Yodaka

yodaka(よだか)です。2021年から仮想通貨を触っています。Bot開発もしています。

Bot mmbot 開発ログ

2025/7/15

🛠️開発記録#264(2025/7/15)MM(マーケットメイク)スナイプ戦略 ── 勝ち筋 vs 負け筋まとめ(理論編)

⚠️本稿の解説対象は「個人レベルでのMM(マーケットメイク)のスナイプ = マーケットメイカー狩り」です。戦略の特徴などについては、本稿の中盤でざっくり解説します。 MM戦略 ── 勝ち筋 vs 負け筋〈エッセンス〉 ✅ 勝ち筋(利益が残る条件) “純スプレッド”が正 spread > maker手数料 + 想定スリッページ + 余裕 (≈0.03 %) 流動性と板厚が十分 24h出来高 ≥ ¥500 M/depth10×自玉比 ≤ 5 % 高速応答で先着優位 p99 ACK ≤ 120 ms(Ti ...

Bot Rust プログラミングスキル 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/15

🛠️開発記録#263(2025/7/14)「Apple Silicon × PyO3 沼からの脱出 ― クロスアーキ開発を最短で通すまでの全手順」

はじめに — なぜ今 “ARM64 × Rust × Python” がハマりポイントになるのか Apple Silicon 対応 Mac の登場以降、**「Rust(ネイティブ速度) × Python(開発速度)を PyO3 でつなぐ」**というハイブリッド構成は、パフォーマンスと生産性の両取りを狙う開発者にとって極めて魅力的な選択肢になりました。しかし実際に手を動かすと、アーキテクチャの食い違い・ツールチェーンの混在・クロスコンパイル特有の罠が次々に浮き彫りになります。ここではまず「なぜハマるのか」を ...

Bot 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/13

🛠️開発記録#262(2025/7/12)ゼロから学ぶ複数コンテナBot開発──Recorder/Trader/Analyzer分離で“勝てる基盤”を作るまで

はじめに──なぜコンテナ分離が必要か 複数の取引所 API をまたぎ、秒単位でパラメータを変えながら実験を回す──。そんな仮想通貨 Bot 開発では「安全に失敗しながら、すぐ本番にも出せる」環境が欠かせません。そこで鍵になるのが Recorder / Trader / Analyzer をコンテナ単位で分離するアーキテクチャです。 コンテナ分離の本質的な利点は大きく二つ。 障害ドメインの切り分け Recorder が落ちても Trader は生き残り、未決済ポジションを安全に処理できます。 ライフサイクル ...

Bot 開発ログ

2025/7/11

🛠️週次報告(2025/7/5~7/11)

7/5 (土) NATSまわりを本格デバッグ publish 時の bytes/str ミスマッチを修正し、JetStream も含めたメッセージフローを確認。 Parquet 書き込みの existing_data_behavior エラーを解消。 Docker 環境を一掃して再構築 docker system prune -a --volumes → イメージをキャッシュなしで再ビルドし、ExecutionEngine エラーの根本調査を開始。 ブログ原稿の下書き 「ビルド地獄からの解放:Record ...

Bot プログラミングスキル 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/10

🛠️開発記録#261(2025/7/10)一人開発者が築く“堅実な”暗号資産 Bot 基盤──設計・運用・スケールまとめ

暗号資産のマーケットは、価格も仕様も API も“昨日の正解”がすぐ陳腐化する世界です。一人開発で勝ち続けるには 「戦略を量産しては捨てる」 を苦なく回せる土台──すなわち 堅実だが可塑性の高い基盤 が欠かせません。本稿では Mac mini でのローカル開発からクラウド移行、そしてコンテナ分離・プラグイン設計まで、実践で得た教訓を 設計・運用・スケール の3軸で整理します。 設計や運用思想のような"振る舞い及び考え方の軸"が定まっていると下流のことはほぼ作業になるので、色々と楽。私は ...

Bot プログラミングスキル 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/6

🛠️開発記録#260(2025/7/6)Mac mini × Docker Desktop 24 GBメモリ機でも“重さ”を寄せ付けない——仮想通貨自動トレード Bot 開発向けチューニング完全版

本稿は Docker Desktop・Cursor IDE・仮想通貨トレード Bot を同時に動かしている M-series Mac mini(RAM 24 GB)で、突然のメモリ飢餓を撲滅した実録です。最新の除外方針(data_links / .secrets / backtest24/logs / logs は監視対象に残し、htmlcov / __pycache__ / *.pyc のみ除外)を反映しています。 CursorエディタとDocker周りのセッティング終わり。今日も開発をサクサク進めてい ...

Bot プログラミングスキル 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/5

🛠️開発記録#259(2025/7/5)ビルド地獄からの解放:Recorder → NATS連携を最速でデバッグする実践ノウハウ

開発スタイルはある程度絞り込んでおくほうが良い気がする。スタイルがはっきりしていると使うツールが定まるし、使うツールが定まるとそれを使い込んでいる人たちの知見を検索しやすくなる。今日はコンテナの再ビルド地獄を乗り越えた。— よだか(夜鷹/yodaka) (@yodakablog) July 5, 2025 1. はじめに――“ビルド地獄”とは何か 「ちょっと修正して試すだけなのに、docker compose build → up → logs で 数分待ち…その間に集中が切れる――。仮想通貨 ...

Bot 開発ログ

2025/7/5

🛠️週次報告(2025/6/28~7/4)

🗓 開発ログまとめ(2025-06-28 ▶ 07-04) 日付主なトピック具体的なアクション & 成果6 / 28 (土)監視・品質強化- Prometheus alert ルール設計を開始- FRMMbot スプレッド閾値をレビューし、調整方針を策定6 / 29 (日)運用設計・情報発信- NATS JetStream 設定とコンテナ分離案を検討- 月次レポート草稿「専業ぼっちbotterとして3ヶ月」を執筆・レビュー6 / 30 (月)テスト & データ収集- arbbot Reco ...

Bot プログラミングスキル 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/2

🛠️開発記録#258(2025/7/2)Mac mini (M4 Pro) が突然カクつく!――fseventsd メモリリークと Docker Desktop 最適化で復活させるまでの全手順

macOS 15.5 / M4 Pro 24 GB RAM 環境で「スリープ解除直後にマウスも反応しない」ほど重くなる――。原因は fseventsd のメモリリーク+Docker Desktop の常駐メモリ肥大 でした。本記事では、再現方法・原因切り分け・恒久対策スクリプト・Docker 設定最適化までをやり切ったログを共有します。 調子こいて開発していたら、再びメモリリーク発生させてしまった。マシンスペックが高かったおかげで、挙動がカクつき始めた段階でトラブルシュートできた。主要因は私のPCの使い方 ...

Bot プログラミングスキル 環境構築・インフラ 開発ログ

2025/7/2

🛠️開発記録#257(2025/7/2)NATSによるBot運用設計

0. NATSを使って何をしたいのか NATS が担う役割 ― 「サービス間の背骨」になる コンポーネントNATS Core (低遅延)JetStream (永続)Trader発注シグナルを µs〜ms で配信/ACK(request-reply)約定ログをストリームに書き込み、後で解析可能Recorderーティック・板情報を時系列で蓄積Analyzerアラートやリアルタイム PnL をサブスクライブ過去データをリプレイしてバックテスト・ML 学習監視ツール/varz をスクレイプしヘルスチェック/jsz ...