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ポートフォリを管理アプリ「Zapper(ザッパー)」を完全解説!【特徴・仕組み・機能・使い方・注意点】

2022年8月30日

こんにちは、yodakaです。

  • Zapper(ザッパー)って何?
  • 特徴や仕組みを知りたい
  • 機能や使い方を教えてほしい
  • 使うときの注意点やリスクはあるの?

こんな悩みを解決する記事を用意しました。

Zapperの主な機能は、仮想通貨やNFTのポートフォリオ確認です。

他にも、多様な便利機能を備えています。

Yodaka

Zapperは、仮想通貨のDeFi運用やNFT取引などをしている方にとって、必須級のツールです。

本記事を読んで、クリプト界隈で生き延びる知恵を身につけていって下さい。

本記事を読むと分かること

  • Zapperとは何か?
  • Zapperの特徴や仕組み
  • Zapperの機能
  • Zapperの始め方・使い方
  • Zapper使うときの注意点やリスク

Zapperとは何か?

https://zapper.fi/

Zapperは

Zapperは個人のウェブウォレットで管理している仮想通貨やNFTのポートフォリオを確認することができる

ツールです。

DeFi運用をやり込むと、複数のウォレットアカウントを作ったり、資産を分散させて管理したりすることになるため

  • どこのDEXにどれだけ預け入れているのか
  • どのネットワーク上に資産を置いているのか
  • 各資産の価値はどれくらいあるのか

が分かりづらくなることが増えてきます。

Zapperは対応するネットワークとアプリ上であれば、ほぼ全ての資産状況を確認することが可能です。

「様々なネットワーク上に分散させた資産の状況を一括で見ることができること」がZapperの最大の強みです。

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他にも

  • NFTコレクション/DeFiプロジェクト/DAOの情報集め
  • 仮想通貨の交換(スワップ)
  • 仮想通貨を別のネットワークへ転送(ブリッジ)

なども可能です。

記事の後半で詳しくお伝えします。

Yodaka

また、アプリの翻訳機能は以下の言語に対応しています。

英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、ギリシャ語、ウクライナ語、インドネシア語、トルコ語、ポーランド語、ペルシャ語中国語

開発・運営チーム

Zapperの開発チームは、元々DeFi Zapというプロジェクトでした。

2019年11月DeFi ZapはKyber Network主催のハッカソン優勝し、その技術力の高さが注目を集めて、開発が加速。

2020年5月に、DeFiZapDeFiSnapが合同でZapperZapperの制作を発表。

2020年8月には、Framework VemturesLibertus Capitalの主導で 150万ドルの資金調達を達成。

その後も、大手VC(ベンチャーキャピタル)や企業からのサポートを受けながら着々を開発を重ね、様々な機能を追加・実装してきました。

Zapperの公式ブログでは、開発の状況や資金調達の発表、問題解決に向けた改善策の提案などを知ることができます。

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Zapperの特徴

Zapperの特徴は

  • 複数のウォレット&ネットワークに対応している
  • ポートフォリオが一目で分かる
  • Claim可能なトークンの確認ができる

順番に解説していきます。

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複数のウォレット&ネットワークに対応している

Zapperに対応しているウォレットは、以下の14種類

MetaMask、Ledger、Trezor、Portis、Opera、BlockWallet、XDEFI Wallet、WalletConnect、Lattice、Formatic、Torus、Coinbase Wallet、Gnosis Safe、Keystone

サポートしているネットワークは、以下の14種類

Arbitrum、Aurora、Avalanche、BSC、Celo、Cronos、Ethereum、Evmos、Fantom、Gnosis、Harmony One、Moonriver、Optimism Polygon

主要なウォレットとネットワークは、ほぼ網羅されていますね。

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ポートフォリオが一目で分かる

  • 所有しているトークンとそれらの価格
  • DEX別のトークンの量と価格
  • 種類別の資産の合計額

などが一目で分かるので、現状の資産管理の助けになります。

Claim可能なトークンの確認

DEXで取得した利回り報酬やトークンのエアドロップなどを確認できる機能もあります。

ポートフォリオの確認画面から「Claimable」と表示されている部分が獲得可能なトークンを示しています。

DEXを個別に確認しなくても、一目見ただけで獲得可能で保留しているトークンがDEX毎に確認できるので大変便利です。

Zapperの仕組み

Zapperはどういう仕組みで稼働しているの?

それでは、Zapperで行うスワップとブリッジを例に挙げて解説します。

Yodaka

スワップの仕組み

Zapperでスワップする時に使われているのは、Uniswapなどの別のDeFiプロトコルです。

Zapper自体のプールがあって取引をしているわけではありません。

スワップによって発生した手数料も、もとのDEXに支払われ、Zapperへの手数料は発生しません。

ブリッジの仕組み

Zapperでブリッジをする時に使われているのは、ブリッジに際して対応している外部のプロトコルです。

つまり、サッパーでブリッジをする時には、資金が一時的にブリッジした際に利用した外部のプロトコルにロックされた状態になります。

どのブリッジを利用したのかを把握しておくことはリスク管理につながるため、Zapperでブリッジする時には、コントラクトアドレスを確認して、利用したDEXを確認しておくことをお勧めします。

その他

これら以外にも、Zapparは様々な情報ソースを複合的に取りまとめて、ユーザーに情報を提供しています。

NFT、DeFi、DAOなどの情報を幅広く知ることができますが、それらの情報ソースも確認しておくと良いでしょう。

Zapperが行っているのは、あくまでやり取りの中継ぎです。

ユーザーはZapperというインターフェースを利用して、他のプロトコルを稼働させているのです。

何をもとにして情報をとってきているのかを知ることはリスク管理の面で非常に重要です。

Yodaka

【参考①】ZapperのDocs|API
【参考②】Zapperがサポートするプラットフォーム一覧

Zapperの機能

Zapperにはどんな機能があるの?

それでは、Zapperの主な機能を紹介していきましょう。

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ポートフォリオの確認

「My Profile」から

「ウォレットを介して管理している資産」の状況の一覧

が確認できます。

ウォレットを離れてDEXなどに預け入れている資産の状況まで追跡できるため、複雑な管理をすることになるDeFi運用を見直す際の要となる機能です。

また

他のアカウントをフォローする

こともできます。

気になるアカウントがどんな動きをしているのか確かめることを通して、他の人の資産運用の動きを学ぶことができます。

【参考】Zapperのヘルプ|ソーシャル機能

NFTコレクションの情報集め

「NFTs」から

OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで取引されているNFTコレクションのデータ

をランキング形式で見ることができます。

また、コレクションの紹介文やNFTの所有者のアカウントなども調べることができるため、NFT界隈で強力なポジションを取る人の動向を丸ごと学ぶこともできます。

現在、人気のあるNFTコレクションの情報を集めて、マーケット全体の動向をつかみたい時に役立ちます。

今のところOpenSea一強時代なので、上位コレクションはOpenSeaのものばかりですが、市場が拡大するにつれて他のNFTコレクションもランキングに入ってくることが期待されます。

今後、伸びていくNFTマーケットを観察する練習にもなります。

【参考】Zapperのヘルプ|NFT

DeFiプロジェクトの情報集め

「DeFi」から

DeFiプロジェクトのデータ

をランキング形式で確認することができます。

プロジェクトの概要や、どの仮想通貨がどれくらいの量預け入れられているかなども知ることができるので、DeFiのマーケットの概要をざっと掴んだり、今後の戦略を練る際にも役立ちます。

【参考】Zapperのヘルプ|DeFi

DAOの情報集め

「DAOs」から

タイプ別のDAOの情報

を調べることができます。

DAOの分類は以下の5つ

  • DeFi
  • Service
  • Gaming
  • NFT
  • Social

それぞれのDAOが何をしている組織なのか、発行しているトークンや管理している資産の総額やメンバーの数などを知ることができます。

情報を一覧で見ることができるため、DAOの情報を比較して調べたい時にも役立ちます。

【参考】Zapperのヘルプ|DAO

仮想通貨の交換(Swap)

「Swap」では

仮想通貨の交換

ができます。

対応しているネットワークは、以下の6つ。

これらは、DeFi関連の主要なネットワークです。

今後も、ネットワークの追加が期待されます。

Yodaka

仮想通貨のブリッジ(Bridge)

「Bridge」では

トークンを別のネットワーク(チェーン)上に移す

ことができます。

対応しているネットワークは、以下の8つ

  • Arbitrum
  • Avalanche
  • BSC
  • Ethereum
  • Fantom
  • Gnosis Chain
  • Optimism
  • Polygon

仮想通貨のブリッジについては、こちらの記事を参考にして下さい。

Yodaka

Zapperの始め方・使い方

Zapperの使い方を教えてほしい。

それでは、実際の使い方を説明していきます。

Yodaka

【準備】仮想通貨のウォレットアカウントor対応しているハードウェアウォレット

仮想通貨のウォレットについては、以下の記事を参考にして下さい。

Yodaka

ウォレットの接続

公式サイトのTOPページから「Connect Wallet」をクリック。

「接続したいウォレット」を選択。

スワップ

①サイドバーメニューから「Swap」をクリック。

ネットワークを選択。

交換したいトークン数量を入力。

「Exchange」をクリック。

ブリッジ

②サイドバーメニューから「Bridge」をクリック。

②「転送元のネットーワーク」と「転送先のネットワーク」を選択。

トークンの種類数量を入力。

「Confirm」をクリック。

使うときの注意点やリスク

Zapperを使う時に気をつけることはあるの?

では、最後にZapperを使うときの注意点リスクをまとめます。

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CSVファイルをエクスポートできない

Zapperは、CVSファイルのエクスポートに対応していません。

そのため、税金の申請などに使うには不向きです。

あくまで、現在の資産価値の状況を掴むためのツールであることを覚えておきましょう。

資産価格の変遷などは、別のアプリで調べることをお勧めします。

DeFi特有のリスクについては、以下の記事を参考にしてください。

Yodaka

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

DeFiやNFTでの資産運用をしている方にとっては、Zapperが必須級のツールであることをお伝えしました。

Yodaka

本記事の内容が参考になれば幸いです。

本記事のまとめ

  • Zapperは、仮想通貨やNFTの運用状況が一眼でわかるポートフォリオアプリ
  • 対応しているネットワークが豊富
  • ポートフォリオの確認や仮想通貨のスワップ・ブリッジができる
  • 自分いがいのウォレットアカウントをフォローすることもできる
  • NFT/DeFiプロジェクト/DAOの情報を知ることもできる
  • CVS非対応なので、仮想通貨の税金申請などには不向き

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