているサイトの確認

Connected」機能では

ウォレットと接続しているサイトやDeFiアプリを表示する

ことができます。

資産を入れているDeFiプロコトルであっても、接続していない状態では表示されないので注意が必要です。

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承認しているコントラクトの確認と解除(Approvals&Revoke)

Approvals」機能では

ウォレットに承認したコントラクトの確認

をすることができます。

注目すべきは

承認したコントラクトの解除機能(Revoke)も可能

という点です。

Revokeにはガス代がかかりますが、身に覚えのないコントラクトはRevokeしておくウォレット管理のセキュリティを高めることに繋がります。

Yodaka

利用アドレスの追加・変更

Addresses」機能では

Rabbyで利用するウォレットアドレスの追加登録変更

ができます。

別のウォレットを登録して、Rabbyを経由して使うことができるようになります。

Yodaka

操作設定の変更

Settings」機能で

ウォレットの仕様設定を変更する

ことができます。

トークン転送の許可設定・署名記録の参照・アカウントのリセットなどが可能です。

「ホワイトリストに登録したアドレスのみのトークン転送を許可する」機能をONにしておくことでトークンの誤送信を防ぐことなどができます。(デフォルトでONになっています)

また、プログラミングの知識があれば、細かい機能の設定を登録しておくことなどもできます。

個人でカスタマイズすることも可能であるため、技術のある方はより安全性を高めることができますね。

Yodaka

Rabbyの始め方・使い方

Rabbyを実際に使ってみたい。

それでは、Rabby始め方・使い方を解説します。

Yodaka

ダウンロード

https://chrome.google.com/webstore/detail/rabby/acmacodkjbdgmoleebolmdjonilkdbch

①ChromeのWebストアにアクセスして、Rabbyのダウンロードページから「Chromeに追加」をクリック。
※上記のURLから、直接アクセスできます。

「拡張機能を追加」をクリック。

「追加完了の通知」が出たら、ダウンロード成功です。

アカウントの作成

ブラウザの右上にある「パズルのピースのような形のアイコン」をクリック。

②「拡張機能の一覧」が表示されるので、「Rabbyのアイコン」をクリック。

③「Create New Address」をクリック。

④「設定したいパスワード」を入力。(確認用も含めて2箇所に入力する)

「Next」をクリック。

Seed Phraseに関する注意事項を読んで、「Show Seed Phrase」をクリック。
確認する内容
・シードフレーズを紛失したら、資産の復活はできない
・シードフレーズを他の人と共有すると、資産が盗まれる可能性がある。
・シードフレーズは、自身コンピュータに保存される。Rabby(の運営側)はそこにアクセスできない。
・シードフレーズをバックアップ(記録)しないでRabbyのアプリをアンインストールした場合、Rabby(の運営側)はRabbyのアプリデータを復帰させることはできない。

つまり、シードフレーズは自分で記録して、無くさないように厳重に管理しましょうということです。

Yodaka

12個のシードフレーズを記録する。(紙のメモ金属板に掘るなど)
※シードフレーズは、絶対に他人に漏らさないこと!アカウント復帰以外の目的で不用意に入力してはいけません!

説明を分かりやすくするために上の画像ではシードフレーズを表示していますが、この画像は実際にアカウントを作成しなかったものに差し替えてあります。

Yodaka

⑧「アカウント作戦完了の通知」が出たら、アカウント作成成功です。

⑨画面が変わって、Rabbyの機能が利用できるようになります。

MetaMaskをインポートする

もっとメジャーなウェブウォレットであるMetaMaskとの接続方法を解説します。

Yodaka

右上のアイコンをクリック。

「Inport My MetaMask Account」をクリック。

③「Import Seed Phrase」をクリック。

④「Seed Phrase」を入力。
⑤「Confirm」をクリック。

⑥「Next」をクリック。

⑦「Done」をクリック。

MetaMaskのウォレットアドレスが反映されていれば、インポート成功です。

使うときの注意点やリスク

Rabbyを使う時に気をつけることはあるの?

では、最後にRabbyを使うときの注意点リスクをまとめます。

Yodaka

スワッププロトコルのリスク

Rabbyでスワップする際に利用できるスワッププロトコルは、1inchi/0x/ParaSwapの3種類。

それぞれのプロトコルはDeFi界隈では、充分に実用にたるアプリです。

各プロトコルの仕組みを知ることで、スワップする際の価格乖離やトランザクションが通るのにかかり時間などの情報を理解しておくと良いです。

各ネットワークに特性も学んでおくと、Rabbyでのリスク管理の精度を高めることができます。

ハードウェアウォレットと同期する必然性はない

Rabbyはハードウェアウォレットとも同期することが可能です。

しかし、ハードウェアウォレットを積極的な取引ではなく暗号資産やNFTの堅牢な保管場所として利用している方にとっては、わざわざRabbyにハードウェアウォレットをインポートする必要はありません。

ご自身が何のためにウォレットを使っているのかを考えた上で、ウォレットアドレスやシードフレーズの同期をするようにしましょう。

Yodaka

対応ブラウザは2種類

現在(2023年1月)、RabbyWalletに対応しているWebブラウザは、Google ChromeBraveの2種類のみです。

これらのブラウザを普段から利用しているユーザー以外は、Rabbyの追加開発を待つことになります。

普段使いのWebブラウザでDeFiに慣れているユーザーであれば、新しいブラウザを試す良い機会になるかもしれません。

DeFi特有のリスクその対処方法については、以下の記事も参考にしてみて下さい。

Yodaka

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

仮想通貨のウォレット便利ツールであるRabby Walletについて解説しました。

Yodaka

本記事の内容が参考になれば幸いです。

本記事のまとめ

  • Rabby Walletは、仮想通貨のウォレットの一つ。
  • ユーザーのセキュリティを高める機能が実装されている。
  • 既存のウォレット(MetaMaskなど)をインポートして利用することができる。
  • 実行するトランザクションのエラーや安全性事前にチェックしてくれる。
  • 44種類のブロックチェーンでの利用に対応している。
  • 様々な形態の仮想通貨ウォレット(ウェブウォレットからハードウェアウォレットまで)をサポートしている。
  • ネットワークの切り替えスムーズに実行できる。
  • トークンのスワップ・転送・署名の取り消し(Revoke)などの機能も兼ね備えている。

情報ソース

-DeFi, NFT, 仮想通貨