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【注目DeFiプロジェクト】Pendle(ペンドル)って何?【特徴・仕組み・機能・使い方・注意点】

2023年4月30日

こんにちは、yodaka(よだか)です。

  • Pendle(ペンドル)って何?
  • 特徴仕組みを知りたい
  • 機能使い方を教えてほしい
  • 使うときの注意点リスクはあるの?

こんな悩みを解決する記事を用意しました。

Pendleとは、仮想通貨のデリバティブ取引用のDeFiプラットフォームです。

Yodaka

本記事を読んで、クリプト界隈で生き延びる知恵を身につけていってください。

本記事を読むと分かること

  • Pendleは何か?
  • Pendle特徴仕組み
  • Pendle機能
  • Pendle始め方・使い方
  • 使うときの注意点リスク

Pendleとは何か?

Pendleは、

仮想通貨のデリバティブ取引用のDeFiプラットフォーム

です。

Pendleのアプリを利用すると

  • 仮想通貨のスポット取引
  • 仮想通貨のオプション取引
  • 仮想通貨のプット・オプション取引
  • 仮想通貨の流動性提供
  • ガバナンスへの参加

を行うことができます。

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対応ネットワーク

です。

Pendleの優位性

Pendleが他のDeFiプラットフォームと大きく異なる点

  • 時価総額の小さいトークンでも価値を高める仕組みを実装している
  • トークンの価値を時間とともに決定する市場を提供していること
  • ユーザーがリスクを最小限に抑えながら取引を行うことができる

などが挙げられます。

本記事では、Pendleの特徴や仕組みを詳しく解説していきます。

Yodaka

開発・運営チーム

Pendleの開発チームは、オーストラリアとシンガポールに拠点を置くPendle Labs Pty Ltdが率いています。

CEOアンソニー・サスター(Anthony Sassano)氏で、ディレクターにはテュウ・ズウ(Tong Zou)氏がいます。

Pendleの公式ウェブサイトに開発チームの情報が掲載されています。また、PendleのGitHubリポジトリーには、開発に貢献しているコントリビューターのリストが掲載されています。

さらに、TwitterアカウントやDiscordチャンネルなどでは、プロジェクトの最新情報やシステムのアップデートなどについて積極的に発信しています。

Pendleの特徴

Pendleにはどんな特徴があるの?

Pendle特徴は主に4つ

  • Arbitrumネットワーク上でも稼働する
  • デリバティブ取引のプラットフォーム
  • 取引ペアごとにオプション価格を設定できる
  • AMMによる価格算出

一つずつ見ていきましょう。

Yodaka

Arbitrumネットワーク上でも稼働する

Pendleは、

Arbitrumネットワークでも稼働

しています。

https://l2beat.com/scaling/tvl

現在(2023年4月)、ArbitrumはイーサリアムのL2の中でトップクラスのTVLを誇り、最も期待の集まる領域の一つです。

特に、取引手続き完了のスピードが速いことイーサリアムのセキュリティレベルを継承できることがメリットです。

また、L2の中でも実用性の高いプロジェクトが数多く立ち上がってきているのも特徴の一つです。

DeFiに関わる方は、チェックしておいて損はない領域です。イーサリアムネットワークを便利に使えるようにしようとする領域には多くの競合がいます。OptimismやLayer Zero関連の競合もチェックもしておきましょう。

Yodaka
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デリバティブ取引のプラットフォーム

Pendle

仮想通貨のデリバティブ取引

を行うためのDeFiプラットフォームです。

具体的には、仮想通貨の

  • 「スポット取引」
  • 「オプション取引」
  • 「プット・オプション取引」

を行うことができます。

それぞれの取引のおおまかな特徴については以下の通り。

Yodaka
  1. 仮想通貨のスポット取引
    Pendleは、ユーザーが主要な仮想通貨のスポット取引を行うことができます。Pendleは、各種暗号通貨のスポット取引を可能にするために、UniswapやSushiSwapなどの分散型取引所と連携しています。
  • メリット:他の取引所と同様に、主要な暗号通貨のスポット取引が可能であり、世界中のユーザーが利用できます。
  • デメリット:スポット取引には市場の変動によるリスクが伴います。また、他の取引所と同様に、取引手数料が発生します。
  1. オプション取引
    Pendleは、オプション取引を提供しています。オプション取引は、将来の価格変動に対するヘッジや、価格変動の利益確定を目的として利用されます。
  • メリット:オプション取引は、将来の価格変動に対する保護を提供することができます。また、オプション取引により、将来の利益を確定させることができます。
  • デメリット:オプション取引には、取引の結果として損失を被る可能性があります。また、取引手数料が発生します。
  1. プット・オプション取引
    Pendleは、プット・オプション取引を提供しています。プット・オプションは、価格が下落した場合に利益を得ることができる取引方法です。
  • メリット:プット・オプションは、市場の下落に対するヘッジや、利益確定を目的として利用されます。プット・オプションにより、市場が下落しても利益を得ることができます。
  • デメリット:プット・オプションには、取引の結果として損失を被る可能性があります。また、取引手数料が発生します。
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取引ペアごとにオプション価格を設定できる

Pendleは、仮想通貨取引所やその他のプロトコルとは異なり、

取引ペアごとにオプション価格を設定できること

が強みです。

同様のオプション機能を持つプロトコルとして、OpynHegicなどがあります。

しかし、Pendleはこれらの競合他社とは異なり、他のDeFiプロトコルとも連携しています。

たとえば、PendleはUniswapとも統合されており、Uniswap v3のリリースと同時に、Uniswap v3上でPendleのオプション取引が可能になりました。

また、他のDeFiプロジェクトとの提携も積極的に進めており、セキュリティーアダプターやPendleのストラテジーを実装するパートナーを募集しています。

Pendleの最大の強みは、

オプション取引を非常に柔軟かつカスタマイズ可能にすること

であり、他のプロトコルやプラットフォームとの協力を通じて、より多くのユーザーにアクセスできるようにしています。

AMMによる価格算出

Pendleは、

時価総額の低いトークンに対しても市場価格を設定し、適切な価格で取引可能にする仕組み

を提供しています。

具体的には、Pendleは

オンチェーンで発生したトランザクションデータを解析し、トークンの価格情報を取得

します。このデータは、リアルタイムで更新されるため、市場価格に即した価格設定が可能です。

この価格設定に基づき、Pendleは流動性プールを提供します。

ここでは、時価総額の低いトークンを含む流動性プールが提供されます。

このプールには、ユーザーがトークンを供給し、トークンを交換することができます。Pendleは、供給されたトークンをバランス良く配置し、流動性を提供します。これにより、トークンの市場価格が適切に設定され、取引が容易になります。

また、Pendleは、流動性プールに参加したユーザーに報酬を提供することで、より多くのユーザーが参加するように促しています。ユーザーは、トランザクション手数料流動性提供者報酬を受け取ることができます。

これにより、Pendleは、

時価総額の低いトークンに対しても適切な価格を設定し、取引が円滑に行われるように支援

しています。

Pendleがオンチェーンで発生したトランザクションデータを解析する際には、主に

Ethereumブロックチェーンのデータを利用

しています。Ethereumブロックチェーンには、

  • 各トランザクションの送信元アドレス
  • 受信先アドレス
  • 送信されたトークンの数量
  • タイムスタンプ

などの情報が含まれており、これらの情報を解析することで、トークンの需要供給の状況市場価格の動向を把握することができます。

また、Pendleは他のDeFiプロトコルとの連携も行っており、これらのプロトコルから提供されるデータも活用しています。

補足

他のDeFiプロトコル」とは、Pendleが価格情報を取得するために利用する、他の分散型金融プラットフォームやブロックチェーン上のプロトコルのことを指しています。具体的には、UniswapSushiswapBalancerCurveなどの分散型取引所の価格情報や、ChainlinkBancorなどの「価格データプロバイダーから提供される情報」などが含まれます。Pendleはこれらのプロトコルとの連携によって、より正確な価格情報を取得し、低い時価総額のトークンにも適正な価格を提供することができます。

各プロトコルについては、以下の記事詳しく解説しています。参考にしてみてください。

Yodaka
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Pendleが稼働する仕組み

Pendleどんな仕組みで稼働しているの?

それでは、Pendle稼働する仕組みを詳しく解説します。

Yodaka

Pendleのメカニズム

Pendleプロトコルメカニズムの真価は、

将来のキャッシュフローを予測する市場を提供することで、トークンの価格を決定すること

にあります。

この市場には、資金提供者トークンの購入者が参加します。

資金提供者

特定のトークンに対してイールドを受け取る

ことができます。

一方、トークンの購入者

将来のキャッシュフローを予測し、そのトークンの価格を決定

します。

このようにして決まった価格に基づき、

トークンの購入者はトークンを取得し、資金提供者はイールドを受け取る

ことができます。

主要なDeFiプロジェクトとの違いはあるの?

それでは、UniswapBalancerとの比較で考えてみましょう。

Yodaka

例えば、UniswapBalancerなどの自動マーケットメーカー(AMM)は、トークンの価格を決定するために、トークンの供給量と需要量を用いてバランスを取っています

それに対してPendleは、

将来のキャッシュフローを予測する市場に基づいて価格を決定

しています。

これにより、市場に参加することで、トークンの将来のキャッシュフローを予測し、その価値を決めることができます。

Pendleプロトコルが収益を上げる仕組み

Pendleプロトコルは、

LPトークンを「スポット市場のユーザー」と「OTC流動性提供者」として共同オーナーシップする

ことで、2つの収益源を持っています。

これにより、スポット市場のユーザーは手数料を支払うことなく、OTC提供者は手数料を受け取ることができます。

OTC流送提供者

「OTC流動性提供者」とは、Over-The-Counter (OTC) という取引方法で流動性を提供するプロバイダーの略語です。

OTC取引とは、取引所に上場されていない銘柄や商品、仮想通貨などを扱う場合に用いられる、直接の売り手と買い手の間で取引が成立する方法です。

OTC流動性提供者は、この取引方法において流動性を提供し、トークンの取引を促進する役割を果たします。

「スポット市場のユーザー」と「OCT提供者」

具体的にはどんな仕組みになっているの?

それでは、仮想通貨ETHとDAIを例にあげて説明します。

Yodaka

スポット市場のユーザーの場合】

例えば、スポット市場のユーザーがETH/DAIトランザクションを行うと、そのトランザクションによって得られた手数料が、Pendleプロトコルの合意形成層であるストラテジストに支払われます。
その後、ストラテジストは手数料の一部をLPトークン保有者に分配し、自分の報酬として残りを取得します。

OTC提供者の場合】

一方、OTC提供者は、スポット市場での取引に対してOTCで流動性を提供することで手数料を稼ぎます。この場合、OTC提供者は自分でトランザクションを行うため、手数料の一部をPendleプロトコルに支払う必要があります。
そのため、OTC提供者は手数料の支払いと引き換えにLPトークンを受け取り、スポット市場のユーザーと共同オーナーシップを持ちます。

補足

「PendleにおけるOTC流動性提供者」とは、Pendleのトークン取引所であるUniswapやSushiswapなどのAMM(Automated Market Maker)と提携し、オフチェーンでの取引において流動性を提供することを意味します。

具体的には、Pendleプロトコル内でユーザーが作成したストラクチャードプロダクトの取引において、OTC流動性提供者は必要なトークンを提供し、そのトークンの価格をUniswapやSushiswapなどのAMMと連動させることで、Pendleプロトコル内での取引に流動性を提供する役割を担います。

OTC流動性提供者は、Pendleプロトコル内での取引において、ユーザーが求めるトークンの量に応じて価格を自動調整し、取引をスムーズに進めることができます。

また、OTC流動性提供者がAMMと連動させることで、市場価格に近い価格での取引が可能になります。

ただし、OTC流動性提供者は自己資金をリスクとして投入するため、市場の変動や価格変動によって損失を被る可能性があります。
そのため、PendleではOTC流動性提供者に対してリスク報酬を提供することで、リスクを補償することが考えられます。

懸念点

この仕組みにはどんな課題があるの?

考えられる懸念点としては、以下の2つが挙げられます。

Yodaka

この仕組みの懸念点としては、

ストラテジストが合意形成層にアクセスするために必要なポイントを支払う必要があること

が挙げられます。このポイントは、合意形成層にアクセスするために必要な手数料を支払うことができるかどうかによって異なります。

また、

②スマートコントラクトに不具合があった場合、ユーザーの資金が危険にさらされる可能性

があります。

これらのリスクを最小限に抑えるために、Pendleプロトコルは、

  • 高品質のコードレビュー
  • 脆弱性報告
  • 自動テスト
  • セキュリティ監査

を行うなど、セキュリティ面の対策に注力しています。

ただし、これらの監査も絶対の信頼性が保証されているわけではないので、自身で行えるリスク管理も非常に重要です。

Yodaka

Pendleのトークノミクス

Pendleのトークノミクスは、

ユーザーにトークンを保有することで、プラットフォームに参加する意欲を高めること

を目的としています。

PendleのネイティブトークンPENDLEです。

PENDLEトークンは、

  • Pendleプロトコル上での取引
  • 取引ペアの作成などの機能を使用するために必要な手数料

として使用されます。

また、PENDLEの供給量は、プロトコルの使用量に応じて調整されます。

つまり、

プロトコルの使用量が増加するにつれ、PENDLEの供給量も増加する

ということです。

さらに、PENDLEのホルダーは、プロトコル上で実行される収益を受け取ることもできます。資金提供者が受け取るイールドの一部は、PENDLEのホルダーに分配されます。

また、Pendleは、PENDLEを持つユーザーに対して、取引手数料の割引などの特典を提供することも計画しています。

このようにして、PENDLEは、Pendleプロトコルの中心的な役割を果たし、ユーザーにとっても利益をもたらすトークンとなっています。

ネイティブトークンPENDLE

PENDLEトークンは、Pendleプロトコルのエコシステム内での利用に重要な役割を果たしています。

PENDLEトークンの発行量は、固定されており、最大供給量1億枚です。

以下に、PENDLEトークンの機能と技術的な仕組みについて詳しく説明します。

Yodaka
  1. ユーティリティトークン
    PENDLEトークンは、ユーティリティトークンとしての役割を持っています。具体的には、以下のような機能があります。
  • ユーザーはPENDLEトークンを使用して、Pendleプロトコルでの取引手数料を支払うことができます。例えば、PENDLEトークンを使用して、流動性提供やストラテジーの実行などを行うことができます。
  • ユーザーはPENDLEトークンを使用して、Pendleプロトコル上での流動性提供を行うことができます。この流動性プールには、PENDLEトークンと他のトークンが含まれています。このようにして提供された流動性によって、プロトコル内でのトークン交換やストラテジーの実行が可能となります。
  1. 報酬トークン
    PENDLEトークンは、報酬トークンとしての役割も持っています。具体的には、以下のような報酬があります。
  • ユーザーは、PENDLEトークンを保有している場合、Pendleプロトコルでの流動性提供により報酬を得ることができます。
  • PENDLEトークンを保有しているユーザーは、Pendleプロトコルでの新しい機能の導入に対して報酬を受け取ることができます。
  1. ERC-20トークン
    PENDLEトークンは、ERC-20トークンとして発行されています。
    これにより、ETHなどの他のERC-20トークンと同じように、イーサリアムのブロックチェーン上で取引することができます。
  2. スマートコントラクト
    PENDLEトークンは、スマートコントラクトによって管理されています。
    これにより、Pendleプロトコル内でのトランザクションが自動的に処理されます。
    また、スマートコントラクトは、PENDLEトークンの流通量を制御し、供給量を調整することができます。
  3. AMM(Automated Market Maker)機能
    PENDLEトークンは、AMM機能によって価格が決定されます。
    これにより、市場におけるPENDLEトークンの価格は、市場の需要と供給に基づいて自動的に決定されます
  4. ガバナンストークン
    PENDLEトークンは、ガバナンストークンとしての役割も持っています。
    これにより、PENDLEトークンの保有者は、Pendleプロトコルの重要な決定に携わることができます。
    これは、ユーザーがプロトコルの決定に参加できるということを意味します。
    例えば、PENDLEトークン保有者は、プロトコルのアップグレードや新しい機能の導入に投票することができます。

PendlePendleの機能・使い方

Pendleにはどんな機能があるの?

Pendle主な機能

  • Learn(機能や仕組みを学ぶ)
  • Market(オプション取引)
  • Pools(≒流動性提供)
  • Dashboard(ダッシュボード)
  • vePendle(トークンの変換など)

一つずつ解説していきます。

Yodaka

Learn(機能や仕組みを学ぶ)

Learn

Pendleプロトコルを理解するための情報がまとめられているページ

です。

このページでできることは以下の5つです。

  1. プロトコルの概要を理解する
    ページ上部にある「Overview」セクションでは、Pendleプロトコルの概要や仕組みを簡単に理解することができます。また、ページ内にはPendleプロトコルに関する用語やコンセプトの解説もあります。
  2. プールの作成方法を学ぶ
    「Creating a Pool」セクションでは、Pendleプロトコル上でプールを作成する方法が詳細に解説されています。ユーザーはこのセクションを通じて、自分でプールを作成するための手順や必要な情報を得ることができます。
  3. リスク管理の方法を学ぶ
    「Managing Risks」セクションでは、Pendleプロトコル上でのリスク管理の方法が解説されています。ユーザーはこのセクションを通じて、Pendleプロトコル上でのリスク管理について学ぶことができます。
  4. FAQを確認する
    「FAQ」セクションでは、Pendleプロトコルに関するよくある質問がまとめられています。ユーザーはこのセクションを通じて、自分が抱えている疑問や不明点がFAQに含まれているかどうか確認することができます。
  5. Pendleに関するニュースをチェックする
    「News」セクションでは、Pendleに関する最新のニュースやアップデートが掲載されています。ユーザーはこのセクションを通じて、Pendleプロトコルに関する最新情報を入手することができます。

プロトコルの仕組みについて深く理解したい方は、Learnのページを読み込むことを推奨します。

Yodaka

Market(オプション取引)

Marketでは

Pendleのプラットフォーム上でオプション取引を行う

ことができます。

主な機能は以下の6つです。

  • プラットフォーム上で取引可能なトークンの一覧を見る
  • 取引したいトークンを選択し、購入または売却する
  • トレードの際に使用するトークンの数量を指定し、取引価格を設定する
  • オープンなオプションポジションを閲覧する
  • 自身が保有するオプションポジションの詳細を確認する
  • オプションの売却追加購入、またはキャンセルを行う

これらの機能により、ユーザーはPendleプラットフォーム上で簡単かつ効率的にオプション取引を行うことができます。

オプション取引の解説こちらから。

Yodaka

Pools(≒流動性提供)

Poolsでは

資金を提供し、資金を借りるためのリザーブプールを管理する

ことができます。

リザーブプールに関する操作手順(預け入れから貸し出しまで)は以下の通り。

  1. 自分が提供したいトークンと借りたいトークンを選択する
  2. リザーブプールを選択して、そのリザーブプールに提供するトークンの数量を決定する
  3. 提供したトークンの量に応じて、プール内で自分の所有権を表すトークンを受け取る(流動性提供の報酬を受け取ることができる)
  4. 自分の所有権を表すトークンを使って、プールからトークンを借りる
  5. プールから借りたトークンには、利息が発生する。(ユーザーは、返済期限までに利息と元本を支払い、所有権を表すトークンを返す)
  6. リザーブプールに提供されたトークンと借りられたトークンの利息は、リザーブプールの収益として、プール内のトークン所有者に分配される

ユーザーは、このページを通じて、自分のリスク許容度に応じて、リザーブプールの種類を選択し、リスクとリターンのバランスを調整することができます。

リザーブプールへの預け入れ仮想通貨の流動性提供と同じメカニズムです。

以下の記事を読むことで、「仮想通貨の流動性提供」に対する理解を深めることができます。

Yodaka

Dashboard(ダッシュボード)

Dashboard

Pendleプロトコルを利用してデリバティブ取引を行うためのダッシュボード

です。

利用できる機能は以下の通り。

  • ポートフォリオの一覧表示:所有するアセットの現在の価値、ポートフォリオのバランス、過去の取引履歴などを一覧で確認できます。
  • 取引履歴の表示:過去に行った取引の履歴を確認できます。
  • 決済履歴の表示:過去に行った決済の履歴を確認できます。
  • グラフ表示:各アセットの価格変動をグラフで表示しており、トレンドを確認できます。
  • トレードの実行:トレードページに移動し、ファンドを購入したり、ファンドを売却したりできます。
  • 取引手数料の設定:手数料の割合を変更することができます。

以上の機能を通じて、ユーザーは自分のポートフォリオの管理や取引履歴の確認、そして取引の実行ができます。

vePendle(トークンの変換など)

vePendle

PENDLEトークンとvePendleトークンに関する詳細な操作を行うためのページ

です。

このページの機能は以下の通り。

  1. vePendleトークンの総供給量や現在の価値を確認する
  2. ユーザーが保有するvePendleトークンの数量や現在の価値を確認する
  3. ユーザーが保有するvePendleトークンに基づく投票権の数量を確認する
  4. vePendleトークンを利用して、Pendleプラットフォームの意思決定に参加する

このページから行うことのできる具体的な操作は以下の通り。

  1. PENDLEトークンをロックして、vePENDLEトークンを受け取る。
  2. vePendleトークンをPENDLEトークンに変換する。
  3. vePendleトークンをロックして、ロック期間中にペンディング報酬を獲得する。ロックされたvePendleトークンは、その期間中には取引や送金などができなくなる。ロック期間が終了すると、ロックされたVE Pendleトークンはアンロックされ、通常のVE Pendleトークンに戻る。
  4. トークンのロック期間を更新したり、ロックを解除したりする。ロック期間中には報酬を受け取ることができるが、報酬の受け取りは自動的に行われるため、ユーザーが特別な操作をする必要はない。
  5. 自分が保有するvePendleトークンの数量や総価値を確認し、自身の投資ポートフォリオを管理する。
  6. vePendleトークンをPendleプラットフォームの意思決定に使用することができる。(投票に参加することで、プロトコルのアップグレードや方針の変更に影響を与えることができる)
  7. vePendleトークンを他のトークンと交換することができます。Pendleプラットフォーム上で、他のトークンとの交換も可能。
  8. vePendleトークンを他のユーザーに転送する。

Pendleの始め方

Pendle実際に使ってみたいけど、どうすれば良いの?

それでは、Pendle始め方を解説します。

Yodaka

①仮想通貨のウェブウォレットを作成する

まずは、仮想通貨を扱うウォレットアカウントを作成しましょう。

PENDLEのアプリは、RabbyXDEFI Walletなど複数のウォレットに対応しています。

既にMetaMaskなどの仮想通貨ウォレットを利用している方も、これらのウォレットを仲介することでPendleのアプリに接続することができます。

ウェブウォレットのアカウント作成については、以下の記事を参考にして下さい。

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ここからは、MetaMaskを使用した方法で解説を進めていきます。基本的な操作手順は同じなので、お好みのウォレットを使ってください。

Yodaka

②仮想通貨を購入・送金する

続いて、運用に必要な分の仮想通貨を準備します。

すでに何らかの仮想通貨を持っている方は、それを運用に転用できる場合もあります。

基本的には、イーサリアムネットワーク自体のガス代(手数料)となるETHが必要なので、運用に必要な仮想通貨としてETHを選択するのが無難でしょう。

仮想通貨の購入送金の方法は、以下の記事で具体的に解説しています。

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③Arbitrumネットワークにブリッジする(必要な場合)

https://bridge.arbitrum.io/

次に、購入したETHをArbitrumネットワークで使えるようにします。(Arbitrumで利用する場合)

この記事(→)では、Arbitrum Bridgeを利用したブリッジの方法が紹介されています。

Hop .Exchangeなどのブリッジプロトコルでもブリッジが可能です。

仮想通貨のブリッジについては、以下の記事を参考にしてください。

私が実際に利用しているブリッジプロトコル(Hop.Exchange)も併せて紹介します。

Yodaka
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 ④PENDLEのアプリと接続する

Pendleのアプリにアクセスして、画面右上の「Connect Wallet」をクリック。

接続するウォレットをクリック。(ここではRabbyを選択しています)

③ウォレットアドレスが反映されていれば、接続完了です。

使うときの注意点やリスク

Pendleを使う時に気をつけることはあるの?

では、最後にPendleを使うときの注意点リスクをまとめます。

Yodaka

Pendleのプラットフォームには、いくつかのリスクが存在します。

具体的には、市場の変動による価格変動リスクや、スマートコントラクトのセキュリティリスクがあります。また、PendleのトークンであるPENDLEの価格は市場によって決定されるため、価格変動リスクもあります。

Pendleは、リスクマネジメントに力を入れており、多くの対策を講じています。スマートコントラクトのセキュリティリスクに対しては、CodefiやCertikなどのオーディット会社による厳格なセキュリティ監査を実施しています。

また、Pendleは、価格変動リスクに対する保護を提供するため、AMMによる価格形成を採用しています。これにより、市場の変動があっても、取引に使用される資産の価格は安定します。

さらに、Pendleは、ユーザーに取引履歴やリターンに関する詳細な情報を提供することで、トランスペアレントな取引を実現しています。また、ユーザーがリスクを適切に管理できるように、リスク管理戦略のガイドラインを提供しています。

これらを踏まえた上で、Pendleの利用に関するリスクとその対策を見ていきましょう。

Yodaka

Arbitrumネットワークのリスクを継承する

Pendle

主にArbitrumネットワークで稼働するプロトコル

です。

そのため、その価値やセキュリティなどはArbitrumネットワークの発展状況に依存します。

リスク管理のためにはArbitrumに関する情報を定期的に確認することがリスク管理につながります。

そして、Arbitrumの土台はEthereumです。

【対策】

関連プロジェクトに関する基礎的な知識を身につけておくこと

がリスク管理の最も良い方法の一つです。

流動性提供のリスク

流動性提供を行う際に、覚えておかなければならないことが「インパーマネント・ロス」という概念です。

これは、

流動性提供に用いた仮想通貨が極端な値動きをすることによって引き起こされる可能性のある損失

のことです。

ものすごく簡単に言うと

流動性提供をしないで仮想通貨をそのまま保持していた方が(結果的に)利益率が高かった

という状況になることです。

インパーマネント・ロスが発生する仕組み具体的な対策については、以下に記事にまとめているので参考にしてみてください。

Yodaka

規制リスク

暗号資産市場は、まだ規制が整備されていないため、将来的に規制が強化された場合には、Pendleにも影響が出る可能性があります。

【対策】

暗号資産の市場に対する規制は、米国の影響を受ける可能性が高いため、

その領域の情報を定期的に集めるようにすること

がリスク対策になります。

また、規制が進んでも資産全体に大きなダメージが及ばないように資産全体に占める暗号資産の割合を調整するということも重要です。

トークンの価格変動のリスク

PENDLEトークンの価格は、需要と供給によって決まります。市場の状況によっては、価格が変動する可能性があります。

PENDLEトークンの価格変動リスクを緩和するために、Pendleは、エコシステムの成長に注力しています。

トークン保有者に対する報酬や、新しいトレーダーの獲得など、エコシステムの成長によって需要が高まることで、トークン価格の上昇が期待されます。

【対策】

この点についても

リスク管理ができない額のトークンをプロトコルに預け入れない

ということが有効なリスク対策になります。

DeFi特有のリスクについては、以下の記事も参考にしてみて下さい。

Yodaka

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

仮想通貨(暗号資産)のデリバティブ取引用のDeFiプラットフォームであるPendleについて解説しました。

Yodaka

本記事の内容が参考になれば幸いです。

本記事のまとめ

  • Pendle仮想通貨のデリバティブ取引用のプラットフォーム
  • 対応ネットワークEthereumArbitrum
  • 仮想通貨のオプション取引流動性提供などを行うことができる
  • ユーザーはオプション取引の価格をカスタマイズすることができる
  • 時価総額の低いトークンでも適切な市場価格で取引することができる仕組みを実装している
  • 多数のDeFiプロジェクトと連携して稼働している

-DeFi, 仮想通貨