こんにちは、yodaka(よだか)です。
- TAPIOCA DAO(タピオカ ダオ)って何?
- 特徴や仕組みを知りたい
- 機能や使い方を教えてほしい
- 使うときの注意点やリスクはあるの?
こんな悩みを解決する記事を用意しました。
TAPIOCA DAOとは、Layer Zeroで稼働する仮想通貨のレンディングプロトコルです。
本記事を読んで、クリプト界隈で生き延びる知恵を身につけていってください。
本記事を読むと分かること
- TAPIOCA DAOとは何か?
- TAPIOCA DAOの特徴や仕組み
- TAPIOCA DAOの機能
- TAPIOCA DAOの始め方・使い方
- 使うときの注意点やリスク
情報ソース
TAPIOCA DAOとは何か?
TAPIOCA DAOは
Layer Zeroで稼働する仮想通貨のレンディングプロトコル
です。
Layer Zeroとは、
セキュリティとプライバシーを保った状態で異なるブロックチェーン同士のやり取りを行う方法
です。
Layer Zeroの解説はこちらから。
つまり、TAPIOCA DAOは
異なるブロックチェーン同士におけるDeFi初のオムニチェーンマーケットを実現すること
を目指すプロジェクトなのです。
チェーンを跨いだレンディングやレバレッジサービスを提供し、資産の実質的な利回りを増やすことができると謳っています。
Layer Zeroはイーサリアムのロールアップとして注目されている技術の一つです。TAPIOCA DAOもその技術を活用するプロジェクトの一つとして注目を集めています。
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開発・運営チーム
TAPIOCA DAOはコミュニティを形成して開発にあたっています。
上記のリンクから開発チーム(pearl-club-chat)に参加することができます。
また、Discordでは開発の最新状況を知ることもできます。
Twitterでは、プロジェクトの開発や参加方法などを発信しています。
to all new anon's:
the essential guide to tapiocaÐΛØ,🧵 pic.twitter.com/xCvKRLgk2o
— TapiocaÐΛØ ⚪ (@tapioca_dao) November 14, 2022
TAPIOCA DAOの特徴
TAPIOCA DAOにはどんな特徴があるの?
TAPIOCA DAOの特徴は主に5つ。
- Layer Zeroを利用
- オムニチェーンのレンディング
- 4種類のトークンで展開
- ステーブルコイン「usd0」を発行する
- 利回りのベースはオプション取引
Layer Zeroを利用
TAPIOCA DAOのアプリはLayer Zeroで稼働します。
現在、ブロックチェーン界隈は様々なチェーンが独自の経済圏を確立しているため、各チェーンを跨いだ仮想通貨(トークン)のやり取りには課題があります。
例えば、主な課題としてはブリッジのセキュリティなどがあります。
仮想通貨のブリッジ
ブロックチェーンは、本来それぞれに規格が異なるため、それぞれのブロックチェーンで用いるトークンを別のチェーンで使うことはできません。(例えば、ビットコインをイーサリアムと交換することはできません)
その問題を解決するのがブリッジという技術です。ブリッジという技術を用いると、仮想通貨を別のチェーンで擬似的に使うことができるようになります。
ところが、実際には別のチェーンに転送しているわけではないため、ブリッジを実施しているシステムを攻撃すると、仮想通貨を盗むことができてしまうのです。
【詳しい解説】【初心者にやさしいDeFi解説】仮想通貨の「ブリッジ」とは?【システム面から理解できる!】
Layer Zero技術を使ってシステムを稼働させることによって、セキュリティとプライバシーを保ったまま異なるチェーン間同士のやり取りを行うことができるようになります。
これまでの課題だったブリッジに関するリスクを根本的に解決する可能性を秘めているのがLayer Zeroという技術なのです。
セキュリティに関するリスクを気にかけている人にとっては、非常に重要なポイントですね。
また、プライバシーも保たれるので、資産状況などを秘密にしておきたい方にとってもメリットがあります。
オムニチェーンのレンディング
Layer Zero技術を利用しているため、あらゆるブロックチェーン上でトークンをやり取りすることができるようになります。
そこから、金融の土台であるレンディングを展開しやすくするというのがTAPIOCA DAOの狙いです。
DeFiの歴史のみならず、金融全体の歴史を振り返ってみても
「お金の貸し借り」はあらゆる金融商品が発展する土台
となってきました。
DeFi全体のレンディングを繋ぎ合わせることで、DeFiのエコシステム全体に拡張性がもたらされると予測されます。
4種類のトークンで展開
TAPIOCA DAOに関連するトークンは、以下の4種類。
- TAP(プロトコルのネイティブトークン)
- twTAP(TAPの派生トークン1)
- oTAP(TAPの派生トークン2)
- usd0(TAPで発行できるステーブルコイン)
プロトコルの稼働を支えるには、これら4種類のトークンが相互に関連しあって機能する必要があります。
従来型のDeFiプロトコルと比較すると、やや複雑なシステムを持っています。
詳しい仕組みは、後ほど解説します。
ステーブルコイン「usd0」を発行する
TAPIOCA DAOでは、ステーブルコイン「usd0」を発行することができます。
「usd0」は、
米ドルにペッグされたステーブルコイン
です。
価格をアルゴリズムに依存せず、過剰担保型として設計されています。
発行の担保にできるトークンは、
ETH/MATIC/AVAX/FTM(ネットワークのガストークン)
などです。
ステーブルコインがあることによって、TAPIOCA DAOのエコシステム内でアービトラージを行うインセンティブが発生するため、usd0の価格が保たれる仕組みになっています。
利回りのベースはオプション取引
TAPIOCA DAOのシステムには、従来型のDeFiプロトコルで見られるような流動性マイニングの仕組みが実装されていません。
正確に言うと
流動性マイニングに用いられるトークンがオプション取引で利回りを実現することをベースにする
というシステム設計になっているのです。
オプション取引
ある商品を将来のある期日までに決められた特定の価格で買う(売る)権利(=オプション)のこと。つまり、オプション取引とは権利の売買のこと。
買う立場の取引を「コールオプション」、売る立場の取引を「プットオプション」と呼び、それぞれにメリット・デメリットがある。
【具体的な解説】【注目DeFiプロジェクト紹介】Ribbon Finance(リボンファイナンス)って何?【特徴・仕組み・使い方・注意点】
流動性マイニング
プロトコルにネイティブトークンをロックすることで、そのプロトコルのネイティブトークンをマイニングできる仕組みのこと。DeFiプロトコルの多くに実装されている。流動性マイニングの設計がうまくできているとネイティブトークンの保有インセンティブが増加し、市場へのトークン供給料が減少する。その結果、トークンの価格が上昇する。CompoundをはじめとするDeFiプロトコルの多くは、流動性マイニングを実装していて、ネイティブトークンやプロトコルの価値自体が崩壊しにくいシステムを実装している。しかし、長期的にはエコシステムの拡大を阻害するなどの課題点も指摘されている。
TAPIOCA DAOのプロトコルは、
流動性マイニング報酬をコールオプションで提供する
という点が特徴の一つです。
詳しくは、この後解説します。
TAPIOCA DAOが稼働する仕組み
TAPIOCA DAOはどんな仕組みで稼働しているの?
それでは、TAPIOCA DAOが稼働する仕組みを詳しく解説します。
ネイティブトークンTAP
TAPは、TAPIOCA DAOが発行するネイティブトークンです。
供給量は1億で、追加供給はありません 。
少なくとも6年間にわたって継続的に排出されるように設計されています。
現在(2023年2月)未供給。
供給スケジュールは、コミュニティから発表される予定です。
トークンの供給比率は以下の通り。
- 56.5%:DSO(DAO Share Option)
→・DAOの共有オプション≒プロトコル所有の流動性 。コールオプションを応用した流動性マイニングシステムで報酬提供する。Employee Stock Options(自社株を一定の行使価格で購入できる権利)に類似している
→これが、TAPトークン(派生系含む)の保有インセンティブとなる。(後述) - 12%:貢献者(Contributors)
- 11%:投資家(Investors)
- 5%:流動性ブーストラッププール(LBP)
- 2.5%:エアドロップ(Airdrop)
- 10%:DAO
TAPは、oTAP(後述)からの報酬で獲得することができます。
また、TAPには2種類の派生トークン「twTAP」「oTAP」が存在します。
派生トークン1「twTAP(Time-Weighted Escrowed TAP)
時間加重エスクローTAP。
時間加重平均マグニチュードロック(Time Weighted Average Magnitude Lock)に基づくトークン 。(この解説は後ほど)
twTAPの役割は
- DAOガバナンスへの参加
- プロトコル収益とマネージャー料金のシェア
です。
従来型のガバナンストークンと似ていますね。
twTAPは、別のユーザーに転送することができません。
twTAPをプロトコルにロックしたユーザーは
- Tapiocaの全てのプロトコル収益(時間や供給量などで変動する)の100%
- DAO所有のLPペアのマネージャー料金から生成される利回りの50%
を受け取ることができます。
報酬は、毎週木曜日の午後5時(UTC:協定世界時)にtTHE(Tapioca Omnichain ETH)で分配されます。
【参考①】TAPOCA DAOのDocs|twTAPの解説
【参考②】TAPOCA DAOのDocs|トレジャリーと手数料
派生トークン2「oTAP(Call Option TAP)」
oTAPは、アメリカンタイプのコールオプションを応用した仕組みを元に設計されたトークンです。
※コールオプション
→ある商品を将来のある期日までに決められた特定の価格で買う権利
※アメリカンタイプ
→権利行使期間中のいつでも権利を使える
※満期時のみ権利行使できるものをヨーロピアンタイプと呼ぶ
oTAPの収入源は、プロトコルが運用するTOLP( Tapioca Omnichain Liquidity Provision )からの利回りです。
oTAPの受信者は、Tapioca DAOから市場から5~50%割り引かれた価格でTAPトークンを購入する権利があります。
TAPトークンのスポット価格(現在の価格)はUniswapV3から取得され、その後、TAPIOCA DAOのプロトコルで1週間後のストライク価格(満期時の決済価格)が決定されます。
つまり、1週間後に価格の上がる約束をされた自社株をあらかじめ割引で購入できるということです。
これが、先ほど出てきたトークン保有者のインセンティブとなるのです。
oTAPは譲渡可能なトークンであるため、市場に流通させることができます。
TAPIOCA DAOエコシステムの成長に伴って、oTAPの価値が上がるように設計されているのですね。
しかし、このシステム自体にも課題はあるので、記事の最後で考察します。
ステーブルコイン「usd0(Omnichain USD)」
「usd0」は、TAPIOCA DAOが発行するオムニチェーンステーブルコインです。
その特徴は以下の通り。
- LayerZero OFT20 V2 に準拠
→Layer Zeroで利用可能 - USDペッグのステーブルコイン
→1usd0=1USDの価格になる - 非アルゴリズム/過剰担保型
→担保が保証されている(暴落による生産リスクは存在する) - ETH/MATIC/AVAX/FTM(ネットワークのガストークン)などを担保として発行される
→L1のネイティブトークンを利用することによるリスクヘッジ
これらの特徴を持つため、
TAPIOCAエコシステム内でのアービトラージインセンティブを生む
とされています。
つまり、市場原理によってトークンの価格が保たれるという理屈です。
そして、手動のアービトラージ以外にもフラッシュミントという仕組みで借入ポジションを開くことなくアービトラージを行うことも可能です。
フラッシュミントはプログラミングの技術が必要なため、テクノロジーに一定の理解がある方向けの領域といえますが、すでに実装に至っている技術の一つであるため、このシステムを利用してBotなどによるアービトラージの自動化を行う人も出てくる予想されます。
その他の特徴もまとめておきます。
- Mintにおけるマスターアカウントが存在する
- マスターアカウントはガバナンスで追加可能
- 発行できるusd0の量を修正できる
- 主要なサポートAMMはUniswapV3
- LPはArrakis Financeを使用して管理
【参考①】TAPIOCA DAOのDocs|オムニチェーンUSD
【参考②】MakerのDocs|フラッシュミントモジュール
時間加重平均マグニチュードロックtwAML(Time Weighted Average Magnitude Lock)
twAML(時間加重平均マグニチュードロック)は、TAPIOCA DAOのシステムを支える根幹的な概念です。
まずは、要点を教えて欲しい。
物凄くざっくり言うとtwAMLは
経済成長の状況に応じて報酬をコントロールするメカニズム
です。
oTAPおよびDSO(DAO Share Option)は、この仕組みの下で価値を創出する設計になっています。
TAPトークン供給量の半分以上(56.5%)を占めるDSO(DAO Share Option)はtwAMLと深く関わっています。
ここからはtwAMLの仕組みを掘り下げていきます。
この概念自体がそれなりに複雑ですので、仕組みを理解するために土台となった記事のリンクを貼っておきます。
参考記事
TAPIOCA DAOのDocs|twAMLの解説
TAPIOCA DAOのブログ|birth of twAML
ホワイトペーパー「Time-Weighted AML」
github|keeper3r-network/OptionsLM
twAMLとは
アメリカンコールオプションを応用した流動性マイニングシステム
です。
アメリカンコールオプション
コールオプションの一種。コールオプションとは、ある商品を将来のある期日までに決められた特定の価格で買う権利。
アメリカンタイプとは、権利行使期間中のいつでも権利を使えるものを指す。
※満期時のみ権利行使できるものをヨーロピアンタイプと呼ぶ
前提知識
従来型の流動性マイニングシステムには課題がある。
課題①マイニング報酬となるトークンに価値を持たせにくい
課題②報酬となるトークンがすぐに売却される可能性が高い
課題③急激な売りがトークン価格の暴落を招く
→流動性マイニング報酬によって生じる報酬トークンの売り圧を抑制するメカニズムが必要になる
→【解決案】コールオプションを併用して、一定期間内にわたるトークンホルダーの保有インセンティブを保ち続けるシステムを実装する
具体的には
→「自社株買い≒Employee Stock Options(自社株を一定の行使価格で購入できる権利)」に類似したシステムをDeFiプロトコルにも取り入れる
TAPIOCA DAOにおけるtwAMLのシステムは以下の通り。
- oTAPとDSOの報酬をもたらす
- オプションの資本提供者が受け取る報酬の測定ツール
- アメリカンスタイルのコールオプション契約を介して割引価格でTAPトークンを購入する
- 割引率は5%~50%の幅で調整される
- 割引率(そこから算出される報酬)を変動させて、トークンの保有インセンティブを生み出す
割引率を操作する具体例を見ていきましょう。
【プラスの経済成長下】≒景気が良く、市場に多くのお金が入ってきている状態
→エスクロー(決済までの猶予期間)を長くするほど割引率が大きくなるように設定する
≒報酬がもらえるのはしばらく先になるが、その分多くの報酬がもらえる
→トークンホルダーは大きな報酬を求めて、長期保有を選択するメリットが高まる
→長期保有のインセンティブが生じる
【マイナスの経済成長下】≒景気が悪く、市場に入ってくるお金が少ない状態
→エスクロー(決済までの猶予期間)を短くても割引率を大きくする
≒一定量の報酬がもらえるまでの期間が短くなる
→トークンホルダーは報酬を求めて、短期的に保有するメリットが高まる
→短期保有のインセンティブが生じる
ここでやっていることは従来型のDeFiプロトコルのメカニズムとどう違うの?
最大のポイントは
利回り報酬が「オプション」で提供される
という点です。
オプション取引とは一定期間にわたって権利を行使するかどうかを選択することができる性質を持つ取引です。
そのため、オプションに関わる人はそのオプション(購入権or売却権)の決済満了期間まで関わるインセンティブが生じるのです。
従来のDeFiプロトコルにおける流動性マイニングには、マイニング報酬で得られるトークンをすぐに売却してしまう売り圧の発生を抑止するシステムがありませんでした。
そのため、トークン価格の暴落を引き起こすという課題が見られていたのです。
twAMLは、オプション取引という一定期間にわたって取引に関わり続ける仕組みを併用することでトークンの急激な下落を予防しようと試みているのです。
TAPIOCA DAOの機能
システムが実装されたら追記していきます。
TAPIOCA DAOにはどんな機能があるの?
TAPIOCA DAOの主な機能は5つ。
- Minting
- Borrowing
- Lending
- Liquidations
- Portfolio
【参考①】TAPIOCA DAOのDocs|プロトコルの利用
【参考②】TAPIOCA DAOのDocs|使い方ガイド「Minting」
【参考③】TAPIOCA DAOのDocs|使い方ガイド「Lending」
TAPIOCA DAOの始め方・使い方
TAPIOCA DAOを実際に使ってみたい。
システムが実装されたら追記していきます。
使うときの注意点やリスク
TAPIOCA DAOを使う時に気をつけることはあるの?
では、最後にTAPIOCA DAOを使うときの注意点やリスクをまとめます。
レンディングプロトコルのリスク
レンディングプロトコルで借入を行った場合、精算のリスクがあります。
担保としている資産の価値が暴落した場合、プロトコルに預け入れている担保は生産されてしまいます。
借入を行うときは、予想される暴落に充分耐えられるだけ担保を用意しましょう。
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オムニチェーンステーブルコインの需要と規制
ステーブルコインは、米ドルにペッグされたものが主流でありUSDC/USDT/DAI/FRAXなど様々な種類が存在します。
これらのステーブルコインはDeFiプロトコルでは広く利用されているものではありますが、法規制の対象となる場合もあります。
例えば、2023年2月にはステーブルコインの一つであるBUSDの発行元の企業が米国規制当局の規約に反しているとしてBUSDを規制する動きが見られました。
そのため、各ステーブルコインの特性を理解したり、特に米国当局の規制の動向には注意を向けたりしておくと良いでしょう。
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オムニチェーンにおけるステーブルコインの需要が伸びていくのかどうかということについても考えておきたいですね。
オプション取引を基盤とするエコシステムの成長限界
オプション取引を土台とするシステムがどのタイミングで成長限界を迎えるのかということを考えておく必要もあります。
twAMLは、自社株買いにも似たシステムであるため、その利益を市場の流動性だけでなく自社の社員の給料から捻出しているという見方もできます。
まとまった資本によって周囲から利益を巻き取ることができるうちはそれでも良いのですが、長期的に見ると成長を促進するというよりも衰退を予防するシステムであるとも解釈できます。
つまり、twAMLは状況によってはプロトコルの寿命を先延ばしにする措置であるとも言えるのです。
DeFiにおけるオプション取引のリスクやデメリットについては、自身でも良く考えておきましょう。
【参考】【注目DeFiプロジェクト紹介】Ribbon Finance(リボンファイナンス)って何?【特徴・仕組み・使い方・注意点】
プロジェクトのスケーリングが不透明
オプション取引におけるエコシステムには成長限界があります。
TAPIOCA DAOがプロトコルとして収益を上げ続けるためには、
オムニチェーンにおけるステーブルコインの流通が高まった上でそこから生じる手数料を集め続ける
ということが必要であると考察できます。
プロジェクトが将来的に収益源を拡大していくためのロードマップの発表は、Twitterやブログ・Discordなどでチェックしておきましょう。
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まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
オムニチェーンレンディングプロトコルであるTAPIOCA DAOについて解説しました。
未実装のプロジェクトであるため、今後のシステム開発が楽しみですね。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
本記事のまとめ
- TAPIOCA DAOはオムニチェーンレンディングプロトコル
- Layer Zeroで稼働する
- ユーザーはセキュリティとプライバシーを保った状態で資産運用ができる
- ネイティブトークンはTAP
- TAPの派生トークンはtwTAPとoTAP
- プロトコル稼働のベースになっているのはオプション取引
- 時間加重平均マグニチュードロック(twAML)という理論でトークンの価値を担保する
- 米ドルペッグのステーブルコインusd0を発行することができる
- 流動性マイニング報酬をアメリカンコールオプションを応用して提供する
情報ソース