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【DeFi便利ツール紹介】仮想通貨ウォレット「Zerion(ゼリオン)」とは?【特徴・仕組み・機能・使い方・注意点】

2022年8月31日

こんにちは、yodakaです。

  • Zerion(ゼリオン)って何?
  • 特徴仕組みを知りたい
  • 機能使い方を教えてほしい
  • 使うときの注意点リスクはあるの?

こんな悩みを解決する記事を用意しました。

Zerionとは、 仮想通貨やNFTのポートフォリオ管理ができるウォレットアプリです。

Zerion自体もZerion Walletというサービスを提供しています。

特に、イーサリアムネットワークを中心にDeFi運用を行っている方にとっては、税金計算の面でも役立つツールです。

Yodaka

仮想通貨のDeFi運用やNFTの取引を行なっている方にとって、必須級のツールの一つであるZerion。

使いこなせるようになると、DeFi戦略を磨く手助けにもなります。

本記事を読んで、クリプト界隈で生き残る知恵を身につけていきましょう。

本記事を読むと分かること

  • Zerionとは何か?
  • Zerionの特徴や仕組み
  • Zerionの機能
  • Zerionの始め方・使い方
  • 使うときの注意点やリスク

情報ソース

Zerionとは何か?

https://zerion.io/

Zerionとは

仮想通貨やNFTのポートフォリオを管理するウォレットアプリ

です。

DeFiをやりこんでくると、複数のDEXにまたがって資産を運用することになるため、

  • どこのDEXにどれだけ預け入れているのか
  • どのネットワーク上に資産を置いているのか
  • 各資産の価値はどれくらいあるのか
  • いつ、どんな取引をしたのか

が分かりづらくなることが増えてきます。

Zerionのアプリを利用することで

  • ポートフォリオの確認
  • 取引履歴の確認とデータのエクスポート
  • 他のユーザのポートフォリオの確認
  • 流動性提供
  • トークン(仮想通貨・NFT)の送信
  • 仮想通貨のスワップ
  • 仮想通貨のブリッジ

ができます。

これらの中でも特にありがたいものが

「取引履歴の確認とデータのエクスポート」ができること(Ethereumネットワーク限定)

です。

Zerionでは取引履歴をCVSデータとして出力できるため、納税申告にまつわる計算や書類作成に必要な情報を整理する手間を省いてくれるのです。

出力対応しているネットワークには制限がありますが、履歴データの出力に対応しているアプリ自体が少ないため、仮想通貨関連の税金を計算するためにZerionは欠かせないツールなのです。

Zerionに対応しているウォレットは以下の8種類です。

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Zerion Wallet、MetaMask、Wallet Connect、Coinbase Wallet、Trust、Encrypted Ink、Ledger、Formatic

他の機能についても、後ほど詳しく紹介していきます。

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開発・運営チーム

Zerionの開発の歴史は長く、公式ブログの1記事目が投稿されたのが2017年3月6日

この記事では、イーサリアムの今後の展開とZerionがそれに伴うアプリの開発していくことが書かれています。

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2017年12月25日、Qtumとの共同開発を発表。

2019年12月には、企業主導の資金調達ラウンドで200万ドルの資金調達に成功。

現在に至るまで様々なアップデートを重ね、DeFiのウォレットアプリ開発チームとして強力なポジションを確立しています。

Zerionの公式ブログでは開発の様子・資金調達の状況・DeFiにまつわる技術面の解説などの記事を読むことができます。

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Zerionの特徴

Zerionにはどんな特徴があるの?

Zerionの主な特徴は3つ。

  • 過去の値動きが確認しやすいポートフォリオ
  • 税金計算に向いている(Ethereum)
  • 多様なネットワークに対応している

順番に見ていきましょう。

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過去の値動きが確認しやすいポートフォリオ

Zerionのポートフォリオ画面は「Tokens(仮想通貨)」「NFTs」「History(履歴)」が確認できます。

現時点でのトークンの価格最大で過去1年間遡った値動きなどをチャートで確認することができます。

「NFTs」「History(履歴)」は、イーサリアムネットワーク限定の機能です。

税金計算に向いている

Zerionの「History」からは、ウォレットの取引履歴を確認することができます。

さらに、CSVファイルとしてその履歴をダウンロードすることができます。

外部の別のサービスを使う際に、仮想通貨の税金計算用のデータが必要な方にとっては、非常に有益な機能です。

仮想通貨に関する税金についてはこちらから】

多様なネットワークに対応している

Zerionがサポートしているネットワークは以下の11種類。

EthereumArbitrum、Aurora、Avalanche、BSC、Fantom、Gnosis Chain、Loopring、OptimismPolygon、Solana

主要なチェーンの多くに対応していることが分かります。

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Zerionの機能

Zerionでは、実際にどんなことができるの?

それでは、Zerionの主要な6つの機能

  • ポートフォリオの確認(Overview)
  • 情報探索(Explore)
  • アカウントの追跡(Favorites)
  • トークン(仮想通貨・NFT)の送信(Send)
  • 仮想通貨のスワップ(Swap)
  • 仮想通貨のブリッジ(Bridge)

を紹介します。

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ポートフォリオの確認(Overview)

「Overview」では、ポートフォリオの確認ができます。

先述した通り、「Tokens」「NFTs」「History」の3種類に分かれています。

履歴データのダウンロード方法

「History」→「Download CVS」取引データのダウンロードが可能です。

ワンクリックで簡単に実行できるので、ウォレットを接続したら試してみてください。

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情報探索(Explore)

「Explore」では、仮想通貨や流動性提供プールの値動きの情報を知ることができます。

過去90日間まで遡ったデータから、値上がりや値下がりをランキング形式で整理する機能もあります。

また、気になるトークンやプールをお気に入りとして「Favorites」に登録することもできます。

流動性提供

「Explore」→「Pools」からは、流動性提供を行うこともできます。

優良そうなプロジェクトを探して資産運用をしたい時に役立ちます。

手数料は割高になりますが、Zerionを介して取引をすることもできます。

アカウントの追跡(Favorites)

「Favorites」では、「Explore」で登録したトークンやプールのアカウント一覧を見ることができます。

登録したトークンの取引情報や動向などを知ることができます。

マーケットの動向や現状を知ることで、自分の立ち回りを考える参考にすることができます。

トークン(仮想通貨・NFT)の送信(Send)

「Send」では、仮想通貨やNFTを指定のアドレスに送信することができます。

対応するネットワークは、以下の10種類。(後述のスワップ・ブリッジも同様です)

EthereumArbitrum、Aurora、Avalanche、BSC、Fantom、Gnosis Chain、OptimismPolygon、Solana

NFTの送信は、イーサリアムネットワーク限定です。

ウォレットアドレスやネットワークを間違えないように注意しましょう。

仮想通貨のスワップ(Swap)

「Swap」では、仮想通貨の交換ができます。

同じネットワーク内で使われる仮想通貨同士の交換をしたい時に使います。

補足

Zerionのスワップ機能は「1inchi」という別のDEXを利用したものです。

ユーザーがスワップを利用する時は、まず初めに「1inchi」にアクセスし、そこから最適な交換レートが算出されます。

さらに「1inchi」の交換レートが最適なものかどうかを確かめる機能の備えているため、ユーザーはその時の最適な交換レートでスワップができます。

【詳しい解説はこちらから】

仮想通貨のブリッジ(Bridge)

「Bridge」では、仮想通貨のブリッジができます。

仮想通貨を別のネットワーク上に移動させたい時に使います。

ブリッジの解説はこちらから】

補足

Zerionのブリッジ機能は、内部的にはMovr Netoworkを介して、以下のブリッジプロトコルの中から最適なものを選出する仕組みになっています。

スワップやブリッジなどは、内部的な仕組みを知っておくとリスク管理につながります。

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Zerionの始め方・使い方

Zerionを使うにはどうしたら良いの?

それでは、Zerionの始め方・使い方について説明します。

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始め方

アカウントを作る

①Zerion公式サイトから「Create Zerion Wallet」を選択。

②スマホなどでQRコードで読みとってアプリをダウンロードし、手順に従ってアカウントを作成。

ウォレットを接続する

Zerionに対応しているウォレットは以下の8種類です。

Zerion Wallet以外のウォレットを持っていれば、Zerionの機能を使うことができます。

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Zerion Wallet、MetaMask、Wallet Connect、Coinbase Wallet、Trust、Encrypted Ink、Ledger、Formatic

①Zerionの公式サイトから「Zerion on Web」を選択。

「接続するウォレット」を選択。

流動性提供をする

①サイドバーメニューから「Explore」を選択。

「Pools」をクリック。

③資金を預け入れたい「Pool」を選択。

「預け入れるトークンを入力。

「Buy」をクリック。

追跡したいアカウントを登録する

①サイドバーメニューから「Overview」を選択。②追跡したいウォレットアドレスを入力。

今回は、OpenSeaから適当に拾ってきました。

Yodaka

③データが表示されるので、運用状況などを分析する。

トークンの送信(send)

  • サイドメニューバーから「Send」を選択。
  • 「ネットワーク」を選択。
  • 「トークンの種類と量」を入力。
  • 「Send」をクリック。

スワップ(Swap)

  • サイドメニューバーから「Swap」を選択。
  • 「ネットワーク」を選択。
  • 「トークンの種類と量」を入力。
  • 「Swap」をクリック。

ブリッジ(Bridge)

  • サイドメニューバーから「Bridge」を選択。
  • 「ブリッジするネットワーク」を入力。
  • 「トークンの種類と量」を入力。
  • 「Transfer」をクリック。

使うときの注意点やリスク

Zerionを使う時に気をつけることはあるの?

では、最後にを使うときの注意点やリスクをまとめます。

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一部の機能はイーサリアムネットワーク限定

NFTの送信とCSVデータのダウンロードは、イーサリアムネットワーク限定の機能です。

他のネットワークの取引履歴抽出には対応していないので気をつけましょう。

とは言え、イーサリアムネットワークはDeFiの主戦場なので、この部分の履歴がデータ抽出できるだけでも大変ありがたいです。

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手数料が割高になる時がある

スワップやブリッジをZerionで行うと、手数料が割高になる場合があります。

基本的には最適なレートで算出してくれるようになっていますが、元のプロトコルでも同様の手続きを踏んでガス代(手数料)の確認をしても損はしません。

他のDEXでも手数料を確認してから手続きを行うことをお勧めします。

DeFi特有のリスクについては、以下の記事を参考にしてください。

Yodaka

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

Zerionが仮想通貨のDeFi運用やNFT取引において必須級のツールであることをお伝えしました。

Yodaka

本記事の内容が参考になれば幸いです。

本記事のまとめ

  • Zerionは、仮想通貨ウォレットのポートフォリオ管理アプリ。
  • ポートフォリオの管理・トークン(仮想通貨・NFT)の送信・スワップ・ブリッジ・流動性提供ができる。
  • 様々なウォレット・ネットワークに対応している。
  • イーサリアムネットワーク限定で取引履歴のデータをエクスポートできるため、税金の計算に役立つ。
  • Explore機能で、トークン・NFT・流動性提供のデータをソートして調べることができる。
  • 別アカウントのポートフォリオも確認できるため、DeFi戦略を練るのに役立つ。

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