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【注目DeFiプロジェクト紹介】BENQI(ベンキー)って何?【特徴・仕組み・機能・使い方・注意点】

2022年11月29日

こんにちは、yodaka(よだか)です。

  • BENQI (ベンキー)って何?
  • 特徴仕組みを知りたい
  • 機能使い方を教えてほしい
  • 使うときの注意点リスクはあるの?

こんな悩みを解決する記事を用意しました。

BENQIとは、Avalancheネットワーク上で稼働する仮想通貨取引システムの一つです。

Yodaka

本記事を読んで、クリプト界隈で生き延びる知恵を身につけていってください。

本記事を読むと分かること

  • BENQIとは何か?
  • BENQI特徴仕組み
  • BENQI機能
  • BENQI始め方・使い方
  • 使うときの注意点リスク

BENQIとは何か?

https://benqi.fi/

BENQIとは

Avalancheネットワーク上のレンディングプロトコル

です。

BENQIを利用することで、ユーザーは

  • 仮想通貨の流動性提供
  • 仮想通貨の借り入れ
  • AVAXのリキッドステーキング

を行うことができます。

https://defillama.com/chain/Avalanche

DeFiプロトコルのランキングサイトDeFiLlamaでは、

Avalanche系のプロジェクトにおいて第2位のTVL(資産の預け入れ総額)

を誇るプロジェクトです。(2022年12月)

BENQIはAvalancheネットワークにおいて最も注目されているプロジェクトの一つですね。

Yodaka

開発・運営

BENQIのローンチ2021年8月19日

公式ブログの1記事目では、開発に至った経緯やAvalancheネットワークを選定した理由などが書かれています。

ローンチの前段階として、ネイティブトークンQIのプレセールやその参加方法・トークノミクスの解説・プロトコルの安全性監査などについて詳しい情報発信がなされています。

これは、BENQIが丁寧なプロジェクト運営をしている証でもあります。

多くのプロジェクトが次々と立ち上がってくるDeFi界隈において、運営側の丁寧な情報発信は信頼性を積み上げるための大切な要素ですね。

Yodaka

また、BENQIが連携するプロジェクトや新たに始めるサービスなどについてはTwitterでの発信も参考になります。

利回りの良い運用方法などの情報も積極的にシェアしているので、気になる方はTwitterアカウントをフォローしておくと良いでしょう。

Yodaka

BENQIの特徴

BENQIにはどんな特徴があるの?

BENQIの特徴は主に5つ

  • 流動性提供の場
  • AVAXのリキッドステーキング機能
  • 変動金利制を採用
  • veQIトークンを活用した利回り戦略
  • 入念なプロトコルの監査

順番に見ていきましょう。

Yodaka

流動性提供の場

BENQIはAvalancheネットワーク内において仮想通貨の流動性提供の場を作り出します。

簡単に言うと

種類の異なる仮想通貨がやり取りされる場

として機能するということです。

仮想通貨を交換できる場があると「仮想通貨を交換して別のプロトコルで運用したい人」「仮想通貨のアービトラージをして利鞘を得たい人」などが行動するメリットが生まれます。

イーサリアムネットワークでは、Uniswapなどが流動性提供の場として機能しています。

BENQI

AvalancheネットワークにおけるUniswap的なポジションを確立する可能性があるプロジェクトの一つ

として、注目を集めているのです。

仮想通貨の流動性提供について理解を深めるには、以下の記事も参考にしてみて下さい。

Yodaka

AVAXのリキッドステーキング機能

BENQIでは、仮想通貨AVAXのリキッドステーキングを行うことができます。

AVAXとは、Avalancheネットワークの基軸通貨です。

リキッドステーキングとは、本来ならばステーキングによってプロトコルにロックされてしまう仮想通貨に流動性を持たせる仕組みを整えることによって、別の場でも運用できるようにする機能のことです。

ユーザーはリキッドステーキングをすることで、さらに高い運用利回りを実現できる可能性が高まります。

リキッドステーキングの有名な事例としては、イーサリアムネットワークにおけるLido(ライド)などがあります。

BENQIがDeFiにおける有効な手法の一つとしてリキッドステーキングを実装している点は、先見性のあるDeFiプロジェクトの一つとして評価できます。

変動金利制を採用

https://docs.benqi.fi/benqi-liquidity-market/protocol-parameters

BENQIの金利は変動性です。

変動金利性を採用する主な目的は、

仮想通貨の激しいボラティリティからプロトコルを保護するため

です。

値動きの激しい仮想通貨界隈では、固定金利を採用すると担保の価値が急落した時に精算が発生し、プロトコルが担保不足に陥ってしまい、ユーザーに大きな損害をもたらす可能性があります。

変動金利性を採用すると、大きな値動きのリスクからプロトコルを守ることができる可能性が高まり、ユーザーの資金を守ることにもつながります。

BWNQIでは、預け入れられている総資産額のうち、どれだけ貸し出し担保として使用されているかの割が高いほど、金利も高くなります。

BENQIの金利の仕組みは後ほど詳しく解説します。

Yodaka

veQIトークンを利用した利回り戦略

https://benqifinance.medium.com/veqi-supercharging-avalanche-validators-42cabdaf8e25

BENQIはQIというネイティブトークンを発行しています。

このQIをBENQIのリキッドステーキングプロトコルでステーキングした際に発行されるのがveQIトークンです。

BENQIのリキッドステーキングは、AVAXのバリデーターはランダムに選定されます。

しかし、veQIトークンの保有者AVAXのバリデーターを選ぶことができます。

つまり、VeQIトークンの保有者は、リキッドステーキングの報酬が高まるように投票委任をすることで、自身の資産の運用利回りを高められる可能性があるのです。

このシステムはDeFi界隈でも珍しく、veトークンの利用可能性において新たなモデルとなる可能性を秘めています。

veQIトークンの詳しい解説はBENQIのブログやDocsにまとめられています。

Yodaka

参考

入念なプロトコルの監査

BENQIは複数の監査を受けています。

その上で、監査レポートの結果を受けてシステムの修正にも対応しています。

HalbornやCertoraなどからのレポートからは、プロトコルの技術的な部分への分析がされていることも分かります。

現在のところ、指摘された致命的な欠陥は全て修正済みです。(2022年12月)

プロトコルの安全を高めるとともに、ユーザーに信頼されるための取り組みを欠かさない運営陣の姿勢が見て取れます。

BENQIのリスクと監査についてはこちらから。

Yodaka

BENQIが稼働する仕組み

BENQIどんな仕組みで稼働しているの?

それでは、BENQI稼働する仕組みを詳しく解説します。

Yodaka

リクィディティマーケット(流動性提供の場)

まずは、最も基本的な流動性提供の仕組みについて解説します。

Yodaka

預け入れ

プロトコルに仮想通貨を預け入れることで、金利を得ることができます。

借入の際に発生する手数料の一部が貸し手に還元されます。

借入

プロトコルに貸し出した資金を証拠金として、仮想通貨を借り入れることができます。

借入には金利が発生し、返済する時にその分を上乗せする必要があります。

また、預け入れた資産価値を上回って借入を行うことはできません。

BENQIは「超過担保型」の借入システムを採用しているため、預け入れた元本を下回る割合でしか仮想通貨の借入を行うことができないようになっています。

https://docs.benqi.fi/benqi-liquidity-market/protocol-parameters

例えば、上の図では「AVAXのCollateral Factor(担保係数)は74%」ですが、これは「100ドル分のAVAXを貸し出していれば、最大で74ドル分の仮想通貨を借り入れることができる」ということになります。

しかし、借入限度額ギリギリまで借り入れてしまうと、それだけ精算のリスクも高まることになります。

Yodaka

他のパラメーターの意味は以下の通り。

https://docs.benqi.fi/benqi-liquidity-market/protocol-parameters

精算

借り入れを行なっているユーザーは

  • 担保の価値が減少した場合
  • 借りた仮想通貨が担保に比べて大幅に価値が増加した場合

のいずれかが発生すると、元本となる資産が精算されます。

これは、元本として預け入れていた資金の一部がプロトコル側に回収される仕組みです。

精算が発生してプロトコルに回収された元本は、その価格で少しだけ多めに精算人が購入することになります。(実質割引で購入する)

これが、上記の図で示した「精算人のインセンティブ」にあたります。

リキッドステーキング

リキッドステーキングは、特定の仮想通貨の運用利回りを高める方法です。

具体的な仕組みは、Lido(ライド)の解説記事でまとめています。

Yodaka

BENQIのリキッドステーキングの流れは以下の通り。

  • ユーザーはBENQIのリキッドステーキングプロトコルでAVAXをステーキング(金利発生①)
  • ユーザーにsAVAXが発行される
  • この時点でAVAXはロックされ、ユーザーはsAVAXを受け取る
  • ユーザーは、ステーキング報酬を受け取ることができる
  • sAVAX別のプロトコルで運用(金利発生②)

例えば、sAVAXを再びBENQIに預け入れることで、利回りを増加させることができるのです。

金利発生のタイミングが2回あることがポイントです。

Yodaka

注意点

sAVAXの引き出しには15日間のクールダウン期間が必要。ロック解除の承認に15日間の待ち時間がかかります。この期間中もステーキング報酬は発生します。ロック解除の申請を送信してから15日経過した後、2日以内にsAVAXをAVAXに変換することができます。この2日間はステーキング報酬は発生しません。

金利の変動

https://docs.benqi.fi/benqi-liquidity-market/protocol-parameters

BENQIの金利は変動性です。

金利モデルの原型となっているのは「Jump Rate Medel」

これは、ものすごく簡単に言い換えると

預け入れられている資産が借入の担保として利用されている割合が高いほど、金利も高くなる

という仕組みのことです。

この仕組みは、極端な担保比率で借入をしてハイリスクな運用に偏りすぎないための措置でもあります。

BENQIの機能

BENQIにはどんな機能があるの?

BENQI主な機能4つ

  • MARKETS
  • OVERVIEW
  • REWARDS
  • LIQUID STAKING

順番に紹介していきます。

Yodaka

MARKETS

MARKETSは、BENQIの最も基本的な機能です。

仮想通貨の「預け入れ」「借入」ができます。

預け入れた資産を担保として使うように設定することで「借入」をすることができるようになります。

OVERVIEW

OVERVIEWは、様々な仮想通貨の預け入れの利回り借入の金利などを確認することができます。

どんな仮想通貨を運用するのかを決める時には、まずここから確認するようにしましょう。

特に、借入まで見越して運用をする場合は、ここでの借入にかかる金利他のプロトコルの運用利回りを比較することが重要です。

REWARDS

REWARDSは、利回りを回収する機能です。

流動性提供をしている場合、CLAIMボタンを押すことで、発生して報酬を獲得することができます。

仮想通貨を預け入れて一定期間が経過したら、報酬を獲得できるようになります。

LIQUID STAKING

https://staking.benqi.fi/stake

LIQUID STAKINGは、貸出や借入を行うプロトコルとは別のプロトコルで行います。

AVAXとQIのリキッドステーキングが可能です。

ステーキングを行なって専用のトークンを発行してもらい、さらに別のプロトコルでそのトークンを運用することで、利回りを得る機会を増やせる可能性が高まります。。

BENQIの始め方・使い方

BENQIを実際に使ってみたい。

それでは、BENQIの始め方・使い方を具体的に解説します。

Yodaka

準備

まずはウェブウォレットと仮想通貨AVAXを準備します。

以下の記事で具体的な方法を解説しています。参考にしてください。

Yodaka

本記事では、MetaMaskを利用した方法で解説していますが、BENQIは様々なウォレットに対応しているため、既に別のウォレットアカウントを作成済みの場合は、それらを使うことも可能です。

Yodaka

仮想通貨AVAXは国内の取引所では扱っているところが少ないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する方法もあります。

Yodaka

その場合は、以下のような流れになります。

  • 海外の取引所に口座を作る
  • 国内の取引所でBTCやETHなどの主要な仮想通貨を購入する
  • 海外の取引所の口座に送金する
  • 海外の取引上でBTCやETHを用いてめあての仮想通貨を交換する
  • 個人のウェブウォレットに送金する
  • DeFi運用で利用するサイトにウェブウォレットを接続する

手順は多いですが、作業自体にかかる時間は初心者でも半日もあれば完了します。

Yodaka

ウェブウォレットとサイトを接続する

https://app.benqi.fi/

BENQIの公式サイトトップページから「接続するウェブウォレット」を選択。

ウォレットアドレスが反映されていれば、準備完了です。

SUPPLY(仮想通貨の流動性提供)

「MARKETS」から

  • 「SUPPLY」を選択。
  • 「預け入れる仮想通貨」と「その量」を入力。
  • 「DEPOSIT」をクリック。

BORROW(仮想通貨の借り入れ)

まずは、預け入れた資産を担保として使えるように設定する必要があります。

  • 「SUPPLY」から「Use as Collateral」オンにする。
  • 「MARKETS」タブから「BORROW」をクリック。
  • 「借り入れる仮想通貨の種類」「量」を選択。
  • 「BORROW」をクリック。

REWARDS(報酬の請求)

「REWARDS」タブから「CLAIM」をクリック。

LIQUID STAKING(リキッドステーキング)

BENQIのリキッドステーキングサイトのトップページから「Connect Wallet」を選択。

「接続するウェブウォレット」を選択。

「預け入れるAVAXの量」を入力して「STAKE」をクリック。

使うときの注意点やリスク

BENQIを使う時に気をつけることはあるの?

では、最後にBENQIを使うときの注意点リスクをまとめます。

Yodaka

Avalancheのリスクを継承する

BENQIは、Avalancheネットワーク上で稼働するシステムです。

そのため、Avalancheというシステム自体に問題がある場合、それらのリスクを継承することになります。

DeFiに特化したチェーンとして、多くの際立った強みを発揮する可能性があるAvalancheネットワークですが、2022年9月にはシステムの脆弱性が指摘されて修正することもありました。

Avalancheについて詳しく知ることがリスク管理の最も良い手段の一つとなります。

精算のリスク

BENQIはレンディングプロトコルであるため、借入をしている場合は精算のリスクがあります。

精算を防ぐためには、以下の2点を守ることが大切です。

  • 値動きの激しいトークンの借入を控える
  • 価格の安定した仮想通貨(ステーブルコインなど)を借りる

代表て的なDeFiレンディングプロトコルについて学ぶこともリスク管理になります。

Yodaka

DeFi特有のリスクについては以下の記事も参考にしてみて下さい。

Yodaka

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

Avalancheネットワークのレンディング系プロジェクトであるBENQIについて解説しました。

Yodaka

本記事の内容が参考になれば幸いです。

本記事のまとめ

BENQIはAvalancheネットワーク上で稼働する仮想通貨取引システム

仮想通貨の流動性提供・借入・リキッドステーキングができる

手数料は変動性で、担保比率に応じて変化する

ネイティブトークンはQI

veQIトークンを用いた独自の利回り増加戦略がある

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